チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密
チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 / MORTDECAI
2015年 アメリカ映画 ライオンズゲート製作
監督:デヴィッド・コープ
原作:キリル・ボンフィリオリ
撮影:フロリアン・ホーフマイスター
プロダクションデザイン:ジェームズ・メリフィールド
衣装:ルース・マイヤーズ
編集:ジル・セイヴィット _ デレク・アンブロージ
音楽:ジェフ・ザネリ _ マーク・ロンソン
出演:ジョニー・デップ _ グウィネス・パルトロウ _ ユアン・マクレガー _ ポール・ベタニー
2015年 アメリカ映画 ライオンズゲート製作
監督:デヴィッド・コープ
原作:キリル・ボンフィリオリ
撮影:フロリアン・ホーフマイスター
プロダクションデザイン:ジェームズ・メリフィールド
衣装:ルース・マイヤーズ
編集:ジル・セイヴィット _ デレク・アンブロージ
音楽:ジェフ・ザネリ _ マーク・ロンソン
出演:ジョニー・デップ _ グウィネス・パルトロウ _ ユアン・マクレガー _ ポール・ベタニー
ジョニー・デップ主演のコミカルな冒険活劇。
本国では大不評のようですが、そこまでひどくはないと思いました。
そう面白くもなかったけど....
チャーリー・モルデカイは
自信家のナルシスト、長ったらしい蘊蓄話、嫌味っぽい口調、歯に衣きせぬ毒舌家。
そのくせ、どこか頼りなくドジを連発する。でも、何だかんだ言って最後には事件を解決してしまう
そんな男だ。
デップの当たり役ジャック・スパロウのフラフラと軽妙な立ち居振る舞いは
アクション映画のマッチョなヒーロー像を一新させた。
その後、アイアンマンことトニー・スタークが登場した。
トニーを演じたRDJにはもう一つシャーロック・ホームズという持ち役もある。
彼らに共通するのは
主人公らしくない、どこかいい加減でおちゃらけたユーモア感覚
唯我独尊で突拍子もないことをやってのける変わり者
という点。
モルデカイもその系譜に名を連ね、ヒットシリーズの仲間入り!...とはならなかった
思うにモルデカイと、その他のコミカルヒーローの違いは「決めるときは決める」こと
モルデカイにはそれがなかった。
スパロウは奇策で相手を出し抜き、ホームズは推理と武術
アイアンマンは言わずもがなのパワードスーツ
それにひきかえ、モルデカイはドジのまんま、アクションシーンは用心棒ベタニーに任せっ切り
(そのぶん、ベタニーはとてもかっこよかったけれど)
そのドジもかわいいと思えればいいのだけど、そうもいかない。
だってモルデカイ、ムカツクというか、性格悪いもん。共感も応援もしにくい。
モルデカイはとにかく毒舌家でセリフでもナレーションでも他者をけなしてコケにしまくるのですが
そういうのは、言う本人に魅力があればこそなんだなというのがよくわかった
他のキャラクターはいたって普通で可もなく不可もなく
奥さん役のグウィネスは綺麗だったしユアンは男前。
特にユアンは最近出演作見てなかったせいか
こんなにかっこよかったっけって思うほどかっこよかったですよ。
役柄がではなく見ための話ですが
それとジェフ・ゴールドブラム
誰でも知ってる大スターでなく、名バイプレイヤー的な役者さんですが
それでもほとんどの人は彼の顔を見たことあるでしょう。
何せ「ジュラシックパーク」のカオス理論の学者で
「インデペンデンス・デイ」ではウィル・スミスとともに世界を救ったプログラマーですよ。
ジェフを見たのも久々なんだけど、ナイスミドルで渋かっこいいおじさんになってしまった。
なのにキャラは小物で、二度目に登場したときは死体になってた。
おい、エイリアンから地球を守った御仁に、何て扱いしてんだと怒りたくなった。
そしてこの作品で一番の儲け役は何といってもポール・ベタニーでしょう。
どんな時、どんな状況でも主人のためなら命を懸ける
その忠誠心がどこから来るのか謎ですけど。
モルデカイにはびしっと決める場面がないって書いたけど
指詰められそうになったベタニーを助けるとこは良かったね。
さすがにあそこで見捨てたら、後味最悪、本当にクズ映画認定してるとこでした。
それはそうとベタニーって「ジョジョの奇妙な冒険」のポルナレフに似てません?
眉の薄いとこ、肉付きが薄いちょっと骨ばった顔つきとか。
こんな文章だとジョニーだけがダメだったというように受け取られそうですが
そうではなくジョニーは彼なりにこの役をこなしていたと思います。
しかし、根本的にモルデカイというキャラクターに魅力がなかった、そんな気がします。
もう少し"モルデカイかっけー"って思わせてくれる場面があれば
話の展開が雑だとかギャグがスベってるとか、そんなことは些細なことだと感じれたでしょう。
原作はいくつか出てるそうなので人気があるのでしょうから、脚本にする際の問題だったのでしょうか
同じ監督の「プレミアム・ラッシュ」はとても面白かったので、少々残念
でも嫌いじゃないよ、この映画
本国では大不評のようですが、そこまでひどくはないと思いました。
そう面白くもなかったけど....
チャーリー・モルデカイは
自信家のナルシスト、長ったらしい蘊蓄話、嫌味っぽい口調、歯に衣きせぬ毒舌家。
そのくせ、どこか頼りなくドジを連発する。でも、何だかんだ言って最後には事件を解決してしまう
そんな男だ。
デップの当たり役ジャック・スパロウのフラフラと軽妙な立ち居振る舞いは
アクション映画のマッチョなヒーロー像を一新させた。
その後、アイアンマンことトニー・スタークが登場した。
トニーを演じたRDJにはもう一つシャーロック・ホームズという持ち役もある。
彼らに共通するのは
主人公らしくない、どこかいい加減でおちゃらけたユーモア感覚
唯我独尊で突拍子もないことをやってのける変わり者
という点。
モルデカイもその系譜に名を連ね、ヒットシリーズの仲間入り!...とはならなかった
思うにモルデカイと、その他のコミカルヒーローの違いは「決めるときは決める」こと
モルデカイにはそれがなかった。
スパロウは奇策で相手を出し抜き、ホームズは推理と武術
アイアンマンは言わずもがなのパワードスーツ
それにひきかえ、モルデカイはドジのまんま、アクションシーンは用心棒ベタニーに任せっ切り
(そのぶん、ベタニーはとてもかっこよかったけれど)
そのドジもかわいいと思えればいいのだけど、そうもいかない。
だってモルデカイ、ムカツクというか、性格悪いもん。共感も応援もしにくい。
モルデカイはとにかく毒舌家でセリフでもナレーションでも他者をけなしてコケにしまくるのですが
そういうのは、言う本人に魅力があればこそなんだなというのがよくわかった
他のキャラクターはいたって普通で可もなく不可もなく
奥さん役のグウィネスは綺麗だったしユアンは男前。
特にユアンは最近出演作見てなかったせいか
こんなにかっこよかったっけって思うほどかっこよかったですよ。
役柄がではなく見ための話ですが
それとジェフ・ゴールドブラム
誰でも知ってる大スターでなく、名バイプレイヤー的な役者さんですが
それでもほとんどの人は彼の顔を見たことあるでしょう。
何せ「ジュラシックパーク」のカオス理論の学者で
「インデペンデンス・デイ」ではウィル・スミスとともに世界を救ったプログラマーですよ。
ジェフを見たのも久々なんだけど、ナイスミドルで渋かっこいいおじさんになってしまった。
なのにキャラは小物で、二度目に登場したときは死体になってた。
おい、エイリアンから地球を守った御仁に、何て扱いしてんだと怒りたくなった。
そしてこの作品で一番の儲け役は何といってもポール・ベタニーでしょう。
どんな時、どんな状況でも主人のためなら命を懸ける
その忠誠心がどこから来るのか謎ですけど。
モルデカイにはびしっと決める場面がないって書いたけど
指詰められそうになったベタニーを助けるとこは良かったね。
さすがにあそこで見捨てたら、後味最悪、本当にクズ映画認定してるとこでした。
それはそうとベタニーって「ジョジョの奇妙な冒険」のポルナレフに似てません?
眉の薄いとこ、肉付きが薄いちょっと骨ばった顔つきとか。
こんな文章だとジョニーだけがダメだったというように受け取られそうですが
そうではなくジョニーは彼なりにこの役をこなしていたと思います。
しかし、根本的にモルデカイというキャラクターに魅力がなかった、そんな気がします。
もう少し"モルデカイかっけー"って思わせてくれる場面があれば
話の展開が雑だとかギャグがスベってるとか、そんなことは些細なことだと感じれたでしょう。
原作はいくつか出てるそうなので人気があるのでしょうから、脚本にする際の問題だったのでしょうか
同じ監督の「プレミアム・ラッシュ」はとても面白かったので、少々残念
でも嫌いじゃないよ、この映画
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