グレートウォール
お久しぶりです!
今年一回目のレビューはこれ
グレートウォール
2016年 アメリカ・中国合作映画 ユニヴァーサル&レジェンダリー製作
原題 [ 長城 ]
英題 [ THE GREAT WALL ]
監督:チャン・イーモウ
製作:トーマス・タル
原案:マックス・ブルックス エドワード・ズウィック マーシャル・ハースコヴィッツ
脚本:カルロ・バーナード ダグ・ミロ トニー・ギルロイ
撮影:スチュアート・ドライバーグ チャオ・シャオティン
プロダクションデザイン:ジョン・マイヤー
衣装:マイェス・C・ルベオ
編集:メアリー・ジョー・マーキー クレイグ・ウッド
音楽:ラミン・ジャワディ
出演:マット・デイモン アンディ・ラウ ジン・ティエン ウィレム・デフォー
最初、チャン・イーモウ監督、マット・デイモン主演の歴史大作と聞いて
文芸路線の真面目な作品かと思ったら
その実態はモンスターバトルのバカ映画だった
大量の製作費を湯水のように使った超大作だが
アメリカでは爆死、大コケ
中国本土ではヒットしたが何せ金をかけすぎたので
ちょっとやそっとで回収できる事態ではなかった
一年前のアカデミー賞では司会にいじられ
多分、ゴールデンラズベリー賞にも絡むだろう
ズッコケムーヴィーの系譜に新たな伝説が加わった
しかし、そういう映画は見てみると結構面白いということが少なくない
これもそう
テンポの速さや見せ場の連続で飽きさせない展開は
「ザ・グリード」とか「ディープ・ブルー」を思い出す
中華映画らしい色彩は鮮やかととるかゴテゴテととるか、好き嫌いが分かれそう
でも「プロミス」よりは抑えてたかな
楽しめる娯楽映画なのですが、話は非常に大味でしたね
挫折を味わった男が異国の地で誇りを見出し、再び立ち上がる
最近でも「ラストサムライ」「アバター」「ジョン・カーター」などでよく見てきた流れですが
(そもそも最初は「ラストサムライ」のE・ズウィックが監督する予定だったとか)
この映画の主人公ウィリアムはヒロインの女戦士に惚れたから、中国軍と運命を共にする
そういう風にしか見えません
また彼は中国人の若い兵士をモンスターの襲撃から救うのですが
それ以後、この若者を気にかけ励ましたりする
若者のほうもウィリアムを慕ったりしてね
今まで一匹狼の流れ者だったから、こんな経験なかったんだろうなってのはわかるけど
そのあたりが単純というか浅いなあ、と思った
作ってる側もそれは承知で勢いで突っ走ってるので正しいっちゃ正しい
バトルシーンはジョン・ウーが撮ったのかってくらい派手だし
(「レッドクリフ」よりよっぽどジョン・ウーっぽいw)
ちょっと中国の皆さん、かっこよすぎで、うまく乗せられてしまった
中国のニュースを見聞きしたりすると、現実に引き戻されて複雑ですが
それが夢であり虚構というものです
また、ヒロインがかなり美人でしてね
この女優さんが「パシフィック・リム2」にも出るそうで
全然興味なかったのに見たくなっちゃったじゃん
反面、ウィレム・デフォーの扱いが雑すぎましたね
でも他の作品でも時々こういう使われ方するからなあ、この人
実は、今回、最も印象が変わったのは主役のマット・デイモンでした
僕、前から書いてきましたが、彼が苦手で
作品選びの優等生っぽい感じとか、ゴリラ系のルックスとか、いろいろね
嫌いとは言えないけど主役としては地味だよな~、と
まあ結局は好きではなかったよね(笑)
でも、こんな作品に出るってことが意外だったし
しかもロン毛でポニーテールにして、ネットではあまりのいけてなさに騒然としたらしい
僕は案外、似合ってるように見えました
ちょっとクリヘムっぽかったし、ニコラス・ケイジみたいな痛々しさもない
さらにゴリラっぽいゲルマン系の顔が不思議なほどに
古い時代の絵面になじんでて、中世の戦士の雰囲気が出てました
現代のホワイトカラー、弁護士とか学者よりも本来はこっち方面の顔つきだったんだなとしみじみ
拘束されて引き立てられるとこなんて、捕獲されたゴリラにしか見えず
…ってゴリラネタしつこすぎですね、すいません
それはさておき中世のコスプレをしたマットさんが
弓の達人に扮して百発百中でモンスターを倒していく
何かの冗談としか思えない光景でした
それでも、僕は思ったのでした
マット、かっこいい
ボーン三部作ですら一度も思ったことがなかった僕が、ですよ!!
ってか2016年のセルフタイトル作品はクソすぎじゃね?!
見事モンスターを倒した後は、どうみても惚れてるに違いないヒロインへの思いを抑えて
相棒とともにヨーロッパへと戻っていく、その表情は晴れやかだった
僕、ちょっとマットのファンになったw
ところが、今じゃマットはブーイングの嵐で嫌われ者だそうじゃないですかあ
アメリカの国民的人気スターだったのに、人生わかりません
ただ、長い目で見たら復活するでしょう、がんばれマット!
今年一回目のレビューはこれ
グレートウォール
2016年 アメリカ・中国合作映画 ユニヴァーサル&レジェンダリー製作
原題 [ 長城 ]
英題 [ THE GREAT WALL ]
監督:チャン・イーモウ
製作:トーマス・タル
原案:マックス・ブルックス エドワード・ズウィック マーシャル・ハースコヴィッツ
脚本:カルロ・バーナード ダグ・ミロ トニー・ギルロイ
撮影:スチュアート・ドライバーグ チャオ・シャオティン
プロダクションデザイン:ジョン・マイヤー
衣装:マイェス・C・ルベオ
編集:メアリー・ジョー・マーキー クレイグ・ウッド
音楽:ラミン・ジャワディ
出演:マット・デイモン アンディ・ラウ ジン・ティエン ウィレム・デフォー
最初、チャン・イーモウ監督、マット・デイモン主演の歴史大作と聞いて
文芸路線の真面目な作品かと思ったら
その実態はモンスターバトルのバカ映画だった
大量の製作費を湯水のように使った超大作だが
アメリカでは爆死、大コケ
中国本土ではヒットしたが何せ金をかけすぎたので
ちょっとやそっとで回収できる事態ではなかった
一年前のアカデミー賞では司会にいじられ
多分、ゴールデンラズベリー賞にも絡むだろう
ズッコケムーヴィーの系譜に新たな伝説が加わった
しかし、そういう映画は見てみると結構面白いということが少なくない
これもそう
テンポの速さや見せ場の連続で飽きさせない展開は
「ザ・グリード」とか「ディープ・ブルー」を思い出す
中華映画らしい色彩は鮮やかととるかゴテゴテととるか、好き嫌いが分かれそう
でも「プロミス」よりは抑えてたかな
楽しめる娯楽映画なのですが、話は非常に大味でしたね
挫折を味わった男が異国の地で誇りを見出し、再び立ち上がる
最近でも「ラストサムライ」「アバター」「ジョン・カーター」などでよく見てきた流れですが
(そもそも最初は「ラストサムライ」のE・ズウィックが監督する予定だったとか)
この映画の主人公ウィリアムはヒロインの女戦士に惚れたから、中国軍と運命を共にする
そういう風にしか見えません
また彼は中国人の若い兵士をモンスターの襲撃から救うのですが
それ以後、この若者を気にかけ励ましたりする
若者のほうもウィリアムを慕ったりしてね
今まで一匹狼の流れ者だったから、こんな経験なかったんだろうなってのはわかるけど
そのあたりが単純というか浅いなあ、と思った
作ってる側もそれは承知で勢いで突っ走ってるので正しいっちゃ正しい
バトルシーンはジョン・ウーが撮ったのかってくらい派手だし
(「レッドクリフ」よりよっぽどジョン・ウーっぽいw)
ちょっと中国の皆さん、かっこよすぎで、うまく乗せられてしまった
中国のニュースを見聞きしたりすると、現実に引き戻されて複雑ですが
それが夢であり虚構というものです
また、ヒロインがかなり美人でしてね
この女優さんが「パシフィック・リム2」にも出るそうで
全然興味なかったのに見たくなっちゃったじゃん
反面、ウィレム・デフォーの扱いが雑すぎましたね
でも他の作品でも時々こういう使われ方するからなあ、この人
実は、今回、最も印象が変わったのは主役のマット・デイモンでした
僕、前から書いてきましたが、彼が苦手で
作品選びの優等生っぽい感じとか、ゴリラ系のルックスとか、いろいろね
嫌いとは言えないけど主役としては地味だよな~、と
まあ結局は好きではなかったよね(笑)
でも、こんな作品に出るってことが意外だったし
しかもロン毛でポニーテールにして、ネットではあまりのいけてなさに騒然としたらしい
僕は案外、似合ってるように見えました
ちょっとクリヘムっぽかったし、ニコラス・ケイジみたいな痛々しさもない
さらにゴリラっぽいゲルマン系の顔が不思議なほどに
古い時代の絵面になじんでて、中世の戦士の雰囲気が出てました
現代のホワイトカラー、弁護士とか学者よりも本来はこっち方面の顔つきだったんだなとしみじみ
拘束されて引き立てられるとこなんて、捕獲されたゴリラにしか見えず
…ってゴリラネタしつこすぎですね、すいません
それはさておき中世のコスプレをしたマットさんが
弓の達人に扮して百発百中でモンスターを倒していく
何かの冗談としか思えない光景でした
それでも、僕は思ったのでした
マット、かっこいい
ボーン三部作ですら一度も思ったことがなかった僕が、ですよ!!
ってか2016年のセルフタイトル作品はクソすぎじゃね?!
見事モンスターを倒した後は、どうみても惚れてるに違いないヒロインへの思いを抑えて
相棒とともにヨーロッパへと戻っていく、その表情は晴れやかだった
僕、ちょっとマットのファンになったw
ところが、今じゃマットはブーイングの嵐で嫌われ者だそうじゃないですかあ
アメリカの国民的人気スターだったのに、人生わかりません
ただ、長い目で見たら復活するでしょう、がんばれマット!
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