今のところJGLの主演作では一番いい
ルーパー / LOOPER
2012年 アメリカ映画
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
製作:ラム・バーグマン ␣ ジェームズ・D・スターン
撮影:スティーヴ・イェドリン
プロダクションデザイン:エド・ヴァリュー
衣装:シャレン・デイヴィス
編集:ボブ・ダクセイ
音楽:ネイサン・ジョンソン
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット ブルース・ウィリス エミリー・ブラント
ポール・ダノ ジェフ・ダニエルズ ノア・セガン
2044年、アメリカ。そこでは30年先の未来からタイムマシンで
転送される標的を消す殺し屋”ルーパー”が暗躍していた。
ルーパーの一人としてとして粛々と任務をこなすジョーは
いつもどおり仕事にかかるが、送られてきたのは未来の自分だった。
誰であれ標的は必ず殺すのが組織の掟だが、不意をつかれて年老いた自分を逃してしまう。
一人は生き残るために、一人は悲劇を防ぐために
二人のジョーの対決は、やがて未来を左右する戦いへ・・・・・
2012年 アメリカ映画
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
製作:ラム・バーグマン ␣ ジェームズ・D・スターン
撮影:スティーヴ・イェドリン
プロダクションデザイン:エド・ヴァリュー
衣装:シャレン・デイヴィス
編集:ボブ・ダクセイ
音楽:ネイサン・ジョンソン
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット ブルース・ウィリス エミリー・ブラント
ポール・ダノ ジェフ・ダニエルズ ノア・セガン
2044年、アメリカ。そこでは30年先の未来からタイムマシンで
転送される標的を消す殺し屋”ルーパー”が暗躍していた。
ルーパーの一人としてとして粛々と任務をこなすジョーは
いつもどおり仕事にかかるが、送られてきたのは未来の自分だった。
誰であれ標的は必ず殺すのが組織の掟だが、不意をつかれて年老いた自分を逃してしまう。
一人は生き残るために、一人は悲劇を防ぐために
二人のジョーの対決は、やがて未来を左右する戦いへ・・・・・
去年公開した作品では一番か、それに近いくらい良かったと思える作品
感想はかなり遅れてしまったけど
近未来SFでタイムトラベルものだけど、犯罪映画やハードボイルドの雰囲気を持ち、最後は西部劇っぽくなる。
加えて中盤からサイキックの要素も加わり、まさに監督の"俺のやりたいこと全部詰め込んでやったぜ"っていう
作品だけど、ちゃんとまとまってる。
タイトルにもなってるルーパーの他にも、TK、ガットマンなど
いろいろ用語や設定が多いけど、その都度、主人公がナレーションで説明してくれるので親切である。
名前で全面に出てるのはブルース・ウィリスだけど
主役は完全にジョセフ・ゴードン=レヴィットだった。
むしろブルースはラストに行くにしたがって悪役に近くなっていくのは驚き
"このろくでもない街に住んでいるのはクズばかりだ"と自虐気味に語ってる通り
主人公ジョーもそんなクズの一人である。人殺しでジャンキーだけど
腐りきったド外道とまではいかない。
"貯めた財産ドブに捨ててアイツをかばうことねえだろ"という悪魔の誘惑に勝てず
ヘマをした同僚で友人のセスを売ってしまう。
罪滅ぼしからか、馴染みの娼婦に銀塊を譲ろうとする
中途半端に優しくて極悪人にはなりきれない、かといって善人では全くない
そんなカス野郎の青年ジョーが世界を救うまでに成長する
一方、老いたジョーはチンピラっぽい雰囲気は消え、落ち着いた物腰であるが
目的のためなら何でもやるという非常に厄介なオッサンになっていた
このオッサンの目的は未来の独裁者レインメーカーを幼いうちに殺すこと。
未来は平和となり、妻も死なない。
しかし、レインメーカーの誕生日がわかっても同日に生まれた子が三人いるため
片っ端から始末することに。
正義のためでも、子供に銃を向けて撃つ、これはタブーであります。
しかもブルース・ウィリスといえば家族を守ろうとする男の役がハマり役。
さらにブルースと子供の組み合わせといえば、「シックス・センス」も有名。
調べてみたら「シックス・センス」ってブルースの出演作で最も稼いだ映画だった。
参照 BOX OFFICE MOJO
僕も「シックス・センス」のブルースが一番良いと思う。
ともかく、他のいろんな映画で
子供を守ってきたブルースが目的はどうであれ子供を殺そうとする
っていうのがすごい挑戦だよね。
"愛のために戦う"っていうのは今まで本当にいろんな映画で主人公の動機づけになってきて
また見る側にとっても非常にわかりやすく感情移入しやすいものだけど
行き過ぎると怖いよね、愛のためなら何してもいいんだってなっちゃうから。
レインメーカーの正体は割と早いうちに勘付くことだろう
郊外に立つ農場で暮らすシングルマザー、サラと息子のシドと出会ったジョーは
彼らの世話になったり、逆に彼らを守ったり、ぎこちないながらも交流を深める。
しかし、シドには秘密があった。
未来の自分がそうするようにシドの正体を知って、消そうとする。
諸悪の根源は絶たなければならないが、出来なかった。
すっかり懐いたシドにジョーは自身の幼少時代を重ねてしまっていたし
この時点でのシドは傷付きやすい少年なのだから。撃てるわけがない。
協力し合うことなく最後まで対立する二人のジョー。
次第に、妻のために戦うオールドジョーが悪のターミネーターに見えて
身勝手な若者だったヤングジョーを応援していた。
ああ、もう間に合わないかもという時、彼は真実を知る、というか悟る。
オールドジョーの放つ銃弾から自分を犠牲にして息子を守るサラ
その隙に逃げるシド。トウモロコシ畑の奥深くに入り込めばもう捕まえられない。
少年の胸にはどす黒い復讐心が芽生え始めた。
これがレインメーカー誕生の瞬間である
レインメーカーを生んだのは他ならぬジョー自身だったのだ。
これは考えさせられる展開です。
もちろん、この展開はあくまでジョーの予測で、必ず現実もこうなるというわけではないですが
何をどうすればいいか瞬時に判断し迷いもなく自分の胸を貫くジョー。
手だけ撃てばいいのではという突っ込みも出来るけど、それじゃ締まらない
潔く散る、それがアウトロー映画としてかっこよく、美しいのです。
今までの行いに対しての贖罪みたいなものも感じましたしね
映像に関しては
比較的低予算なので派手な見せ場はなかったけど
アクションシーンも結構頑張っていたし一味違うものを見せようと工夫されていたと思う
独特なカメラワークで浮遊感が漂っていた
ジョーが自分をそのまま殺していた場合のその後の30年間を一気に見せるのがクール
この画像のジョセフはめちゃめちゃかっこいい

次の瞬間にはもうブルースになっていて、思わず吹き出してしまった
いや、ブルースも渋いんだけどさ。クライマックス近くでマシンガン両手に持って
組織を皆殺しにするのはセルフパロディにしか見えない
ジョーのライヴァル的な悪役、というかライヴァルにもなれてない出し抜かれてばかりの小悪党の人も
初めて見る役者だけど良かった。最初に出てきたときはおー、なかなか手ごわそうだなという感じだったけど
銃をくるくる回す動作がどうもぎこちなく、先が思いやられる
そのあとは手を痛めて、さらにその手をハンマーで叩かれて(すげー痛そう)
見返してやるーて言ってブルース捕まえるけど反撃されて足撃たれて、と散々な目に遭ってましたね。
それでも諦めずにバイクで追い詰めようとする、あの忠誠心はどこからくるのでしょうか。
ボスに認めてほしかったっていう心境はもっと描いてほしかったけど、尺がないしブレルかね
この映画はアメリカでは批評家に絶賛されたし、興行的にもなかなか成功したと言える。
だが、日本では賛否評論というかむしろ期待はずれというな感想が多かったようで。
思うにタイムパラドックスの扱いが非常に曖昧というか雑なのが原因な気がする。
若セスが拷問されて
老セスの体の一部もなくなっていくのですが
その若セスが老セスの歳まで生きて過去へ行くのは難しくね?とか
そもそも若セス捕まえた時点で殺しても歴史に問題ないような気もする
それと今までのタイムSF映画では"違う時代の同一人物は接触するな"が定番だったような気がします。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」ではしきりに
ドクが"ジェニファーを未来の自分と会わせていかん!"と言っていたし
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の「タイムコップ」では
過去と現在の悪役の体が触れ合うと、その悪役はドロドロに溶けてしまいました。
恐ろしい!
でも「ルーパー」では何ともなかったですね。普通にしゃべってるし、体に触れても平気でした
老ジョー曰く
「とにかくタイムトラベルは難しすぎるんだよ、まぁそういうこったから気にすんな」
これはつまり「映画だから細かいことは気にするな」と同意義だよね
「映画だから」
あらゆる疑問や突っ込みを相殺できる魔法の言葉である
例:「どうして主人公にだけ弾が当たらないの」→「映画だから」
とかさ
とはいえ、SFファンって"タイムトラベルネタをどれだけ矛盾なく出来るか"を求めてる節があるよね。
特に日本人の場合、そんな気がする。
その辺「ルーパー」はほっぽりだしてる。
だってブルースが気にすんなって言ってるし、終いには「説明したくないから聞くな!」て怒鳴るし。
そこがSFファンの不評を買ってるのかも
実際、タイムトラベルをして、どういう問題が起こるのかわかりませんしね。
だってまだ誰もやってないんだから。
まあ証明できないだけで、実はもう成功してるのかもしれないけど。
デジャヴはタイムトラベルの影響だとかいう説も聞いたことある
上海行くのも唐突だったなあ。
普通にフランスに渡って魅力的なフランス人の女性と出会って、で別にいいのに
ここはまあ、製作資本が中国系企業という大人の事情が大きいんでしょうね
ちなみにフランスに拘っていたのはジョセフ自身がかなりフランス通だかららしい
それとタイムトラベルの演出。
深夜、人気のない場所で電気バチバチなって閃光に包まれて、そしたら全裸のシュワちゃんが
っていう場面を、もうすっかり刷り込まれてしまいましたが
「ルーパー」では何の前触れもなく突然フッと現れる。
そこが妙にシュールで笑えます。
それにしても、ルーパーって言っちゃなんだけど、凄い簡単そうだし
30年間、楽に暮らせるだけの大金を手に出来るっていうけど
30年後に迎えが来るってわかってるのが怖いですね。
身を隠してもレインメーカーの超能力で見つけ出すんだろうし
いっそのこと自殺しようと思っても出来ない、
過去に行って殺されなきゃ、今まで生活してきた金は?ってなるし。
そのループを破ろうとしたのが老セスであり老ジョーなんだろうけど。
とまあ、いろいろ言いたいことあるけど、面白かったし、
ジョセフのファンは絶対見て、というくらい、ジョセフがかっこいいです。
まぁメイクは好き嫌いあるだろうけど。髪型だけでも結構変わる人だし
かえってメイクなしでもブルースに似せれたんじゃないかな。
ただ似てる似てないはそれほど重要じゃないと思う
そっくりな物真似を目指してるわけじゃないんだし。
全く違うタイプの外見の二人が同じ人間を演じるというチャレンジを買いたい。
ジョセフは本当に良い役者だと思う。
失礼なこと書きますが
「500日のサマー」や「インセプション」で本格的に人気が出始めたとき
写真だけだど正直、そんなにいいのかなと思っていた。
そんな僕でも、ここまで印象が変わったんだから
見ただけなら特に思わなかったのに、演技で魅了する。
それは本当の意味で役者ってことだよね。
感想はかなり遅れてしまったけど
近未来SFでタイムトラベルものだけど、犯罪映画やハードボイルドの雰囲気を持ち、最後は西部劇っぽくなる。
加えて中盤からサイキックの要素も加わり、まさに監督の"俺のやりたいこと全部詰め込んでやったぜ"っていう
作品だけど、ちゃんとまとまってる。
タイトルにもなってるルーパーの他にも、TK、ガットマンなど
いろいろ用語や設定が多いけど、その都度、主人公がナレーションで説明してくれるので親切である。
名前で全面に出てるのはブルース・ウィリスだけど
主役は完全にジョセフ・ゴードン=レヴィットだった。
むしろブルースはラストに行くにしたがって悪役に近くなっていくのは驚き
"このろくでもない街に住んでいるのはクズばかりだ"と自虐気味に語ってる通り
主人公ジョーもそんなクズの一人である。人殺しでジャンキーだけど
腐りきったド外道とまではいかない。
"貯めた財産ドブに捨ててアイツをかばうことねえだろ"という悪魔の誘惑に勝てず
ヘマをした同僚で友人のセスを売ってしまう。
罪滅ぼしからか、馴染みの娼婦に銀塊を譲ろうとする
中途半端に優しくて極悪人にはなりきれない、かといって善人では全くない
そんなカス野郎の青年ジョーが世界を救うまでに成長する
一方、老いたジョーはチンピラっぽい雰囲気は消え、落ち着いた物腰であるが
目的のためなら何でもやるという非常に厄介なオッサンになっていた
このオッサンの目的は未来の独裁者レインメーカーを幼いうちに殺すこと。
未来は平和となり、妻も死なない。
しかし、レインメーカーの誕生日がわかっても同日に生まれた子が三人いるため
片っ端から始末することに。
正義のためでも、子供に銃を向けて撃つ、これはタブーであります。
しかもブルース・ウィリスといえば家族を守ろうとする男の役がハマり役。
さらにブルースと子供の組み合わせといえば、「シックス・センス」も有名。
調べてみたら「シックス・センス」ってブルースの出演作で最も稼いだ映画だった。
参照 BOX OFFICE MOJO
僕も「シックス・センス」のブルースが一番良いと思う。
ともかく、他のいろんな映画で
子供を守ってきたブルースが目的はどうであれ子供を殺そうとする
っていうのがすごい挑戦だよね。
"愛のために戦う"っていうのは今まで本当にいろんな映画で主人公の動機づけになってきて
また見る側にとっても非常にわかりやすく感情移入しやすいものだけど
行き過ぎると怖いよね、愛のためなら何してもいいんだってなっちゃうから。
レインメーカーの正体は割と早いうちに勘付くことだろう
郊外に立つ農場で暮らすシングルマザー、サラと息子のシドと出会ったジョーは
彼らの世話になったり、逆に彼らを守ったり、ぎこちないながらも交流を深める。
しかし、シドには秘密があった。
未来の自分がそうするようにシドの正体を知って、消そうとする。
諸悪の根源は絶たなければならないが、出来なかった。
すっかり懐いたシドにジョーは自身の幼少時代を重ねてしまっていたし
この時点でのシドは傷付きやすい少年なのだから。撃てるわけがない。
協力し合うことなく最後まで対立する二人のジョー。
次第に、妻のために戦うオールドジョーが悪のターミネーターに見えて
身勝手な若者だったヤングジョーを応援していた。
ああ、もう間に合わないかもという時、彼は真実を知る、というか悟る。
オールドジョーの放つ銃弾から自分を犠牲にして息子を守るサラ
その隙に逃げるシド。トウモロコシ畑の奥深くに入り込めばもう捕まえられない。
少年の胸にはどす黒い復讐心が芽生え始めた。
これがレインメーカー誕生の瞬間である
レインメーカーを生んだのは他ならぬジョー自身だったのだ。
これは考えさせられる展開です。
もちろん、この展開はあくまでジョーの予測で、必ず現実もこうなるというわけではないですが
何をどうすればいいか瞬時に判断し迷いもなく自分の胸を貫くジョー。
手だけ撃てばいいのではという突っ込みも出来るけど、それじゃ締まらない
潔く散る、それがアウトロー映画としてかっこよく、美しいのです。
今までの行いに対しての贖罪みたいなものも感じましたしね
映像に関しては
比較的低予算なので派手な見せ場はなかったけど
アクションシーンも結構頑張っていたし一味違うものを見せようと工夫されていたと思う
独特なカメラワークで浮遊感が漂っていた
ジョーが自分をそのまま殺していた場合のその後の30年間を一気に見せるのがクール
この画像のジョセフはめちゃめちゃかっこいい

次の瞬間にはもうブルースになっていて、思わず吹き出してしまった
いや、ブルースも渋いんだけどさ。クライマックス近くでマシンガン両手に持って
組織を皆殺しにするのはセルフパロディにしか見えない
ジョーのライヴァル的な悪役、というかライヴァルにもなれてない出し抜かれてばかりの小悪党の人も
初めて見る役者だけど良かった。最初に出てきたときはおー、なかなか手ごわそうだなという感じだったけど
銃をくるくる回す動作がどうもぎこちなく、先が思いやられる
そのあとは手を痛めて、さらにその手をハンマーで叩かれて(すげー痛そう)
見返してやるーて言ってブルース捕まえるけど反撃されて足撃たれて、と散々な目に遭ってましたね。
それでも諦めずにバイクで追い詰めようとする、あの忠誠心はどこからくるのでしょうか。
ボスに認めてほしかったっていう心境はもっと描いてほしかったけど、尺がないしブレルかね
この映画はアメリカでは批評家に絶賛されたし、興行的にもなかなか成功したと言える。
だが、日本では賛否評論というかむしろ期待はずれというな感想が多かったようで。
思うにタイムパラドックスの扱いが非常に曖昧というか雑なのが原因な気がする。
若セスが拷問されて
老セスの体の一部もなくなっていくのですが
その若セスが老セスの歳まで生きて過去へ行くのは難しくね?とか
そもそも若セス捕まえた時点で殺しても歴史に問題ないような気もする
それと今までのタイムSF映画では"違う時代の同一人物は接触するな"が定番だったような気がします。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」ではしきりに
ドクが"ジェニファーを未来の自分と会わせていかん!"と言っていたし
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の「タイムコップ」では
過去と現在の悪役の体が触れ合うと、その悪役はドロドロに溶けてしまいました。
恐ろしい!
でも「ルーパー」では何ともなかったですね。普通にしゃべってるし、体に触れても平気でした
老ジョー曰く
「とにかくタイムトラベルは難しすぎるんだよ、まぁそういうこったから気にすんな」
これはつまり「映画だから細かいことは気にするな」と同意義だよね
「映画だから」
あらゆる疑問や突っ込みを相殺できる魔法の言葉である
例:「どうして主人公にだけ弾が当たらないの」→「映画だから」
とかさ
とはいえ、SFファンって"タイムトラベルネタをどれだけ矛盾なく出来るか"を求めてる節があるよね。
特に日本人の場合、そんな気がする。
その辺「ルーパー」はほっぽりだしてる。
だってブルースが気にすんなって言ってるし、終いには「説明したくないから聞くな!」て怒鳴るし。
そこがSFファンの不評を買ってるのかも
実際、タイムトラベルをして、どういう問題が起こるのかわかりませんしね。
だってまだ誰もやってないんだから。
まあ証明できないだけで、実はもう成功してるのかもしれないけど。
デジャヴはタイムトラベルの影響だとかいう説も聞いたことある
上海行くのも唐突だったなあ。
普通にフランスに渡って魅力的なフランス人の女性と出会って、で別にいいのに
ここはまあ、製作資本が中国系企業という大人の事情が大きいんでしょうね
ちなみにフランスに拘っていたのはジョセフ自身がかなりフランス通だかららしい
それとタイムトラベルの演出。
深夜、人気のない場所で電気バチバチなって閃光に包まれて、そしたら全裸のシュワちゃんが
っていう場面を、もうすっかり刷り込まれてしまいましたが
「ルーパー」では何の前触れもなく突然フッと現れる。
そこが妙にシュールで笑えます。
それにしても、ルーパーって言っちゃなんだけど、凄い簡単そうだし
30年間、楽に暮らせるだけの大金を手に出来るっていうけど
30年後に迎えが来るってわかってるのが怖いですね。
身を隠してもレインメーカーの超能力で見つけ出すんだろうし
いっそのこと自殺しようと思っても出来ない、
過去に行って殺されなきゃ、今まで生活してきた金は?ってなるし。
そのループを破ろうとしたのが老セスであり老ジョーなんだろうけど。
とまあ、いろいろ言いたいことあるけど、面白かったし、
ジョセフのファンは絶対見て、というくらい、ジョセフがかっこいいです。
まぁメイクは好き嫌いあるだろうけど。髪型だけでも結構変わる人だし
かえってメイクなしでもブルースに似せれたんじゃないかな。
ただ似てる似てないはそれほど重要じゃないと思う
そっくりな物真似を目指してるわけじゃないんだし。
全く違うタイプの外見の二人が同じ人間を演じるというチャレンジを買いたい。
ジョセフは本当に良い役者だと思う。
失礼なこと書きますが
「500日のサマー」や「インセプション」で本格的に人気が出始めたとき
写真だけだど正直、そんなにいいのかなと思っていた。
そんな僕でも、ここまで印象が変わったんだから
見ただけなら特に思わなかったのに、演技で魅了する。
それは本当の意味で役者ってことだよね。
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