MUD -マッド-
MUD -マッド-
2012年 アメリカ映画
原題 [ MUD ]
監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
製作:サラ・グリーン アーロン・ライダー リサ・マリア・ファルコーネ
撮影:アダム・ストーン
プロダクションデザイン:リチャード・A・ライト
衣装:カリ・パーキンス
編集:ジュリー・モンロー
音楽:デヴィッド・ウィンゴ
出演:マシュー・マコノヒー タイ・シェリダン リース・ウィザースプーン
2012年 アメリカ映画
原題 [ MUD ]
監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
製作:サラ・グリーン アーロン・ライダー リサ・マリア・ファルコーネ
撮影:アダム・ストーン
プロダクションデザイン:リチャード・A・ライト
衣装:カリ・パーキンス
編集:ジュリー・モンロー
音楽:デヴィッド・ウィンゴ
出演:マシュー・マコノヒー タイ・シェリダン リース・ウィザースプーン
もうひとつ見たのはこの作品。これはよかった。
現代版スタンド・バイ・ミーと書かれてましたが、それとシェーンを合わせたような話
家庭に問題を抱える少年エリスが親友と見つけた秘密の隠れ家的な離れ小島
しかしその島には先客がいた、”マッド”と名乗るその男は
ぼろぼろのシャツとジーンズ、ぼさぼさの髪に無精ひげとどう見ても怪しさ満点なのだが
少年たちはこの人と仲良くなってしまう
不良、アウトロー的な雰囲気にある種の憧れを持ってしまうのが男の子ですが
それ以上にマッドの過去、幼馴染の女性ジュニパーに暴力をふるった男を殺し追われていて
それでもなお、その女性に再会するために島に潜んで機会を伺っていたという
その一途さにひかれたのだった
最初はホラでも吹いてるのかと思いきや、そのジュニパーを町で見かけ
マッドを追ってその筋の方々も町にやってきて、いよいよ話は盛り上がってくる
マッドの交流と並行して、エリスの家庭環境や初恋話なんかも描かれる
130分と長めの時間なので(少し前は3時間くらいでも大丈夫だったんですがねえ)
見る前はしんどそうだなあと思ってたんですが、なかなか飽きさせないつくりだし
いろいろなエピソードを消化するにはこれくらいの尺が必然的
マッドは音だけ聞くとMADのことだと思ってしまうけど
実際はMUDで泥の意味、スラングで嫌われ者、クズ人間という意味もあるそうで
アメリカ南部の湿地帯が舞台という設定からでしょうが
ちょっと狂気的な部分もある人なのでMADでもそんなに間違ってない
そんなマッドを演じるマコノヒーが素晴らしい
ノーランは「インターステラー」でカウボーイ的な雰囲気を出してほしくて主演にマコノヒーを選んだそうだけど
その「インターステラー」や「ダラス・バイヤーズ・クラブ」以上の彼の代表作はこの映画じゃないかなあ
背景や正体は結局、完全にはわからないというのもまさにミステリー
ミステリー映画として選んだので、ちゃんとその要素があってよかったw
子役の演技もよくて、特にタイ・シェリダンの面構えがすごい
意志が強そうというか闇が深そうというか
スピルバーグの新作に抜擢されたっていうのも納得
出番は少ないけど悪党連中も印象的でした
マッドに殺された男の父親が裏社会の有力者で手下をずらずらと引き連れてくるんですが
そいつらが部屋に入ったら儀式というか
輪になって手をつないでマッドの死を祈るんですよ
その光景はカルト集団のように異様なんだけど
きっと彼らなりの連帯感とか仁義があるんだろうな
っていう、まあ、その考えられますよね
反対に、女性の描き方はシビアというか辛辣で
ジュニパーは他の男といちゃつき
エリスの憧れてる年上の子はトラウマになりそうな振り方をするし
この監督は女性不信なのだろうかというとそうではないと思う
ミソジニーというのではなく、夢見がちの男とは違って現実を見る
それが女性なのだという考えなのでしょう、きっと
そんなとこも含めて
アクション映画ではないにしてもいかにも男性映画って感じではありましたね
でも、ラストに唐突に始まる銃撃戦は結構迫力ありましたよ
マッドをサポートする謎の老人が「アウトロー」のロバート・デュヴァルそのまんまで笑った
マシュー・マコノヒーの俳優としての評価を一段と高めた本作ですが
ここ最近、「追憶の森」「ゴールド」がコケてちょっとパッとしないのが気がかりです
出演の基準は何なんでしょうか、ジャンルが全然違いますw
こういう映画好きだし見たいですけどね
炎出したり手をかざしたり、中二病刺激されまくり~
現代版スタンド・バイ・ミーと書かれてましたが、それとシェーンを合わせたような話
家庭に問題を抱える少年エリスが親友と見つけた秘密の隠れ家的な離れ小島
しかしその島には先客がいた、”マッド”と名乗るその男は
ぼろぼろのシャツとジーンズ、ぼさぼさの髪に無精ひげとどう見ても怪しさ満点なのだが
少年たちはこの人と仲良くなってしまう
不良、アウトロー的な雰囲気にある種の憧れを持ってしまうのが男の子ですが
それ以上にマッドの過去、幼馴染の女性ジュニパーに暴力をふるった男を殺し追われていて
それでもなお、その女性に再会するために島に潜んで機会を伺っていたという
その一途さにひかれたのだった
最初はホラでも吹いてるのかと思いきや、そのジュニパーを町で見かけ
マッドを追ってその筋の方々も町にやってきて、いよいよ話は盛り上がってくる
マッドの交流と並行して、エリスの家庭環境や初恋話なんかも描かれる
130分と長めの時間なので(少し前は3時間くらいでも大丈夫だったんですがねえ)
見る前はしんどそうだなあと思ってたんですが、なかなか飽きさせないつくりだし
いろいろなエピソードを消化するにはこれくらいの尺が必然的
マッドは音だけ聞くとMADのことだと思ってしまうけど
実際はMUDで泥の意味、スラングで嫌われ者、クズ人間という意味もあるそうで
アメリカ南部の湿地帯が舞台という設定からでしょうが
ちょっと狂気的な部分もある人なのでMADでもそんなに間違ってない
そんなマッドを演じるマコノヒーが素晴らしい
ノーランは「インターステラー」でカウボーイ的な雰囲気を出してほしくて主演にマコノヒーを選んだそうだけど
その「インターステラー」や「ダラス・バイヤーズ・クラブ」以上の彼の代表作はこの映画じゃないかなあ
背景や正体は結局、完全にはわからないというのもまさにミステリー
ミステリー映画として選んだので、ちゃんとその要素があってよかったw
子役の演技もよくて、特にタイ・シェリダンの面構えがすごい
意志が強そうというか闇が深そうというか
スピルバーグの新作に抜擢されたっていうのも納得
出番は少ないけど悪党連中も印象的でした
マッドに殺された男の父親が裏社会の有力者で手下をずらずらと引き連れてくるんですが
そいつらが部屋に入ったら儀式というか
輪になって手をつないでマッドの死を祈るんですよ
その光景はカルト集団のように異様なんだけど
きっと彼らなりの連帯感とか仁義があるんだろうな
っていう、まあ、その考えられますよね
反対に、女性の描き方はシビアというか辛辣で
ジュニパーは他の男といちゃつき
エリスの憧れてる年上の子はトラウマになりそうな振り方をするし
この監督は女性不信なのだろうかというとそうではないと思う
ミソジニーというのではなく、夢見がちの男とは違って現実を見る
それが女性なのだという考えなのでしょう、きっと
そんなとこも含めて
アクション映画ではないにしてもいかにも男性映画って感じではありましたね
でも、ラストに唐突に始まる銃撃戦は結構迫力ありましたよ
マッドをサポートする謎の老人が「アウトロー」のロバート・デュヴァルそのまんまで笑った
マシュー・マコノヒーの俳優としての評価を一段と高めた本作ですが
ここ最近、「追憶の森」「ゴールド」がコケてちょっとパッとしないのが気がかりです
出演の基準は何なんでしょうか、ジャンルが全然違いますw
こういう映画好きだし見たいですけどね
炎出したり手をかざしたり、中二病刺激されまくり~
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