バックドラフト
バックドラフト / BACKDRAFT
1991年 アメリカ映画 ユニヴァーサル製作
監督:ロン・ハワード
製作総指揮:ブライアン・グレイザー _ ラファエラ・デ・ラウレンティス
脚本:グレゴリー・ワイデン
撮影:ミカエル・サロモン
プロダクションデザイン:アルバート・ブレナー
衣装:ジョディ・ティレン
編集:ダニエル・ハンリー _ マイケル・ヒル
音楽:ハンス・ジマー
出演:カート・ラッセル _ ウィリアム・ボールドウィン _ スコット・グレン _ ロバート・デ・ニーロ
殉職した消防士の父を持つスティーブンとブライアンのマカフレイ兄弟は
成長し、同じく消防士となった。そりの合わない二人は仕事でもことあるごとに対立し、
ついにブライアンは消防隊を抜ける。その後、元恋人の紹介で火災調査官となった彼は
連続放火事件を調べるが、その証拠の行き着く先はスティーブンだった。
同僚からも尊敬を集める兄は放火犯なのか?ブライアンは真相解明に奔走する。
1991年 アメリカ映画 ユニヴァーサル製作
監督:ロン・ハワード
製作総指揮:ブライアン・グレイザー _ ラファエラ・デ・ラウレンティス
脚本:グレゴリー・ワイデン
撮影:ミカエル・サロモン
プロダクションデザイン:アルバート・ブレナー
衣装:ジョディ・ティレン
編集:ダニエル・ハンリー _ マイケル・ヒル
音楽:ハンス・ジマー
出演:カート・ラッセル _ ウィリアム・ボールドウィン _ スコット・グレン _ ロバート・デ・ニーロ
殉職した消防士の父を持つスティーブンとブライアンのマカフレイ兄弟は
成長し、同じく消防士となった。そりの合わない二人は仕事でもことあるごとに対立し、
ついにブライアンは消防隊を抜ける。その後、元恋人の紹介で火災調査官となった彼は
連続放火事件を調べるが、その証拠の行き着く先はスティーブンだった。
同僚からも尊敬を集める兄は放火犯なのか?ブライアンは真相解明に奔走する。
僕にとって感動作と聞いて真っ先に思い浮かぶのはこの作品。
胸を打つドラマに加えて、迫力のアクションが展開する、まさに王道の映画。
ロン・ハワード監督の演出も澱みの全くない、流れるような完璧さで、
何回見直してもそのたびに見入ってしまう。
兄弟を演じるカート・ラッセルとウィリアム・ボールドウィンは見た目はそんなに似ていないけど
そこは演技力でどうとでもなりますし、似てないのが逆に、喧嘩ばかりしているけど心の底では思いあってる
という葛藤劇に説得力を持たせているような気もします。
タフなヒーローが得意なカート・ラッセルの勇敢な消防士はまさにハマり役で
男でも惚れ惚れしてしまうけど、いま見たら弟のブライアンのほうに感情移入しますね。
不器用で失敗して、でも成長していく。ウィリアム・ボールドウィンの甘いマスクが
そんな役柄にぴったりだし最初は頼りなげだったのがどんどん精悍になっていくのがわかる
この映画はど真ん中の青春映画でもあります。
またブライアンとコンビを組むリムゲイル調査官(デ・ニーロ)が本当にいい師匠でね。
この二人で事件に迫っていくというミステリーの要素もあり。真犯人の動機もなかなか切ない。
あと狂気染みてるけど解決のヒントをくれる快楽放火犯(D・サザーランド)は
当時流行っていたサイコサスペンスの要素もちょっと入れてみたんでしょうか
デ・ニーロが演じても似合いそうな役でした。
そういえば
ここ数年、映画ファンの間で、ブロマンスという言葉が定着したように感じます。
(え、そんなの初めて聞いたって?!)
ガイ・リッチー版「シャーロック・ホームズ」が公開するとき
ロバートがインタビューでその単語を出して、僕もその時知りました。
平たく言うと「男の絆」。
男同士の友情をちょっとコミカルに描いてみましょう、というか
少なくとも映画の中のブロマンスはそういう風に見えますね。
最近だと「テッド」とか
普通に「男の友情」と書けばいいのに、とも思うけど
大真面目に「友情だ!」というのも恥ずかしいしなあ
(キャッチコピーでやたら“愛”を推されるとこそばゆいのと一緒)
そんなときに便利な言葉がブロマンス(ちなみにブラザーとロマンスを合わせた造語)
また語感がいいんですよね、ブロマンス。
長くなりましたが、この「バックドラフト」は本当の意味でブロマンス映画だと思います。
まず主役二人が血のつながった正真正銘の兄弟という設定だし
他にも消防隊の結束とか、本当に熱い男のドラマ。
ロン・ハワード作品は素晴らしいのがいくつもあるけど、一番好きなのは今でも「バックドラフト」です。
胸を打つドラマに加えて、迫力のアクションが展開する、まさに王道の映画。
ロン・ハワード監督の演出も澱みの全くない、流れるような完璧さで、
何回見直してもそのたびに見入ってしまう。
兄弟を演じるカート・ラッセルとウィリアム・ボールドウィンは見た目はそんなに似ていないけど
そこは演技力でどうとでもなりますし、似てないのが逆に、喧嘩ばかりしているけど心の底では思いあってる
という葛藤劇に説得力を持たせているような気もします。
タフなヒーローが得意なカート・ラッセルの勇敢な消防士はまさにハマり役で
男でも惚れ惚れしてしまうけど、いま見たら弟のブライアンのほうに感情移入しますね。
不器用で失敗して、でも成長していく。ウィリアム・ボールドウィンの甘いマスクが
そんな役柄にぴったりだし最初は頼りなげだったのがどんどん精悍になっていくのがわかる
この映画はど真ん中の青春映画でもあります。
またブライアンとコンビを組むリムゲイル調査官(デ・ニーロ)が本当にいい師匠でね。
この二人で事件に迫っていくというミステリーの要素もあり。真犯人の動機もなかなか切ない。
あと狂気染みてるけど解決のヒントをくれる快楽放火犯(D・サザーランド)は
当時流行っていたサイコサスペンスの要素もちょっと入れてみたんでしょうか
デ・ニーロが演じても似合いそうな役でした。
そういえば
ここ数年、映画ファンの間で、ブロマンスという言葉が定着したように感じます。
(え、そんなの初めて聞いたって?!)
ガイ・リッチー版「シャーロック・ホームズ」が公開するとき
ロバートがインタビューでその単語を出して、僕もその時知りました。
平たく言うと「男の絆」。
男同士の友情をちょっとコミカルに描いてみましょう、というか
少なくとも映画の中のブロマンスはそういう風に見えますね。
最近だと「テッド」とか
普通に「男の友情」と書けばいいのに、とも思うけど
大真面目に「友情だ!」というのも恥ずかしいしなあ
(キャッチコピーでやたら“愛”を推されるとこそばゆいのと一緒)
そんなときに便利な言葉がブロマンス(ちなみにブラザーとロマンスを合わせた造語)
また語感がいいんですよね、ブロマンス。
長くなりましたが、この「バックドラフト」は本当の意味でブロマンス映画だと思います。
まず主役二人が血のつながった正真正銘の兄弟という設定だし
他にも消防隊の結束とか、本当に熱い男のドラマ。
ロン・ハワード作品は素晴らしいのがいくつもあるけど、一番好きなのは今でも「バックドラフト」です。
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