狼の死刑宣告
狼の死刑宣告 / DEATH SENTENCE
青年ギャングに息子を殺された父親が、たった一人で復讐する。
本当にそれだけのストーリーで、今まで何回も作られてきたような作品ではありますが
結構見入って、面白く見ました。
どこか一作目の「マッドマックス」を思い起こさせるバイオレンス・ドラマ。
2007年 アメリカ映画 20世紀フォックス製作
監督:ジェームズ・ワン
製作:アショク・アムリトラジ ハワード・ボールドウィン カレン・ボールドウィン
原作:ブライアン・ガーフィールド
脚本:イアン・マッケンジー・ジェファーズ
撮影:ジョン・R・レオネッティ
編集:マイケル・N・クヌー
音楽:チャーリー・クロウザー
出演:ケヴィン・ベーコン ケリー・プレストン ギャレット・ヘドランド ジョン・グッドマン
青年ギャングに息子を殺された父親が、たった一人で復讐する。
本当にそれだけのストーリーで、今まで何回も作られてきたような作品ではありますが
結構見入って、面白く見ました。
どこか一作目の「マッドマックス」を思い起こさせるバイオレンス・ドラマ。
2007年 アメリカ映画 20世紀フォックス製作
監督:ジェームズ・ワン
製作:アショク・アムリトラジ ハワード・ボールドウィン カレン・ボールドウィン
原作:ブライアン・ガーフィールド
脚本:イアン・マッケンジー・ジェファーズ
撮影:ジョン・R・レオネッティ
編集:マイケル・N・クヌー
音楽:チャーリー・クロウザー
出演:ケヴィン・ベーコン ケリー・プレストン ギャレット・ヘドランド ジョン・グッドマン
内容は上に書いたとおり、一人の男の復讐劇というシンプルなもので
実際に殺傷事件や暴力犯罪が後を絶たない現代の映画らしく「憎しみは憎しみしか生まない」というメッセージ
もサラッとは描かれますけど結局主人公は復讐します(悪役にも「あんたは俺達と同類だ」なんて言われる)。
ありきたりで古臭いかもしれませんが、たまにはシンプルな映画もいいよねという安定感もあります。
とどのつまり、この作品は現代を舞台にした西部劇だと僕は思った。
クライマックスで、ストリートギャングのリーダーと刺し違え(というか撃ち違え、か?この場合は)
ボロボロになりながらも目的を果たす主人公。
何とか帰宅してホームビデオを眺めつつ(冒頭との対比にもなってます)
朦朧とする意識の中、思い出に浸りながら死を迎えようとするのだが
(決定付ける場面は無かったんですが首まで撃たれてるから助からないだろう)
この辺もどこか懐かしい印象を強めていた。実際70年代の作品群との比較をされてる
レビューも結構見受けられます。
ケヴィン・ベーコンはケヴィン・ベーコン数なる法則まである多作の俳優である。作品を選ばないということも
あるのかもしれないが、それ以上にどんなジャンルにもフィットする演技を見せてくれる実力派アクターだと言うことが
重宝される最大の要因だろう。今回もあくまで普通の男が復讐者に変わっていく姿を自然に演じています。
勢いに任せて犯人を殺してしまい、自分に疑いが向くのではないかという恐れや焦り
息子を失うのを防げなかった無念さとか、巧いですねえ。
今回は体を張ったアクションも熱演する(実際はスタントマンかもしれないけど)。
まあ、アラフィフのオジサンが20代(と思われる)の血の気の多いアンチャンたちを走って振り切るスタミナすげー!
とか最初こそ慣れない手つきで銃を扱っていたのに最終決戦では百発百中の腕前になっているとか
色々ありますが。あと、警察の無能さはこの手の作品ではデフォでしょ?
終盤、頭を剃りあげて最後の戦いに挑むのですが、剃り忘れたのか、後頭部に少しだけ残った髪が
鶏の鶏冠みたいで妙にカワイイ(笑)
悪役のギャレット・ヘドランドは同じような復讐モノのアクション映画「フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い」
では復讐する側を演じていましたっけ。この作品は基本的にシリアスストーリーなのに
全体の雰囲気は何故かコミカル
かと思ったらバイオレンスはしっかり炸裂するし(悪役の倒し方も後味悪い)
あまりいい印象は残らなかったな。見てる間は楽しめたけど。
実は僕と同世代のギャレット君、「トロイ」でアキレスの従兄弟パトロクロスを演じてデビューした美形俳優
なのですが「狼の死刑宣告」ではスキンヘッドに刺青、立派なガチムチ兄貴になっていて驚きました。
12月公開のSF超大作「トロン:レガシー」では主演に抜擢されており、今後が期待されます。
この作品の監督であるジェームズ・ワンは「SAW/ソウ」シリーズの生みの親である。
あの映画のヒットによりソリッドシチュエーションスリラーなるジャンルは確立され
(どうやら日本だけの呼称らしい。メロディックスピードメタルみたいなもんか)
サスペンス映画における悪役としてジグソウことジョン・クレイマーはあっという間に
ハンニバル・レクターと肩を並べる存在になった。こう書くとレクターファンに怒られそうだけど。
僕は「ソウ」シリーズはどんどん酷くなってると感じているが
(特に「3」は酷い。メチャメチャ残酷なことしてるのに”許せ”って・・・ねーわ)
それでも一作目は紛れも無い傑作だと思っている。
そんな「ソウ」シリーズがなんだかんだで7作も続いてる一方
ワンの監督としてのキャリアは低迷気味と言われている。
「ソウ」一回きりで才能を使い果した一発屋だったってことかなぁ。
個人的には傑作を撮れる力量はまだまだあると思うし、ヒットも飛ばせると思う。
同じアジア人として、頑張って欲しいです。
それにしても「ソウ ザ・ファイナル」で本当に終わるんでしょうか?
早々とシリーズ復活しそうな気がしないでもないね、「ソウ ネクスト・ジェネレーション」とかいうタイトルでw
実際に殺傷事件や暴力犯罪が後を絶たない現代の映画らしく「憎しみは憎しみしか生まない」というメッセージ
もサラッとは描かれますけど結局主人公は復讐します(悪役にも「あんたは俺達と同類だ」なんて言われる)。
ありきたりで古臭いかもしれませんが、たまにはシンプルな映画もいいよねという安定感もあります。
とどのつまり、この作品は現代を舞台にした西部劇だと僕は思った。
クライマックスで、ストリートギャングのリーダーと刺し違え(というか撃ち違え、か?この場合は)
ボロボロになりながらも目的を果たす主人公。
何とか帰宅してホームビデオを眺めつつ(冒頭との対比にもなってます)
朦朧とする意識の中、思い出に浸りながら死を迎えようとするのだが
(決定付ける場面は無かったんですが首まで撃たれてるから助からないだろう)
この辺もどこか懐かしい印象を強めていた。実際70年代の作品群との比較をされてる
レビューも結構見受けられます。
ケヴィン・ベーコンはケヴィン・ベーコン数なる法則まである多作の俳優である。作品を選ばないということも
あるのかもしれないが、それ以上にどんなジャンルにもフィットする演技を見せてくれる実力派アクターだと言うことが
重宝される最大の要因だろう。今回もあくまで普通の男が復讐者に変わっていく姿を自然に演じています。
勢いに任せて犯人を殺してしまい、自分に疑いが向くのではないかという恐れや焦り
息子を失うのを防げなかった無念さとか、巧いですねえ。
今回は体を張ったアクションも熱演する(実際はスタントマンかもしれないけど)。
まあ、アラフィフのオジサンが20代(と思われる)の血の気の多いアンチャンたちを走って振り切るスタミナすげー!
とか最初こそ慣れない手つきで銃を扱っていたのに最終決戦では百発百中の腕前になっているとか
色々ありますが。あと、警察の無能さはこの手の作品ではデフォでしょ?
終盤、頭を剃りあげて最後の戦いに挑むのですが、剃り忘れたのか、後頭部に少しだけ残った髪が
鶏の鶏冠みたいで妙にカワイイ(笑)
悪役のギャレット・ヘドランドは同じような復讐モノのアクション映画「フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い」
では復讐する側を演じていましたっけ。この作品は基本的にシリアスストーリーなのに
全体の雰囲気は何故かコミカル
かと思ったらバイオレンスはしっかり炸裂するし(悪役の倒し方も後味悪い)
あまりいい印象は残らなかったな。見てる間は楽しめたけど。
実は僕と同世代のギャレット君、「トロイ」でアキレスの従兄弟パトロクロスを演じてデビューした美形俳優
なのですが「狼の死刑宣告」ではスキンヘッドに刺青、立派なガチムチ兄貴になっていて驚きました。
12月公開のSF超大作「トロン:レガシー」では主演に抜擢されており、今後が期待されます。
この作品の監督であるジェームズ・ワンは「SAW/ソウ」シリーズの生みの親である。
あの映画のヒットによりソリッドシチュエーションスリラーなるジャンルは確立され
(どうやら日本だけの呼称らしい。メロディックスピードメタルみたいなもんか)
サスペンス映画における悪役としてジグソウことジョン・クレイマーはあっという間に
ハンニバル・レクターと肩を並べる存在になった。こう書くとレクターファンに怒られそうだけど。
僕は「ソウ」シリーズはどんどん酷くなってると感じているが
(特に「3」は酷い。メチャメチャ残酷なことしてるのに”許せ”って・・・ねーわ)
それでも一作目は紛れも無い傑作だと思っている。
そんな「ソウ」シリーズがなんだかんだで7作も続いてる一方
ワンの監督としてのキャリアは低迷気味と言われている。
「ソウ」一回きりで才能を使い果した一発屋だったってことかなぁ。
個人的には傑作を撮れる力量はまだまだあると思うし、ヒットも飛ばせると思う。
同じアジア人として、頑張って欲しいです。
それにしても「ソウ ザ・ファイナル」で本当に終わるんでしょうか?
早々とシリーズ復活しそうな気がしないでもないね、「ソウ ネクスト・ジェネレーション」とかいうタイトルでw
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