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キリング・ゲーム

キリング・ゲーム / KILLING SEASON

2013年 アメリカ映画 ミレニアム・フィルムズ製作

監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
製作:ポール・ブルールズ エド・カゼル三世
脚本:エヴァン・ドーハティ
撮影:ピーター・メンジース
プロダクションデザイン:カーク・M・ペトルッチェリ
衣装:デニス・ウィンゲイト
編集:ショーン・アルバートソン
音楽:クリストファー・ヤング

出演:ロバート・デ・ニーロ _ ジョン・トラヴォルタ

アメリカ軍大佐ベンジャミン・フォードは今は引退し、山小屋で静かに暮らしていた。
ある日、ボスニア戦争で受けた傷が痛み、鎮痛剤を買いに町に行こうとしたとき
一人の流れ者と出会う。エンストを直してくれたその男はエミール・コヴァチと名乗り
東欧出身でボスニアで戦っていたという。意気投合した二人は翌朝、狩りを楽しもうとする。
が、フォードは戦場でいやというほど死を見てきた、弓をひけない。
そのとき、無線から口調の変わったコヴァチの声が届く「変わったな大佐」
フォードの部隊が非公式のもと全滅させた、セルヴィア人部隊の生き残りがコヴァチだった。
穏やかな山中は地獄の戦場となった。




ロバート・デ・ニーロとジョン・トラヴォルタが初共演するサスペンスアクション
同じタイトルの映画を以前レビューしましたが、別物です。
「ランボー」「ハンテッド」にも似てるけど、自分が思い出したのは「ザ・ワイルド」。
アンソニー・ホプキンスとアレック・ボールドウィンが出てるやつね。

デ・ニーロVSトラヴォルタ、まさに2大スターの対決ですが
あまり話題にならず。WOWOWで無料放送してるHOLLYWOOD EXPRESSという番組を
僕は毎週見ているのですが、そこでは1回も取り上げられませんでした。
この二人の共演なのに!でも、見てみたら納得。
かなりの低予算で日本でいうところのVシネに近い製作規模だったようで
ちなみに製作会社はセガール主演作、ヴァンダム主演作などを作ってるとこ。
ここを見る限り海外でも本当にちょこっとしか公開されなかったんだな

内容は悪くなかったです。
過去に背を向けるデ・ニーロに狂気を滾らせるトラヴォルタが襲いかかる。

このトラヴォルタがいい
というか僕はトラヴォルタが好きだ。
この人の悪役はきれてるけど、妙にユーモラスだったり人間味があって憎み切れないキャラが多い。
今回もそうで、陽気で気さくなオッサンが一瞬で狂人に豹変する。
デ・ニーロに逆恨みに近い復讐心を抱いており、告解しろと執拗に迫る。
自分のことを棚に上げた迷惑なやつ、と最初は思っていても、話が進むにつれ
だんだん見方が変わってくる。この男の心の傷が伝わってくるのだ。

最終的には戦いは空しいということになって、和解し、下山し、それぞれ前を向いて生きようとする。
二人とも、あれだけ殺気に満ちていたのに、こんな風になれるのかとも思うけど
映画だし、暗い結末は見たくないので良かった。
本気で戦った者は本気で許せる、戦士とはそういうものだと考えたい。

このように内容はいいほうだし、主演の二人もやはりいい
だけど、演出が物足りないですね
ま~一作目の「ゴーストライダー」の監督にしては十分頑張ったほうだと思うけど。
ほとんどのアメコミ映画は楽しんで見れる俺も「ゴーストライダー」は微妙だったもん。

それとデ・ニーロ(弓の構え方がかっこよくてキマってる)はカメレオン役者だけど
トラヴォルタは正反対だなあ。トラヴォルタは全然カメレオンじゃなくて
むしろ”俺がトラヴォルタだ”っていう自分の個性を全面に出すタイプですよね、こういう悪役だと特に。
そういえば、トラさん、どの映画でも同じ仕草してる気がする(笑)けど好き。


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Author:バーンズ
2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

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