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LOOP/ループ 時に囚われた男

LOOP/ループ 時に囚われた男

2016年 ハンガリー映画

原題 HUROK

監督・脚本:イシュティ・マダラース
撮影:アンドラス・ナギ
編集:ゾルタン・コヴァチ
音楽:アドリアン・フォークス  ルチオ・ゴドイ

出演:ディーネシュ・サーラズ  ドリナ・マルティノヴィチ  ジョルト・アンゲル

今回もいくつかレビューさせていただく予定ですが、一本目はこの作品

ループネタの作品で、ちょっと微妙だったかな…でも、せっかくなので書きます

ハンガリー映画なので出演者は全く知らない人ばかりですが、それもまた新鮮
曇った空や寒そうな空気感がいかにも東ヨーロッパという雰囲気を出しています

主人公はブロンドをスポーツ刈りにしたイケメン、アダム
ちょっと「パシフィックリム」の主役の人、チャーリー・ハナムに似てますね

地下鉄でホームレスのおじいさんにフランスパンを分けてあげたりする優しい人...
と思いきや、自分の部屋に戻ってからはどうも堅気ではない様子で

このアダムは、薬品の密売で生計を立てている小悪党
恋人アンナは仕事の相棒でもある
これでもアダムは偉い医者の息子
で、お父さんが働く病院の警備責任者がアダムのボスで
ボスが病院からちょろまかしたブツを彼が捌く
さらにアンナが妊娠していると知ると、即座に「おろせ」と迫ります

はい、クズですね

このクズ野郎の主人公がループに巻き込まれてどう変わっていくかも見どころなのですが

はっきり言って今まで見てきたこの手の作品に比べてダントツでわかりにくい演出

まず、アダムが「俺ってループしてる」って気づくまでの展開がまどろっこしい

アダムはボスと縁を切り、金だけ持って高跳びするつもりでしたが
それを拒否したアンナと喧嘩し、一人で行こうとする
何か思うところがあるようで、彼女へのヴィデオメッセージを残そうとする
しかし、高跳び先へ行くチケットがないことに気づき、アンナが持ち去ったと悟った彼は
急いで外に飛び出し、すぐアンナを見つける。ものすごい剣幕で怒るアダム
しかしアンナの反応がおかしい、「さっき死んだはずなのに?!」
訳が分からないアダムだが、とにかくチケットを返せ!と怒鳴る
また喧嘩が始まるが、そしたら急に飛び出してきた車にひかれてアンナは死ぬ

動転してその場から逃げ出したアダムは、しばらくして現場に戻り
アンナが残したヴィデオテープを拾う、それを自宅のアパートで再生すると
自分とそっくりの男が自分と全く同じ動きをして、しまいには殺されてしまう映像だった…

あー、疲れた!映像で見るとそうでもないでしょうが文章で書くとしんどいです!

この後、裏切られたと知って激おこのボスがアンナを人質に部屋に乗り込んできて
ヴィデオの通り、アダムは殺される
隙を見てテープを持ち外に飛び出したアンナは男とぶつかる
その男はこれまたアダム!さっき死んだはずの恋人!
そしてまた死ぬアンナ

この時点で正直、頭が痛くなります

アンナの死を目の前で見たアダムがその後、彼女と会って
アダムが死んだあともアンナは彼と会う

別に時間が戻ってるわけじゃなくて、二人が死んでも、周囲の時間はそのまま進んでいるみたいです
でも、次のアダムとアンナは出てくる、って一体どこから?

これがね~、どうにもすっきりしない

その点、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」はわかりやすかったね
死んた瞬間にスタート地点に戻るから

同じ時間、同じ空間に複数のアダムがいたり
アダムが相手の反応を不思議がったり、身に覚えのないことを言われたりするのは
別の自分がすでに行動をおこしていて、っていう
そういう伏線を回収していくのは面白かった

二人のアダムが戦って、一方を殺してしまうなんて展開もあります
一人はクズ野郎のままのアダムで、もう一人はアンナを救いたいアダム

しかし「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では過去と未来の同一人物が接触してはいけないって
あれほど強調されてたのに、「ルーパー」といいあっさり接触してて笑える
同じことやった「タイムコップ」の悪役はドロドロに溶けたのにね

アンナがアダムとは違う別の男とぶつかったことでループが終わったと分かり
ハッピーエンド

とはいかず

ラスト、二人で乗った地下鉄で冒頭に登場したお爺さんが再び出てきて、もしや?
という曖昧な終わり方

どういう条件でループが始まり、また終わるのか、どうせはっきりしないのだし

もう、このお爺さんが人間ではない何かでアダムを悪夢やら無間地獄やらに
捕えようとしているってことにしといたほうがしっくりくる(笑)

つまらなくはなかったけど、SFっぽい要素以外は
生々しい犯罪もののテイストなのでファンタジーっぽいワクワク感はなかったですね
ファンタジーではないから当然だけどw不思議設定のミステリーでした

次は”ド”ファンタジー映画のレビューにします


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バーンズ

Author:バーンズ
2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

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