ウィロー

ウィロー / WILLOW

1988年 アメリカ映画 ルーカスフィルム イマジン・エンターテインメント製作

監督:ロン・ハワード
脚本:ボブ・ドルマン
原案・製作総指揮:ジョージ・ルーカス
製作:ナイジェル・ウール
撮影:エイドリアン・ビドル
プロダクションデザイン:アラン・キャメロン
衣装:バーバラ・レイン
編集:ダニエル・ハンリー  マイケル・ヒル
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演:ワーウィック・デイヴィス  ヴァル・キルマー  ジョアンヌ・ウォーリー




ファンタジー企画三本目です。

この映画は手元にDVDがあるのですが、お気に入りの作品なのでレビューさせていただきました

僕の最も好きな映画監督ロン・ハワードの作品なのですが
一本のファンタジーとしても大好きな作品です

中世ヨーロッパ風の異世界で、悪の女王の支配を終わらせると予言された女の子の赤ん坊を
守ることになったネルウィン族の青年ウィローの大冒険

このネルウィン族というのは小人の種族でちょうどホビットのような存在です。

背の高い人間の種族はダイキニというのですが、そこはあまり込み入った設定は無いので
気にしなくても大丈夫です(笑)

旅の相棒となる戦士マッドマーティガン(演じるのはヴァル・キルマー、この頃はメチャメチャカッコイイ!)
最初はどうしようもないろくでなしだったのだけど、戦うにつれ騎士の誇りを取り戻していく。
同じポジションにアラゴルンがいますが、彼ほど重い影を背負っているわけではなく
結構おっちょこちょいで笑いもとってくれます。

「LOTR」登場以前はRPG風アドヴェンチャーといえばこれっていう存在だったんじゃないかなー
リアルタイムでは知らないけど。失礼な言い方ですが
今、見ると「LOTR」の縮小版のように感じてしまうかも。
(やたらとLOTR引き合いに出してるけどLOTRも好きですよ、ちょっと長いけどw)

でも、SFXは当時としては最先端で可能な限りの技術を費やしたろうし、今見ても味があります。
味方は全員いい人、敵は皆悪い
コミカルな憎まれ役はちょっと痛い目を見る(痛いといっても犬の○ン踏んじゃったとかその程度です)
という80年代ハリウッド的大らかさがストーリーに漂っています。
(悪役が女王というのは珍しいかもしれません。大体、男のような気がしますし)

この明快さはやっぱこの時代ならではかなという気はしますね
今は悪役にも悪役なりの理由があるっていうのが多いし、主人公も自分は本当に正しいのかと悩む。

現在では通用しなくなってしまった、一昔前のヒロイズム

最後の戦いで、もうダメかもって時にウィローが言うんですね

悪が正義に勝てるもんか!
この子は渡さないぞ、俺が死んでも守ってみせる!


正義は絶対に勝つ そして自分は正義の側にいる

という、愚直で青臭いまでの正義観

でも、うそ臭さは無い、鼻につくことも無い
それはこの監督の人柄というか品性ゆえなんだと思います。

たぶん、監督自身、現在このような演出をしようと思っても出来ないだろうという気はします。

映画監督だけじゃなく音楽家や漫画家もそうですが
年数を経て作風変わっていきますからね。逆に変わらない部分もありますが。

ハワード監督の変わらない部分っていうのは”優しさ”であったり”誇り”であったり
人間のポジティヴな面を見つめるということじゃないでしょうか
作品を見てるとそれを強く感じます。

ウィローは剣は使えない、魔法の腕だってまだ未熟、何にも頼るものが無い
絶体絶命の状況でここまで言えるのは、本当に勇敢です、大好きな場面ですね。

実はこれって吹き替えの台詞で、それって映画ファンとしてどうなのって自分でも承知してます。
でも吹き替えているのが富山敬さんですからね
富山さんの声でこの台詞、胸に響かないわけがないんです。

それに字幕が「見てろババア」という謎のダメ翻訳
担当はかの戸田奈津子女史、いろいろな作品でクレームが多いというのも頷ける
そりゃこの人の実績もわかるけどさ。

そういえば

ちょうど今公開されているハワード監督最新作「ラッシュ プライドと友情」
主演クリス・ヘムズワースのインタビューが雑誌に載ってまして
クリス曰く、以前から監督の映画が好きで、例として「バックドラフト」「シンデレラマン」
そしてこの「ウィロー」の三本を挙げてました。

「ウィロー」の公開時、クリスの年齢は大体、5歳。
いずれにせよ少年のとき見たんでしょうね。そりゃ楽しかっただろうなー。

子供(だけじゃなく大人も)を夢中にさせる娯楽映画、たくさんありますが
「ウィロー」は間違いなく、その一本。

子供時代にそういう映画に出会えたら、間違いなく映画ファンになれるはず。

そんな子供たちがこれからもいっぱい増えてくれるといいですね。


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No title

タイトルだけ聞いた事があるような気がします。
ロン・ハワード監督の冒険ファンタジーでしたか~。

>80年代ハリウッド的大らかさ
>愚直で青臭いまでの正義観

いいですね~、そういうの。
子供の頃はそういう映画をよく観てました。
安心して観られそうです。
いつか機会があったら、バーンズさんがお好きなシーンをしっかり観たいと思います!

>子供(だけじゃなく大人も)を夢中にさせる娯楽映画
子供時代にそういう映画に出会えたら、間違いなく映画ファンになれるはず。
そんな子供たちがこれからもいっぱい増えてくれるといいですね。

本当にそうですよね!
今回のファンタジー企画がほんのわずかでもそれに貢献できたらいいなぁ。

三作目もご参加ありがとうございました♪

Re: No title

宵乃さん、こんにちは

> >80年代ハリウッド的大らかさ
> >愚直で青臭いまでの正義観
>
> いいですね~、そういうの。
> 子供の頃はそういう映画をよく観てました。
> 安心して観られそうです。

勧善懲悪ですよね。シュワちゃんの映画も大体そうだったし。

> いつか機会があったら、バーンズさんがお好きなシーンをしっかり観たいと思います!

実を言うと僕が感動した吹替の台詞は全くのオリジナルで
字幕のほうが原語の直訳に近いんですが
それでも、もうちょっといい言葉を選んで欲しかったですね。

とはいえ、演出とか演技、場面の雰囲気でも十分伝わってくると思います

> >子供(だけじゃなく大人も)を夢中にさせる娯楽映画
> 子供時代にそういう映画に出会えたら、間違いなく映画ファンになれるはず。
> そんな子供たちがこれからもいっぱい増えてくれるといいですね。
>
> 本当にそうですよね!
> 今回のファンタジー企画がほんのわずかでもそれに貢献できたらいいなぁ。

子供のときに見た映画って結構重要になってくると思います
僕も小学生で映画を見て好きになりました。
高校生や成人してから映画を見始めてたら、また違っていたでしょうね。
まあ、映画を好きになるのに歳関係ないですが(笑)

今の映画界、小さい子には刺激の強い作品や暴力的な作品も多いですが
その反面、アニメはもちろん「ハリー・ポッター」などのファンタジーもたくさんあり
新作も旧作も見れる環境
それを考えると恵まれてるし、見たいと望む子にはどんどん見せて欲しいです。

> 三作目もご参加ありがとうございました♪

一本は以前からお気に入りでしたが、他の二本もなかなか良い印象でした。
こちらこそありがとうございます

こんばんは☆

今回のバーンズさんの3本は全部未見で、記事も読ませて頂いていないのですが、

>僕の最も好きな映画監督ロン・ハワードの作品なのですが
>一本のファンタジーとしても大好きな作品です

今日届いた、来月のCS番組表、3月終盤にこの「ウィロー」という
作品がオンエアすると知り、嬉しくなりました☆

私は特別ではないけど、ロン・ハワード監督は、好きな方の方で、
特に「シンデレラマン」「身代金」「ダ・ヴィンチ・コード」などは大好きです♪

なので、来月の終わりくらいに、この映画を見て、コメントに来させて頂きますね~♪
(あと、前にお話した「タイタニック」も何とか今年中に見たいと思います・笑)


.

Re: こんばんは☆

miriさん、こんばんは

> 今日届いた、来月のCS番組表、3月終盤にこの「ウィロー」という
> 作品がオンエアすると知り、嬉しくなりました☆
>
> 私は特別ではないけど、ロン・ハワード監督は、好きな方の方で、
> 特に「シンデレラマン」「身代金」「ダ・ヴィンチ・コード」などは大好きです♪
>
> なので、来月の終わりくらいに、この映画を見て、コメントに来させて頂きますね~♪
> (あと、前にお話した「タイタニック」も何とか今年中に見たいと思います・笑)

僕もその三作好きですし、あとは「アポロ13」なども
というか、この人の映画で嫌いな作品はないです(笑)
この前書いた「僕が結婚を決めたわけ」という作品もハワードさんにしては不発というだけで
不快ではなかったです。

「ウィロー」は今、見直すと時代を感じる部分もありますが根幹の演出がしっかりしてるし
きっと楽しんでもらえると思います!

「タイタニック」は僕も久々に見直そうかな~
プロフィール

バーンズ

Author:バーンズ
2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

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