プリズナーズ

プリズナーズ / PRISONERS

2013年 アメリカ映画

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:アーロン・グジコウスキ
撮影:ロジャー・A・ディーキンス
プロダクションデザイン:パトリス・ヴァーメット
衣装:レネー・エイプリル
編集:ジョエル・コックス ゲイリー・D・ローチ
音楽:ヨハン・ヨハンソン

出演:ヒュー・ジャックマン  ジェイク・ギレンホール  マリア・ベロ



娘を誘拐された男が独力で解決する、という「96時間」のようなあらすじを
二時間半かけてじっくり見せるサスペンスドラマです。

ヒュー・ジャックマンの主演作では最も重くシリアスな作品でした。

ヒュー演じるケラーは大工店を営む実直な男

このケラーがとても娘思いのいいお父さんなんだけど
時折、偏執的な印象を与えます。
容疑者のアレックスが発した一言から
絶対こいつが犯人だ!犯人でなくとも何か関わっているに違いない!
というように、一度確信したら、一直線なんですね。
そんな彼の行いが最後には解決につながるんですけが。

強烈な自警主義者で
もしものとき、人間同士が争うようなときに備えて準備は万端にみたいなことを言うんですが、
確かに災害が頻繁に起こってる今、もっと大惨事が起こったらと想像すると
備え第一のしっかりした人だなーというふうにも言えるんですが
それとも
キリスト教的終末論、黙示録といったものが訪れると信じているのか
とも感じ取れます

というのもこの作品、キリスト教に関する事柄がかなり作中に練り込まれているのです

まず主人公は頻繁に祈ります。
アメリカ映画にしろヨーロッパ映画にしろ
キリスト教のベースはたくさんあって、それを見ると
無宗教の自分には把握できない部分は多いけど、
いい面でも悪い面でも人に強い力を与えるんだなあと思います。

ある時は論争や紛争の種になるけども
また、ある時は、信念や希望を支える最も強い力となり。

真犯人の動機が「神への挑戦」だなんて
何言ってるんですかって感じだけど
これもまた信仰心の強さなのかな

長いけどいろいろ考えされる作品です。

サスペンスとしても、結構読めない展開でした

友人のフランクリン(テレンス・ハワード)の娘も一緒に拉致されて
この子が先に救助されるんですが
その時「おじさん(ケラー)もいたよ」って言いだして
ああ、ケラーの二重人格オチかと早合点しましたし

そこで「俺の娘は無事なのか」って聞く場面は
そっとしといてやれっていうのもわかるし
娘のことを知りたいケラーの気持ちもわかる
なんで君が帰ってきて、俺の娘が
アンフェアじゃないかっていう心理も

それとフランクリンの奥さんもひどいですね~


フランクリンは当初アレックスへの暴力に猛反対するんですが
結局加担してしまうんです、それを知った奥さんは
「ケラーの好きにさせて、でもあなたは手を出さないで、何も知らないことにするの」って

行動自体は理解できますけどね
ただ僕に言わせればこの作品の中でこの奥さんが一番ゲス

そういう人間の嫌な部分を突いてくる

ただテレンスがぼちぼちとでも第一線で出続けるっていうのは嬉しいですね
「アイアンマン2」のローディを降板してから干されてたと思ってたから
でもローディ自体、最初の予想ほどの重要キャラではなくなったね
方針の転換でもあったんだろうか

それとロキって名前は一般的なのでしょうか?
もうロキと聞いたらあの人しか思い浮かばない。

そもそも主人公がウルヴァリンで、その友人がローディだし

アメコミ映画好きな人にはちょっとニヤリとできるキャスティングでした

結末について、個人的な意見ですが

ケラーはそのまま死んだほうがむしろ幸せなような気もする
あの後、救助されて裁判受けて服役して、周囲からいろいろ追及されてじゃ
人生ボロボロ、アレックスの本当の母親だって黙ってないでしょうしね

それにしてもアレックス、あのあと後遺症は残らなかったのでしょうか



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2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

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