ニンジャ・アベンジャーズ
ニンジャ・アベンジャーズ / NINJA : SHADOW OF A TEAR
2013年 アメリカ映画 ミレニアム・フィルムズ製作
監督:アイザック・フロレンティーン
脚本:デヴィッド・ホワイト
撮影:ロス・クラークソン
編集:イリット・ラズ
音楽:ローガン・メイダー ジェラルド・マリーノ
ファイト・コレオグラファー:ティム・マン
出演:スコット・アドキンス ケイン・コスギ 肘井美佳
2013年 アメリカ映画 ミレニアム・フィルムズ製作
監督:アイザック・フロレンティーン
脚本:デヴィッド・ホワイト
撮影:ロス・クラークソン
編集:イリット・ラズ
音楽:ローガン・メイダー ジェラルド・マリーノ
ファイト・コレオグラファー:ティム・マン
出演:スコット・アドキンス ケイン・コスギ 肘井美佳
このブログにちょくちょく名前が出るアクションスター、スコット・アドキンス主演のニンジャ映画。
実は2009年製作の「NINJA」の続編ですが
主人公のアメリカ人が日本の忍術の継承者(妻は日本人)ということだけわかってれば
今作だけでもOK。僕も前作見てないしね。
さて、これはまぎれもないバカ映画である。
邦題からもそのテイストがやんわりと伝わってくるし
冒頭で、大戦時の報道映像で
「日本には古来から闘集団ニンジャが存在して、連合軍の進路を阻んでいる」
なんてことを大真面目にやっていて、その時点でバカ全開である。
狙ってやってるんだろうけど。
でも、ニンジャへのすごい憧れは伝わる
ニンジャの武具をこしらえる描写がやけに丁寧だったから。
魚の毒を針に塗ったり、腕に飛び道具の仕掛けを仕込んだり
黒装束をまとって戦うシーンは、世界中の人が持ってるNINJAのイメージそのもの
今の時代によくぞここまでストレートに再現してくれたものだ
ストーリーは至極単純です。
妻の敵を討つ、それだけ。でも、その一本筋が通ってるから最後までダレずに見れる。
ちょっと単純すぎやしないか、という気もするが、そこは目をつぶって
妻を殺されたスコアドさんが犯人を捜す過程で
行く先々で邪魔するやつを片っ端からぶちのめしていきます。
スコアドさんの兄弟子がケイン・コスギ。
殺された妻とも親しかったので、葬儀に駆けつけてくれる。
彼は確か堂本剛の「金田一少年の事件簿」に出てましたね、あと何だっけ安達祐実が主役のナントカ伝説。
それはおいといて実はこのケインさんが黒幕なんですね。
妻が殺される、彼女は由緒ある家柄の娘だから、それに関係あるに違いない!
↓
先代の師匠(妻の父親)に追放されたゴローってやつが東南アジアで麻薬組織を築いてるらしい
そいつが犯人だー
となって、激おこのスコアドさんが単身、乗り込んでやっつけるのですが
すべてケインさんのはかりごと
ケインさん、道場主の裏で麻薬を売りさばいており
商売敵のゴローを何とか消したい、そうだ弟分のスコアドをけしかけようという魂胆
奥さんを殺してそれをゴローの仕業に見せかけたのですね。
全くもってド外道のケイン、そして完全にとばっちりのゴロー。
でも、スコアドさん、犯人ではないゴローを殺したとわかっても
対して後悔してるようには見えない
人違いだけど麻薬売ってる悪人だから別にいいだろってもんで気にしてないようだ
まぁ、ちょっと前のアクション映画なんて、みんなそんなノリだった記憶があるし
見てるほうもそれで気にならなかった。
そんな単純明快なストーリーだが、何が凄いかというと、それはもう格闘アクションだ
見てる間は5分に一回、肉弾戦がある感覚だったし
スコアドさん、得意の回し蹴りの他にも
棒や刀まで使ってなんでもござれ、八面六臂の大活躍だ。
僕は長いことヴァンダムのファンだけど
ヴァンダムでもこれだけのアクションはこなせてはいなかったように思う。
場面によっては、戦う必要なくね?って時もあるけど
この際、理由はどうでもよく、アクションを見せられれば
それだけで十分なのである。出来のいいアクションシーンはそれ自体が楽しいのだ。
ところで、アクションスターと呼ばれる人はみんな本物志向というか
CGやスタントなんてニセモノ、体を張ってこそ真のアクション
っていうことをよく言ってますよね
ジャッキー・チェンは昔からそうですし、あとはスタローンも。
でも、言葉は悪いけど、見てるほうからすれば余計なお世話っていうか
そりゃ自分で体当たりで演じる彼らは尊敬するけど
大事なのはクオリティと、何より見ていて楽しめることですからね。
CGが心のないハリボテならピクサーアニメ全否定になってしまいますし
情熱をもって携わってるCGデザイナーに対しても失礼です。
「ブルースクリーンの前で顔をゆがめて戦ってるふりをしてるなんて茶番だ」
などと仰ってる人もいましたが
エイリアンやロボットと戦ったり視覚効果が必要な映画に多く出てる
天下の大スター、ウィル・スミス様ディスってんのか?
アクションスターに限らず、役者という方々はおおむね特殊効果に対して
好意的ではないのかもしれませんし
一般客の間でも「CGなら貶しても許されるよね」っていう風潮が出来上がってる気がします。
でも、歴代のヒット作を振り返ってみると、みんなSFXやCGを使ってますよね
主に挙げると
80年代には「E.T.」「ゴーストバスターズ」
90年代は「ターミネーター2」「ジュラシック・パーク」「インデペンデス・デイ」
21世紀に入っても「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」「アバター」
「アベンジャーズ」系列の映画もあるし、なんといっても「ジュラシック・ワールド」がヒットしました
そして年末年始は「スター・ウォーズ」の新作
これでもまだまだ書き切れないほどヒット作が生まれましたが
SFやファンタジー以外はラヴストーリーという印象です。
人はみんな映画に空想を求めてる、現実ではありえないものを見たいのです。
今までのレビューを見てもらえばお判りでしょうけども
僕もそういった作品が大好きです。
アメコミヒーロー作品は大体褒めてますし、ファンタジーもよく見ます。
でも、生身の肉体を使ったアクションも同じくらい素晴らしいものなんだと
この「ニンジャ・アベンジャーズ」は再認識させてくれた。
最近、格闘シーンに力を入れたアクション映画が世界中から出てきてるけど
格闘技映画の代表格はここ何年かで言えば
東洋では「イップ・マン」、西洋ではこの映画だと思う。
これほど見事なものは久しぶりだ!
「ザ・レイド」と「アジョシ」は見てないけれど。えぐそうなんだよね、この二本はさ。
実は2009年製作の「NINJA」の続編ですが
主人公のアメリカ人が日本の忍術の継承者(妻は日本人)ということだけわかってれば
今作だけでもOK。僕も前作見てないしね。
さて、これはまぎれもないバカ映画である。
邦題からもそのテイストがやんわりと伝わってくるし
冒頭で、大戦時の報道映像で
「日本には古来から闘集団ニンジャが存在して、連合軍の進路を阻んでいる」
なんてことを大真面目にやっていて、その時点でバカ全開である。
狙ってやってるんだろうけど。
でも、ニンジャへのすごい憧れは伝わる
ニンジャの武具をこしらえる描写がやけに丁寧だったから。
魚の毒を針に塗ったり、腕に飛び道具の仕掛けを仕込んだり
黒装束をまとって戦うシーンは、世界中の人が持ってるNINJAのイメージそのもの
今の時代によくぞここまでストレートに再現してくれたものだ
ストーリーは至極単純です。
妻の敵を討つ、それだけ。でも、その一本筋が通ってるから最後までダレずに見れる。
ちょっと単純すぎやしないか、という気もするが、そこは目をつぶって
妻を殺されたスコアドさんが犯人を捜す過程で
行く先々で邪魔するやつを片っ端からぶちのめしていきます。
スコアドさんの兄弟子がケイン・コスギ。
殺された妻とも親しかったので、葬儀に駆けつけてくれる。
彼は確か堂本剛の「金田一少年の事件簿」に出てましたね、あと何だっけ安達祐実が主役のナントカ伝説。
それはおいといて実はこのケインさんが黒幕なんですね。
妻が殺される、彼女は由緒ある家柄の娘だから、それに関係あるに違いない!
↓
先代の師匠(妻の父親)に追放されたゴローってやつが東南アジアで麻薬組織を築いてるらしい
そいつが犯人だー
となって、激おこのスコアドさんが単身、乗り込んでやっつけるのですが
すべてケインさんのはかりごと
ケインさん、道場主の裏で麻薬を売りさばいており
商売敵のゴローを何とか消したい、そうだ弟分のスコアドをけしかけようという魂胆
奥さんを殺してそれをゴローの仕業に見せかけたのですね。
全くもってド外道のケイン、そして完全にとばっちりのゴロー。
でも、スコアドさん、犯人ではないゴローを殺したとわかっても
対して後悔してるようには見えない
人違いだけど麻薬売ってる悪人だから別にいいだろってもんで気にしてないようだ
まぁ、ちょっと前のアクション映画なんて、みんなそんなノリだった記憶があるし
見てるほうもそれで気にならなかった。
そんな単純明快なストーリーだが、何が凄いかというと、それはもう格闘アクションだ
見てる間は5分に一回、肉弾戦がある感覚だったし
スコアドさん、得意の回し蹴りの他にも
棒や刀まで使ってなんでもござれ、八面六臂の大活躍だ。
僕は長いことヴァンダムのファンだけど
ヴァンダムでもこれだけのアクションはこなせてはいなかったように思う。
場面によっては、戦う必要なくね?って時もあるけど
この際、理由はどうでもよく、アクションを見せられれば
それだけで十分なのである。出来のいいアクションシーンはそれ自体が楽しいのだ。
ところで、アクションスターと呼ばれる人はみんな本物志向というか
CGやスタントなんてニセモノ、体を張ってこそ真のアクション
っていうことをよく言ってますよね
ジャッキー・チェンは昔からそうですし、あとはスタローンも。
でも、言葉は悪いけど、見てるほうからすれば余計なお世話っていうか
そりゃ自分で体当たりで演じる彼らは尊敬するけど
大事なのはクオリティと、何より見ていて楽しめることですからね。
CGが心のないハリボテならピクサーアニメ全否定になってしまいますし
情熱をもって携わってるCGデザイナーに対しても失礼です。
「ブルースクリーンの前で顔をゆがめて戦ってるふりをしてるなんて茶番だ」
などと仰ってる人もいましたが
エイリアンやロボットと戦ったり視覚効果が必要な映画に多く出てる
天下の大スター、ウィル・スミス様ディスってんのか?
アクションスターに限らず、役者という方々はおおむね特殊効果に対して
好意的ではないのかもしれませんし
一般客の間でも「CGなら貶しても許されるよね」っていう風潮が出来上がってる気がします。
でも、歴代のヒット作を振り返ってみると、みんなSFXやCGを使ってますよね
主に挙げると
80年代には「E.T.」「ゴーストバスターズ」
90年代は「ターミネーター2」「ジュラシック・パーク」「インデペンデス・デイ」
21世紀に入っても「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」「アバター」
「アベンジャーズ」系列の映画もあるし、なんといっても「ジュラシック・ワールド」がヒットしました
そして年末年始は「スター・ウォーズ」の新作
これでもまだまだ書き切れないほどヒット作が生まれましたが
SFやファンタジー以外はラヴストーリーという印象です。
人はみんな映画に空想を求めてる、現実ではありえないものを見たいのです。
今までのレビューを見てもらえばお判りでしょうけども
僕もそういった作品が大好きです。
アメコミヒーロー作品は大体褒めてますし、ファンタジーもよく見ます。
でも、生身の肉体を使ったアクションも同じくらい素晴らしいものなんだと
この「ニンジャ・アベンジャーズ」は再認識させてくれた。
最近、格闘シーンに力を入れたアクション映画が世界中から出てきてるけど
格闘技映画の代表格はここ何年かで言えば
東洋では「イップ・マン」、西洋ではこの映画だと思う。
これほど見事なものは久しぶりだ!
「ザ・レイド」と「アジョシ」は見てないけれど。えぐそうなんだよね、この二本はさ。
スポンサーサイト