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「インターステラー」のサウンドトラック

本編には全く触れていないのであしからず




「インターステラー」、最初は映画館で見ようと思ってたんですよ。

これまで、散々、クリストファー・ノーラン作品は嫌いだと書いてきて、今も好きじゃないですが。

でも、今回はマシュー・マコノヒーが主演で。マコノヒーは結構好きな役者。
内容も宇宙ものでタイムトラヴェルという点で興味があった。

それにノーランも、この監督の人間観というか、そういうのに思うところがあるだけで
サスペンス的な演出については優れていると感じておるのです。

なのですが、結局見ませんでした。

まず長すぎる、予告入れて三時間越え。
つづいて、音がデカイとの話を聞き。
静寂が続いて、いきなり大音量で驚いてしまうというパターンか。
そういうのを劇場で味わうのは嫌なんだよ、俺は...

それにこれは完全に個人的な持論なんだけど、
タイムトラヴェルとか入り組んだ構造のストーリーの作品は自宅向きだと思ってる。

だから、「インターステラー」も家で見ようという結論になった。
もう、いろいろな方がレビューを書いてますが、先に知ってしまうといけないタイプの作品なんだろうなと
そんなわけで一切目を通さずレンタルまで待ちたいです。たぶん春ごろには出るでしょう。
まぁうっかり見ちゃうかもしれないけどw

さて、「インターステラー」の音楽はハンス・ジマー

ハンスの作風というと何種類かあって
ひとつめは「クリムゾン・タイド」「カリビアン」などの勇ましいタイプ
ふたつめは静かで切なく美しいタイプ、「シン・レッド・ライン」、あと「ラスト・サムライ」もこの類かと。
他には「フロスト×ニクソン」のように暗めで陰鬱なのもあり。
コミカルなのは少ないように感じますが「恋愛小説家」はそうでしょうね。

今回の「インターステラー」はふたつめに挙げた
“切なく美しい”路線の最高峰であり集大成のように感じました。

悲しみを含んだメインテーマはどことなく日本古謡の“さくらさくら”に似ています。
まるっきり同じではなく、ちょっと似てるかなという具合

今回はパイプオルガンを大体的に用い、神秘的な雰囲気があります。
イギリスのテンプル教会のオルガンを特別に使わしてもらったというほどの力の入れよう。

ただハンスならシンセで代用できたんでは、などと失礼なことも思ったりしました。
何せ彼はシンセサイザーの魔術師ですから。

それに僕、そんなに聞き分けいいほうではないのでね
芸能人格付けチェックよろしく、本物のオルガンとそれに似せた電子楽器の音色を聞いても区別は
おそらく、いや、間違いなくつかないだろう。

でも天才作曲家で一流のサウンドクリエイター
メロディだけでなく音の出し方そのものを様々な革新的な方法でもって作り出してきた
そんなハンスが本物のオルガンでなければならない、というのだからぐうの音も出ない。

71分というハンスとしては長い収録時間のこのアルバム、じっくり味わおう。

ちなみにハンス・ジマーの新作情報で、気になるのは
ヒュー・ジャックマン主演のロボットSFアクション「チャッピー」の音楽を担当することだ。
ロン・ハワードの新作がハンスじゃないと知ってがっかりしただけに、これにはアガった



大好きなスターの出演作の音楽が大好きな作曲家という組み合わせはやっぱりうれしいですよ
マニアックな見方ですが(笑)なおヒューは悪役を演じる模様。

あとロン・ハワード作品の音楽はハンスじゃなければジェームズ・ニュートン・ハワードにやってもらいたい。
Wハワード(笑)という冗談はともかく、JNHの曲も合うと思うんだ。


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バーンズ

Author:バーンズ
2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

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