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スキャナーズ

スキャナーズ / SCANNERS

1981年 カナダ映画

監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
製作:クロード・エロー
撮影: マーク・アーウィン
編集:ロナルド・サンダース
音楽: ハワード・ショア

出演:スティーブン・ラング  マイケル・アイアンサイド  パトリック・マクグーハン

グロテスクホラーの鬼才デヴィッド・クローネンバーグの出世作ということで
見ましたが、これはアタリでした。面白さという点では今回で一番でしたね

スキャナーズと呼ばれる超能力者が善悪に分かれて戦うというあらすじは
ホラーっぽさは薄く、むしろサスペンスに近かったですが
画面で繰り広げられる光景が凄まじいので、小さいときに見てたらトラウマものだ
「北斗の拳」で頭や体が内側から破裂するのは、これを見て参考にしたそうだし
「ジョジョの奇妙な冒険」にも影響があるとか



予告の時点で見せててワロタ

怖かったといえば、主人公が悪役の行方を捜して同じ能力者を訪ねると
ことごとく殺し屋が現れるんですが
そこで能力者仲間が殺される描写が妙にリンチっぽくて生々しかったですね
あ、私刑って意味のほうで監督じゃないですよ、そういえばその人もデヴィッドだw

クライマックスの能力対決は
血管浮き出て、肌は剥がれ落ちるし
気持ち悪いけど見入ってしまう。
特殊メイクも凄いけど、役者さんも大変だ
目を見開いて睨み付けたり、筋をピクピクさせたり

主役の人は、「ドクターハウス」のヒュー・ローリーや
現在、人気のあるベネディクト・カンバーバッチ辺りに似てました
IMDBを見ると出演作が非常に少ないので、早くに引退されたのかな?
悪役のアイアンサイドより4歳も年上なのが驚き

そのマイケル・アイアンサイドも
この映画で注目されたようですね
当時30歳くらいで、髪はすでに薄いけど
結構かっこいいのにびっくり

それにしても、この映画の能力者はメインの二人が極端に際立っていて
他はそうでもないかな、という感じですが
この二人に関してはテレパシーだけでなく、催眠、洗脳、人を吹き飛ばして壁にたたきつける
コンピューターに侵入する(ハッキングってことだよね?81年の映画なのに凄い先取り)
発火燃焼etcと、もう万能状態です

今、毎週やってる「ジョジョ」とか見てると
ひとりの人間が持てる能力はひとつだけって感じだったんですが
超能力映画が黎明期だったころは何でもできる神の力ってイメージだったのかな
そういうところは時代を感じましたね


主役の人、カンバーバッチに何となく似てるなぁと思ってたら
当のバッチさんはこんな映画に主演しています
魔術師という触れ込みですが、超能力者と似たようなもんですかね
映像の最後はそれらを通り越して凄いことになっています
かなり期待している映画です



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非公開コメント

ほとばしってますね(笑)

予告編でこんなの見せても大丈夫な時代だったんですね~。
確かに子供が見たらトラウマものっぽいです。
タイトルはずいぶん前から知っていて、観たいなぁと思っていた作品なんですよ。

なんでもできる超能力者と言えば、最近だと斉木楠雄とかかな。コントロールが難しかったり、色々制限があるみたいですが。
なんでもでき過ぎると話をつくるのが難しくなっちゃうんでしょうね~。

4作品目もご参加ありがとうございました♪

Re: ほとばしってますね(笑)

> 予告編でこんなの見せても大丈夫な時代だったんですね~。

今のほうが暴力描写はずっと過激になってると思いますが、それらは年齢制限かかってますよね
こんな風に誰でも見れる環境でも流せるっていう時代だったんでしょうね
TVでも衝撃映像とか特集番組やってたみたいですし

アニメのテラフォーマーズだったかな、残酷なとこに黒丸がかぶさりすぎてて
画面がほとんどわからなかったとか

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バーンズ

Author:バーンズ
2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

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