ノウイング
ニコラス・ケイジ主演、不条理(?)パニック・サスペンス「ノウイング」を見ました。
ニコラス・ケイジといえば、”今や存在だけで客を笑わすことができる俳優”などと
いう褒めてるのか貶してるのかわからない言われ方をされることもあります。
でも、何か納得しちゃった、だってそこはかとなく可笑しいんだもん、ニコちゃん。
まあ、それも得がたい才能ですよね。
で、この「ノウイング」、トンデモ映画として昨年の映画館を沸かせたそうですね。
レンタルでも結構話題になってるような・・・・・
「ハプニング」(これもちゃんとレビューしようと思います)もそういう印象がありますね。
「ハプニング」「ノウイング」、タイトルも何か双生児みたいだし。
しかし、なかなかどうして、僕は結構楽しみましたよ。
ノウイング / KNOWING
アメリカ映画 2009年製作
監督・製作:アレックス・プロヤス 脚本:ライン・ダグラス・ピアソン
撮影:サイモン・ダガン 編集:リチャード・リーロイド
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ニコラス・ケイジ ローズ・バーン チャンドラー・カンタベリー ララ・ロビンソン
ニコラス・ケイジといえば、”今や存在だけで客を笑わすことができる俳優”などと
いう褒めてるのか貶してるのかわからない言われ方をされることもあります。
でも、何か納得しちゃった、だってそこはかとなく可笑しいんだもん、ニコちゃん。
まあ、それも得がたい才能ですよね。
で、この「ノウイング」、トンデモ映画として昨年の映画館を沸かせたそうですね。
レンタルでも結構話題になってるような・・・・・
「ハプニング」(これもちゃんとレビューしようと思います)もそういう印象がありますね。
「ハプニング」「ノウイング」、タイトルも何か双生児みたいだし。
しかし、なかなかどうして、僕は結構楽しみましたよ。
ノウイング / KNOWING
アメリカ映画 2009年製作
監督・製作:アレックス・プロヤス 脚本:ライン・ダグラス・ピアソン
撮影:サイモン・ダガン 編集:リチャード・リーロイド
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ニコラス・ケイジ ローズ・バーン チャンドラー・カンタベリー ララ・ロビンソン
まず、日本でのキャッチコピー
地球消滅 その時、人類は何を残せるだろうか。
この時点でネタ、バラしてるぞw
ニコちゃん演じる大学教授ジョンは息子と二人暮らし、どこかぎこちない関係のよう。
50年前のタイムカプセルから息子に手渡された紙にはびっしりと数字が書きつめられていた。
うっかりコップの跡を付けてしまったジョンだったが、目に付いたのは911012996の文字。
スラッシュで区切っていくうちに胸騒ぎを覚え、ググってみるジョン。
2001年9月11日、2996人の犠牲者・・・9/11/01/2996・・・
マジかよ?!何なんだこれは!!(゚Д゚)
真に受けるの早すぎるだろ…とも思いましたが、彼にとってはこれで十分だったんでしょう。
ボードに丸々数字を書き写し、夜通し照らし合わせるジョン。(凄い根気です)
数字はことごとく正確であり、そして彼の妻が死んだ火事の日も……
OH MY GOD!
これが正しければこれから三回、大惨事が起こるんだ!
親友でもある同僚の科学者に話してみても、相手にされず。まあ仕方ないよね。
やっぱり思い過ごしかと思ったが、目の前で飛行機事故が発生し、日付、犠牲者数、場所はまたも一致していた。
決定的な確信を得たジョンは、残り二回の惨事を防ごうとするのだが・・・・・
ここからストーリーは「X-FILE」?「サイン」?なテイストに突入していくのでした。
個人的には嫌いではないです。最終的には救われて、終わってほしかったけど。
でも70年代とかの作品はわからないけど、「インディペンデンス・デイ」以後の終末を扱った作品で
地球が本当に滅亡するって展開は初めてじゃないですか?これほどの大作で。
こういうラストもたまにはありかなって思う。
ジョンが取り付かれたように謎を解こうとするのは妻の死に対する自責の念からだろうと感じた。
これを成し遂げることで妻への償いを果たし過去を乗り越えることが出来ると
自分を奮い立たせていたような。
だから自分の未来はもう無いことを思い知らされる場面は、結構つらい。
薄いオレンジ色になった空。諦めるもの。暴徒となるもの。
主人公は家族とともに、穏やかに。
ああいう局面になったら人間悟れるもんなんだろうかね。
BGMとして流れるクラシックはベートーヴェン「交響曲第七番 第二楽章」だとか。
(すいません、初めて知りました)
そして選ばれた子供たちは金色の野に降り立つのだった...って、本当に金色の野だもん。
ナウシカ実写にするとこんな感じになるのかな。
終末や再生という概念はどの民族の文化にもあると思う。
この作品はいろいろ行き着いちゃったなという印象はあるけど。
宗教的にどうこうというより、人間としてどうするかってことだと受け止めました。
自分たちが滅びても次世代の為に、未来の為にっていう、ね。
映像に関しては全体的に落ち着いた色調でした。
列車事故のシーンは凄い迫力だったけど、「ダイ・ハード3」「ファイナル・デッドコースター」にも
似た場面があった気が。
監督のアレックス・プロヤスは「クロウ 飛翔伝説」「ダーク・シティ」「アイ、ロボット」
とヴィジョンあるSF映画を撮ってる監督という印象です。
「クロウ」は見たことないけど「ダークシティ」は今やカルト映画だし、「アイ、ロボット」も
“またウィル・スミス流オレサマ万歳脳筋アクションムービーなんだろうと思ってたら
普通に出来が良くて驚いた”という声を公開してるときは多く聞きましたね。
いろいろといわれる本作ではあるが、米国でも世界でも結構ヒットしたようだ。
特にニコラスの主演作って時に盛大にコケルから、これはかなり健闘したといえます。
BOX OFFICE MOJO
最近は財政危機が報じられたり、何かとついてないニコラス。
こちらの新作も今のところ公開の目処が立ってないというから何とも。
SEASON OF THE WITCH
14世紀の欧州、魔女の疑惑をかけられた少女を守るため、ニコちゃん演じる騎士が立ち上がる!
ダレだ、ニコラスに守ってもらいたくないって言ってるのは!
実はかくいう僕もニコラスがナイトを演じると聞いたときは「似あわねえ、似あわねえっすよぉ...」
と思ったものだが、予告編を見るうちに案外悪くないと思えてくる。
ニコラスはスーパーマンの本名カルエルを息子に名づけるほどのアメリカンコミック・ファン
だからヒーローへの憧れもかなり強いんじゃないかな。
しょちゅうアクション映画に出るし、自分で「ゴーストライダー」をプロデュースしたりね。
そんなニコちゃん、今度は魔法使い
魔法使いの弟子 公式サイト
これは結構面白そう。
追記
私事ですが俺は何度か大災害とか滅亡とかの夢を見たことがある。
本当です。釣りではない。
まあ俺の場合は、単に映画の見すぎで、そうなっただけなんだろうけど。
来る2012年まで今後2年間、メディアは盛りに盛り上げるだろう。
2012年が無事に過ぎれば安心ってこともないだろうけど、何事も無くそのときが過ぎ去ることを願っている。
地球消滅 その時、人類は何を残せるだろうか。
この時点でネタ、バラしてるぞw
ニコちゃん演じる大学教授ジョンは息子と二人暮らし、どこかぎこちない関係のよう。
50年前のタイムカプセルから息子に手渡された紙にはびっしりと数字が書きつめられていた。
うっかりコップの跡を付けてしまったジョンだったが、目に付いたのは911012996の文字。
スラッシュで区切っていくうちに胸騒ぎを覚え、ググってみるジョン。
2001年9月11日、2996人の犠牲者・・・9/11/01/2996・・・
マジかよ?!何なんだこれは!!(゚Д゚)
真に受けるの早すぎるだろ…とも思いましたが、彼にとってはこれで十分だったんでしょう。
ボードに丸々数字を書き写し、夜通し照らし合わせるジョン。(凄い根気です)
数字はことごとく正確であり、そして彼の妻が死んだ火事の日も……
OH MY GOD!
これが正しければこれから三回、大惨事が起こるんだ!
親友でもある同僚の科学者に話してみても、相手にされず。まあ仕方ないよね。
やっぱり思い過ごしかと思ったが、目の前で飛行機事故が発生し、日付、犠牲者数、場所はまたも一致していた。
決定的な確信を得たジョンは、残り二回の惨事を防ごうとするのだが・・・・・
ここからストーリーは「X-FILE」?「サイン」?なテイストに突入していくのでした。
個人的には嫌いではないです。最終的には救われて、終わってほしかったけど。
でも70年代とかの作品はわからないけど、「インディペンデンス・デイ」以後の終末を扱った作品で
地球が本当に滅亡するって展開は初めてじゃないですか?これほどの大作で。
こういうラストもたまにはありかなって思う。
ジョンが取り付かれたように謎を解こうとするのは妻の死に対する自責の念からだろうと感じた。
これを成し遂げることで妻への償いを果たし過去を乗り越えることが出来ると
自分を奮い立たせていたような。
だから自分の未来はもう無いことを思い知らされる場面は、結構つらい。
薄いオレンジ色になった空。諦めるもの。暴徒となるもの。
主人公は家族とともに、穏やかに。
ああいう局面になったら人間悟れるもんなんだろうかね。
BGMとして流れるクラシックはベートーヴェン「交響曲第七番 第二楽章」だとか。
(すいません、初めて知りました)
そして選ばれた子供たちは金色の野に降り立つのだった...って、本当に金色の野だもん。
ナウシカ実写にするとこんな感じになるのかな。
終末や再生という概念はどの民族の文化にもあると思う。
この作品はいろいろ行き着いちゃったなという印象はあるけど。
宗教的にどうこうというより、人間としてどうするかってことだと受け止めました。
自分たちが滅びても次世代の為に、未来の為にっていう、ね。
映像に関しては全体的に落ち着いた色調でした。
列車事故のシーンは凄い迫力だったけど、「ダイ・ハード3」「ファイナル・デッドコースター」にも
似た場面があった気が。
監督のアレックス・プロヤスは「クロウ 飛翔伝説」「ダーク・シティ」「アイ、ロボット」
とヴィジョンあるSF映画を撮ってる監督という印象です。
「クロウ」は見たことないけど「ダークシティ」は今やカルト映画だし、「アイ、ロボット」も
“またウィル・スミス流オレサマ万歳脳筋アクションムービーなんだろうと思ってたら
普通に出来が良くて驚いた”という声を公開してるときは多く聞きましたね。
いろいろといわれる本作ではあるが、米国でも世界でも結構ヒットしたようだ。
特にニコラスの主演作って時に盛大にコケルから、これはかなり健闘したといえます。
BOX OFFICE MOJO
最近は財政危機が報じられたり、何かとついてないニコラス。
こちらの新作も今のところ公開の目処が立ってないというから何とも。
SEASON OF THE WITCH
14世紀の欧州、魔女の疑惑をかけられた少女を守るため、ニコちゃん演じる騎士が立ち上がる!
ダレだ、ニコラスに守ってもらいたくないって言ってるのは!
実はかくいう僕もニコラスがナイトを演じると聞いたときは「似あわねえ、似あわねえっすよぉ...」
と思ったものだが、予告編を見るうちに案外悪くないと思えてくる。
ニコラスはスーパーマンの本名カルエルを息子に名づけるほどのアメリカンコミック・ファン
だからヒーローへの憧れもかなり強いんじゃないかな。
しょちゅうアクション映画に出るし、自分で「ゴーストライダー」をプロデュースしたりね。
そんなニコちゃん、今度は魔法使い
魔法使いの弟子 公式サイト
これは結構面白そう。
追記
私事ですが俺は何度か大災害とか滅亡とかの夢を見たことがある。
本当です。釣りではない。
まあ俺の場合は、単に映画の見すぎで、そうなっただけなんだろうけど。
来る2012年まで今後2年間、メディアは盛りに盛り上げるだろう。
2012年が無事に過ぎれば安心ってこともないだろうけど、何事も無くそのときが過ぎ去ることを願っている。
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