アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン / AVENGERS : AGE OF ULTRON
2015年 アメリカ映画 マーヴェル・スタジオ製作
監督・脚本:ジョス・ウェドン
製作:ケヴィン・ファイギ
撮影:ベン・デイヴィス
プロダクションデザイン:チャールズ・ウッド
衣装:アレクサンドラ・バーン
編集:ジェフリー・フォード _ リサ・ラセック
音楽:ブライアン・タイラー _ ダニー・エルフマン
出演:ロバート・ダウニー・Jr _ クリス・エヴァンス _ クリス・ヘムズワース _ スカーレット・ヨハンソン
␣␣␣␣マーク・ラファロ _ ジェレミー・レナー _ エリザベス・オルセン _ アーロン・テイラー・ジョンソン
␣␣␣␣サミュエル・L・ジャクソン _ ポール・ベタニー _ ジェームズ・スペイダー(ウルトロン)
2015年 アメリカ映画 マーヴェル・スタジオ製作
監督・脚本:ジョス・ウェドン
製作:ケヴィン・ファイギ
撮影:ベン・デイヴィス
プロダクションデザイン:チャールズ・ウッド
衣装:アレクサンドラ・バーン
編集:ジェフリー・フォード _ リサ・ラセック
音楽:ブライアン・タイラー _ ダニー・エルフマン
出演:ロバート・ダウニー・Jr _ クリス・エヴァンス _ クリス・ヘムズワース _ スカーレット・ヨハンソン
␣␣␣␣マーク・ラファロ _ ジェレミー・レナー _ エリザベス・オルセン _ アーロン・テイラー・ジョンソン
␣␣␣␣サミュエル・L・ジャクソン _ ポール・ベタニー _ ジェームズ・スペイダー(ウルトロン)
ようやく見てまいりました。
感想やレビューを一切、遮断して、めちゃくちゃ楽しみだったけど多少の不安もあり
キャッチコピーなんて直江兼続かよってくらい「愛」をアピールしてたし(笑)
まあ見終わった後ならそう外れてもないかなって思えるけどね。
結果は、いろいろ言いたいことあるけど面白かったですよ!
まずは微妙だった点から
微妙といってもダメだったというわけではなく、モヤモヤするというか....まぁ個人的に微妙なんです(笑)
他の人の見方では良かった部分でもあるでしょうし
ハルクの苦悩を引っ張りすぎ?
「常に怒ってるからさキリ」
前作のこのセリフには惚れ惚れしたものです。
あぁ、彼はもう一人の自分を完全に制御できるようになったんだな、と
でも、今回を見たらまだまだなのかなって。
変身はともかく戻るのに一苦労ってことか。
自分の意思に反した、望まぬ力と止められない暴走
他のヒーローにはないハルクの特性であり
これがなくなるとバナーでどういうドラマを展開させればいいのか
非常に難しいのがわかります。
変身しないバナーってものすごくいい人だもん。
欠点といえばやや優柔不断で押しの弱いところか、その辺りが僕ら一般人とも近くて共感を呼ぶ。
それゆえ、街を破壊したと非難され、自らを責める彼の姿がつらいし
一人別行動を選ぶラストが悲しい。何とかして幸せになってほしいけど
本人が「一生ついて回る僕の呪い」なんて言ってるんだから
相方のトニーは超ポジティヴエネルギーのちょっとでも分けてやれ。
トニー大暴走
トニー、「アイアンマン3」でスーツ依存を克服したものの
自らの天才的頭脳にさらに自信つけちゃったんでしょうか
アイアンマン=トニー・スターク
当初から好きな人と苦手な人がはっきり分かれそうなキャラクターではありましたが
今回でトニー嫌いな人かなり増えたんじゃないかって心配です。
僕は、アベンジャーズのメンバーはみんな好きですが
一番はやっぱりトニーかな、スティーヴも甲乙つけがたいですが
真っ先に見たのが「アイアンマン」なので思い入れがあります、
AOUのトニーもトニーらしくて好きです。
でも、独断でAI開発に手を付けるのはねぇ
観客全員が「絶対ヤバいからやめとけって」って突っ込んだでしょうけど後の祭り
他のみんなに内緒だったのはやっぱり反対されるからでしょうし
(スティーヴは科学に対して不信感抱いてそう)
バナーを引き込んだのも「ウルトロンを生んだのは自分だけじゃない」って
予防線張ってる様にも見える、見ようによっては
ただ、ここでトニーばかりを非難するのはどうかと思いますね
だって、地球はいつ宇宙からの敵に滅ぼされても不思議じゃないって知っちゃったから。
そんななか、仲間たちを傷つけず、人々を守ってくれる存在はないものか
それが実現できるとしたら。
その思いにエゴはありません。そこが怖いところでもあります。
でも、考えてみてください
謙虚で、おとなしく、常に危険を冒さないトニー
何かトニーらしくないですよねw
そして間違いを犯したら言い訳ばかりせずに命がけで戦って穴を埋める。
そんな側面もちゃんと描かれてました。
でも、そろそろ突っ走りすぎるのもほどほどにねw
サントラについて
前作のテーマ曲はヒーローらしさに溢れた勇ましい曲で最高でした。
今回もバリバリ使われてまして、あぁ、「アベンジャーズ」を見ているんだなって気分になる。
だけど、作曲したアラン・シルヴェストリは今作では担当じゃないんです。
後任はブライアン・タイラーにダニー・エルフマンという
今一番売れてる作曲家と、ヴェテラン作曲家という豪華さですが
この二人の曲はあまり印象に残りませんでした。
特にエルフマンといえば聞けばすぐ彼の曲とわかるほど
強い個性の持ち主なのですが(ティム・バートン作品の音楽を書いてる人)
どこからどこまでがエルフマンでタイラーなのか、さっぱり推測できず。
これなら音楽はシルヴェストリのままで良かったのでは.....
でも、「アイアンマン3」と「マイティ・ソー ダークワールド」のテーマ曲(二つともブライアン・タイラー作曲)が
一瞬だけど出てきたのは嬉しい。やっぱりブライアンの作るメロディは大好きだ。
次に良かったところ
テンポいい&アクション最高
二時間を超える上映時間ですが中弛みは全く感じませんでした。
逆にもっと尺が必要かもと思えるほどあっという間。
そして、アクション。観客がこういう映画に求めてる部分はやっぱりこれでしょ。
ここがダメだったら本当の期待はずれ。その点、本作はアクションに関しては想像以上のものを見せてくれました。
ユーモア満載
アクションと同じくらいこのシリーズには重要な要素です。ここら辺はRDJの貢献が大きかったと思います。
自分のお気に入りはトニーとソーの彼女自慢と、最後のほうでローディが「さぁ俺の見せ場だぜ!」と張り切ったら
横から現れたヴィジョンが敵を瞬殺してしまい、拍子抜け...というところ
特に前者は笑えるだけでなく、画面には出てこなくても、それぞれ大切な存在なんだなというのが伝わります。
ホークアイかっこいい
ホークアイの場面はどれもよかったです。
よき夫でよきパパの素顔を見せたり
ヒーローとして戦うにはだんだんしんどくなってきたな~って雰囲気を感じさせたり
最終戦でのワンダを叱咤激励する言葉も優しい兄貴って感じで
(その前は額に電気の矢突き立てたんですがw)
反面、ピエトロは「このガキめ」って態度が丸出しだったw
本当に嫌ってるわけではなくて手に負えない後輩ってところでしょうか
まぁ最初に攻撃くらってますしね
そんな水と油のホークアイとピエトロだけど
まさか、そんなピエトロが身を挺してホークアイを救うとは....
勝手なイメージですが、チームのなかで一番犠牲になりそうなの誰かって考えたら
ぶっちゃけホークアイでしたね、僕は。戦うスタイルが地味とよく言われる
キャップですが、ホークアイも相当です。何せ弓。
途中で矢が付きたらどうするのか(レゴラスの時もそう思ったけどこの人はエルフだからなぁ)
「ハンターハンター」で自分の念で矢を作ってたキャラいたけど
そういうわけでもないし。そんな危なっかしいホークアイですが
そこを知恵と技量で立ち回るのが本当にかっこいいです。
無事、戦いを切り抜け、これからは引退して家庭人として生きていくんだろうか。
でもこれからも登場してほしいですね、地球の一大事となれば黙っていられる男じゃないでしょう。
ヴィジョンもかっこいい
「昨日生まれたばかりですので」とか謙遜してたけど
何なんすか、この悟りの境地に達した聖人は(人じゃなくてロボットか、ぐう聖ロボットw)
ウルトロンがなければヴィジョンも存在しなかったとなれば
ウルトロン誕生も無駄じゃなかった。
「滅びないものが美しいとは限らない」は本編屈指の名台詞。
なんだ、こう書いてくといいとこだらけじゃねえか、この映画
他には、トーマス・クレッチマン(いつもリーアム・ニーソンと見間違える)、完全に小物だったなあとか
カメオ出演でジュリー・デルピーがいるなとか。
今度はダニエル・ブリュールも出るっていうし
案外ヨーロッパの役者も出てるなあ(イギリス人は前から多く出演してたけど)。
ヨーロッパの人ってこういう映画を見るのも出るのも嫌がってそうな印象でしたが
そんな方々も出演を承諾するほどマーヴェル作品のクオリティが高い
そういう認識が業界でも定着しているということなのでしょう
マーヴェルの世界観はまだ広がりつづけていて(同時に徐々にフィナーレに差し掛かっていくのが切ない)
キャプテン・アメリカの三作目「シヴィル・ウォー」はまさにキャスト総出演で
そんなに出して、アベンジャーズの三作目は大丈夫なのだろうかという気にもなりますが
これほど手の込んだ製作陣のことだからアベンジャーズ3で取り上げるネタはしっかり取ってある
ということでしょう。まったくいい意味で末恐ろしいことです。
不安なのが、そこまでいった時は、すでにファンの人か、知っている人しか見なくなっているのでは
一見さんはほとんどいないかも。
長い間アメコミ映画は当たらないと言われていた日本では尚更だ。
そう考えると、ハリポタやカリビアンには程遠いけど、ある程度の人気を集めている現在の状況は奇跡的。
次の「アントマン」も楽しみにしてます。
感想やレビューを一切、遮断して、めちゃくちゃ楽しみだったけど多少の不安もあり
キャッチコピーなんて直江兼続かよってくらい「愛」をアピールしてたし(笑)
まあ見終わった後ならそう外れてもないかなって思えるけどね。
結果は、いろいろ言いたいことあるけど面白かったですよ!
まずは微妙だった点から
微妙といってもダメだったというわけではなく、モヤモヤするというか....まぁ個人的に微妙なんです(笑)
他の人の見方では良かった部分でもあるでしょうし
ハルクの苦悩を引っ張りすぎ?
「常に怒ってるからさキリ」
前作のこのセリフには惚れ惚れしたものです。
あぁ、彼はもう一人の自分を完全に制御できるようになったんだな、と
でも、今回を見たらまだまだなのかなって。
変身はともかく戻るのに一苦労ってことか。
自分の意思に反した、望まぬ力と止められない暴走
他のヒーローにはないハルクの特性であり
これがなくなるとバナーでどういうドラマを展開させればいいのか
非常に難しいのがわかります。
変身しないバナーってものすごくいい人だもん。
欠点といえばやや優柔不断で押しの弱いところか、その辺りが僕ら一般人とも近くて共感を呼ぶ。
それゆえ、街を破壊したと非難され、自らを責める彼の姿がつらいし
一人別行動を選ぶラストが悲しい。何とかして幸せになってほしいけど
本人が「一生ついて回る僕の呪い」なんて言ってるんだから
相方のトニーは超ポジティヴエネルギーのちょっとでも分けてやれ。
トニー大暴走
トニー、「アイアンマン3」でスーツ依存を克服したものの
自らの天才的頭脳にさらに自信つけちゃったんでしょうか
アイアンマン=トニー・スターク
当初から好きな人と苦手な人がはっきり分かれそうなキャラクターではありましたが
今回でトニー嫌いな人かなり増えたんじゃないかって心配です。
僕は、アベンジャーズのメンバーはみんな好きですが
一番はやっぱりトニーかな、スティーヴも甲乙つけがたいですが
真っ先に見たのが「アイアンマン」なので思い入れがあります、
AOUのトニーもトニーらしくて好きです。
でも、独断でAI開発に手を付けるのはねぇ
観客全員が「絶対ヤバいからやめとけって」って突っ込んだでしょうけど後の祭り
他のみんなに内緒だったのはやっぱり反対されるからでしょうし
(スティーヴは科学に対して不信感抱いてそう)
バナーを引き込んだのも「ウルトロンを生んだのは自分だけじゃない」って
予防線張ってる様にも見える、見ようによっては
ただ、ここでトニーばかりを非難するのはどうかと思いますね
だって、地球はいつ宇宙からの敵に滅ぼされても不思議じゃないって知っちゃったから。
そんななか、仲間たちを傷つけず、人々を守ってくれる存在はないものか
それが実現できるとしたら。
その思いにエゴはありません。そこが怖いところでもあります。
でも、考えてみてください
謙虚で、おとなしく、常に危険を冒さないトニー
何かトニーらしくないですよねw
そして間違いを犯したら言い訳ばかりせずに命がけで戦って穴を埋める。
そんな側面もちゃんと描かれてました。
でも、そろそろ突っ走りすぎるのもほどほどにねw
サントラについて
前作のテーマ曲はヒーローらしさに溢れた勇ましい曲で最高でした。
今回もバリバリ使われてまして、あぁ、「アベンジャーズ」を見ているんだなって気分になる。
だけど、作曲したアラン・シルヴェストリは今作では担当じゃないんです。
後任はブライアン・タイラーにダニー・エルフマンという
今一番売れてる作曲家と、ヴェテラン作曲家という豪華さですが
この二人の曲はあまり印象に残りませんでした。
特にエルフマンといえば聞けばすぐ彼の曲とわかるほど
強い個性の持ち主なのですが(ティム・バートン作品の音楽を書いてる人)
どこからどこまでがエルフマンでタイラーなのか、さっぱり推測できず。
これなら音楽はシルヴェストリのままで良かったのでは.....
でも、「アイアンマン3」と「マイティ・ソー ダークワールド」のテーマ曲(二つともブライアン・タイラー作曲)が
一瞬だけど出てきたのは嬉しい。やっぱりブライアンの作るメロディは大好きだ。
次に良かったところ
テンポいい&アクション最高
二時間を超える上映時間ですが中弛みは全く感じませんでした。
逆にもっと尺が必要かもと思えるほどあっという間。
そして、アクション。観客がこういう映画に求めてる部分はやっぱりこれでしょ。
ここがダメだったら本当の期待はずれ。その点、本作はアクションに関しては想像以上のものを見せてくれました。
ユーモア満載
アクションと同じくらいこのシリーズには重要な要素です。ここら辺はRDJの貢献が大きかったと思います。
自分のお気に入りはトニーとソーの彼女自慢と、最後のほうでローディが「さぁ俺の見せ場だぜ!」と張り切ったら
横から現れたヴィジョンが敵を瞬殺してしまい、拍子抜け...というところ
特に前者は笑えるだけでなく、画面には出てこなくても、それぞれ大切な存在なんだなというのが伝わります。
ホークアイかっこいい
ホークアイの場面はどれもよかったです。
よき夫でよきパパの素顔を見せたり
ヒーローとして戦うにはだんだんしんどくなってきたな~って雰囲気を感じさせたり
最終戦でのワンダを叱咤激励する言葉も優しい兄貴って感じで
(その前は額に電気の矢突き立てたんですがw)
反面、ピエトロは「このガキめ」って態度が丸出しだったw
本当に嫌ってるわけではなくて手に負えない後輩ってところでしょうか
まぁ最初に攻撃くらってますしね
そんな水と油のホークアイとピエトロだけど
まさか、そんなピエトロが身を挺してホークアイを救うとは....
勝手なイメージですが、チームのなかで一番犠牲になりそうなの誰かって考えたら
ぶっちゃけホークアイでしたね、僕は。戦うスタイルが地味とよく言われる
キャップですが、ホークアイも相当です。何せ弓。
途中で矢が付きたらどうするのか(レゴラスの時もそう思ったけどこの人はエルフだからなぁ)
「ハンターハンター」で自分の念で矢を作ってたキャラいたけど
そういうわけでもないし。そんな危なっかしいホークアイですが
そこを知恵と技量で立ち回るのが本当にかっこいいです。
無事、戦いを切り抜け、これからは引退して家庭人として生きていくんだろうか。
でもこれからも登場してほしいですね、地球の一大事となれば黙っていられる男じゃないでしょう。
ヴィジョンもかっこいい
「昨日生まれたばかりですので」とか謙遜してたけど
何なんすか、この悟りの境地に達した聖人は(人じゃなくてロボットか、ぐう聖ロボットw)
ウルトロンがなければヴィジョンも存在しなかったとなれば
ウルトロン誕生も無駄じゃなかった。
「滅びないものが美しいとは限らない」は本編屈指の名台詞。
なんだ、こう書いてくといいとこだらけじゃねえか、この映画
他には、トーマス・クレッチマン(いつもリーアム・ニーソンと見間違える)、完全に小物だったなあとか
カメオ出演でジュリー・デルピーがいるなとか。
今度はダニエル・ブリュールも出るっていうし
案外ヨーロッパの役者も出てるなあ(イギリス人は前から多く出演してたけど)。
ヨーロッパの人ってこういう映画を見るのも出るのも嫌がってそうな印象でしたが
そんな方々も出演を承諾するほどマーヴェル作品のクオリティが高い
そういう認識が業界でも定着しているということなのでしょう
マーヴェルの世界観はまだ広がりつづけていて(同時に徐々にフィナーレに差し掛かっていくのが切ない)
キャプテン・アメリカの三作目「シヴィル・ウォー」はまさにキャスト総出演で
そんなに出して、アベンジャーズの三作目は大丈夫なのだろうかという気にもなりますが
これほど手の込んだ製作陣のことだからアベンジャーズ3で取り上げるネタはしっかり取ってある
ということでしょう。まったくいい意味で末恐ろしいことです。
不安なのが、そこまでいった時は、すでにファンの人か、知っている人しか見なくなっているのでは
一見さんはほとんどいないかも。
長い間アメコミ映画は当たらないと言われていた日本では尚更だ。
そう考えると、ハリポタやカリビアンには程遠いけど、ある程度の人気を集めている現在の状況は奇跡的。
次の「アントマン」も楽しみにしてます。
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