ファウンテン 永遠につづく愛
ファウンテン 永遠につづく愛 / THE FOUNTAIN
医者のトミーは難病に冒された愛妻イジーを救うべく、治療薬の研究に没頭するが
なかなか進展はせず、焦りと疲労で憔悴しきっていた。
そんな彼を察してなのか、作家であるイジーは執筆中の小説を手渡す。
中世のスペイン、異端者として宗教裁判にかけられようとしている女王イザベルを救うため
マヤ文明の遺跡に隠された不死をもたらす泉を探しにいく騎士トマスの冒険譚。
古代マヤ人の思想と文化に傾倒するイジーの死生観が色濃く反映された物語だった。
2006年 アメリカ映画 ワーナー・ブラザーズ製作
監督・脚本:ダーレン・アロノフスキー
製作:エリック・ワトソン アーノン・ミルチャン イアイン・スミス
製作総指揮:ニック・ウェクスラー
原案:ダーレン・アロノフスキー アリ・ハンデル
衣装:レネー・エイプリル
編集:ジェイ・ラビノウィッツ
プロダクションデザイナー:ジェームズ・チンランド
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:クリント・マンセル
出演:ヒュー・ジャックマン レイチェル・ワイズ エレン・バースティン
医者のトミーは難病に冒された愛妻イジーを救うべく、治療薬の研究に没頭するが
なかなか進展はせず、焦りと疲労で憔悴しきっていた。
そんな彼を察してなのか、作家であるイジーは執筆中の小説を手渡す。
中世のスペイン、異端者として宗教裁判にかけられようとしている女王イザベルを救うため
マヤ文明の遺跡に隠された不死をもたらす泉を探しにいく騎士トマスの冒険譚。
古代マヤ人の思想と文化に傾倒するイジーの死生観が色濃く反映された物語だった。
2006年 アメリカ映画 ワーナー・ブラザーズ製作
監督・脚本:ダーレン・アロノフスキー
製作:エリック・ワトソン アーノン・ミルチャン イアイン・スミス
製作総指揮:ニック・ウェクスラー
原案:ダーレン・アロノフスキー アリ・ハンデル
衣装:レネー・エイプリル
編集:ジェイ・ラビノウィッツ
プロダクションデザイナー:ジェームズ・チンランド
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:クリント・マンセル
出演:ヒュー・ジャックマン レイチェル・ワイズ エレン・バースティン
「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督が
冒険活劇、ラヴストーリー、哲学SFの融合を試みた意欲作、というか野心作。
しかし、その試みは不発に終わったとされ、公開当時の評判は散々でした。
年月を経て評価されるタイプの作品・・・・・なのだろうか?
恐らく、スペイン編か現代編どちらかに絞れば、もっと分かりやすくなったんだと思いますが
監督はそうはしたくなかったんでしょうね、むしろ宇宙編に一番力を入れたかったんではないでしょうか。
宇宙空間を浮遊する球体の中で、坊主に作務衣の主人公が座禅したり太極拳する不思議な映像。
亡くなったはずの妻が幾度か現れ、そのたび彼は自責する。
しかし最終的に真理(輪廻転生)を悟ることができた。
結局この作品のテーマは受け入れて乗り越える、という何度も描かれてきたことだと思うんです。
星で衝突して昇華するのは今までの主人公の死=心の傷が癒されて新しく生まれ変わった
ということだと解釈してます。
ただ監督によるとこれはトミーの心象風景ではなく、新薬を完成して本当に不老不死になって
宇宙船で旅をする未来の主人公らしい....
とにかく明確なストーリーやはっきりとした答えがないので
独特の映像美に浸るといった見方のほうがすんなり入れるかもしれません。
それとヒュー・ジャックマンのドラマ演技の代表作は「プレステージ」はなく
「ファウンテン」だと僕は思っているので、彼の演技にも注目して欲しいですね。
ジャックマン演じる主人公は
スペイン編はトマス、現代編はトミー、宇宙編はトムと区別されています。
トマスは”ウルヴァリン”や”ヴァン・ヘルシング”にも通じるヒロイックなキャラで
見た目も中身もカッコイイし、ヒューは一度は騎士モノをやるべきだと思ってますが
一番、共感しやすいのはやはりトミーでしょうかね。
妻の為という一心で邁進しても、実は彼女の真意を読み取れていなかったというのは
死を目前に達観してる感のあるイジーに比べると多少エゴイスティックかもしれませんが
非常に人間臭いです。
マヤ人の創世神話を熱心に語る彼女を「一体何を言ってるんだろう」って表情してましたが
切羽詰まってるのにこの手の話されても面食らうのは仕方ないことです。
レイチェル・ワイズのことも少し書きます。
レイチェルは一番好きな、とまでは言いませんが
かなり好きな女優です。最近、映画レビューで女優さんのことあまり書いてなくて
ゾーイーについてもあまり触れてないから、興味なくしたのかと皆さん思ってるかもしれませんが
全然そんなことありませんから。ちゃんと彼女達のファンですからね 誰に向けての言い訳なのか
それに男優やアクションスターについて熱く書くほうが僕らしいんじゃないか
と自分でも最近思い始めたので(笑)
それはともかくレイチェルは一番日本人受けするタイプの人ですよね。
「ハムナプトラ3」の何が評判悪かったかって、レイチェルが降板して
ヒロイン別の人になったからでしょう。
後任の女優さんを悪く言うつもりは毛頭ないんですが、もしレイチェルのままなら
舞台がエジプトから中国に移っても、もう少し違った反応になっていただろう。
元々、出来は決してよくないけど楽しいからOKみたいなノリのシリーズだったし
そういうところが僕も好きだった。
何で降りたのか、あくまで推測ですが
脚本もイマイチだったんでしょうし、彼女自身も
「これからはオスカー女優だしシリアスや文芸路線で行くわよ」
っていう気だったんでしょうか。
ってか、ブレイクしてからあっという間にアカデミー賞獲りましたね、この人。
しかも今は007の嫁だし。
ですが、これも個人的な印象なんですけど
受賞した後、レイチェルはどうも作品に恵まれていない気がします。
まず、この「ファウンテン」は大コケしてるし(監督とは当時、事実婚のカップルでした)
「ラブリーボーン」もヒットしたとは言い難い。
この話も残念でしたね。もう一人のレイチェルは変わらず出るみたいなのにね。
それと「ブラザーズ・ブルーム」っていうのがあるんですよ
これがすげーつまんねー
本国では何度も公開延期されたようで、レイチェルに加えエイドリアン・ブロディ
マーク・ラファロ、菊池凛子というキャストにもかかわらず日本では劇場公開されなかった。
本編を見て納得した。
オフビートなユーモアが、とかそういうフレーズで誤魔化すのはやめてくれ。
つまんねーもんはつまんねーから。
でもここでは評判いいほうだし
俺、映画見る目ないなー。
つまるところ、レイチェルは最近パッとしないというよりは僕好みの映画に出なくなってるだけかもしれません。
ただ、今年は「ボーン・レガシー」のヒロイン良かったし
来年はディズニーのファンタジー超大作「オズ はじまりの戦い」でも、またヒロイン。
ヒロインというよりは三人いるメインの女性キャラの一人で、むしろ悪女?の役だそうで。
それはそれで、うん。
これからもレイチェルには真面目そうな映画だけじゃなく、わかりやすい娯楽大作にも出てほしいものです。
冒険活劇、ラヴストーリー、哲学SFの融合を試みた意欲作、というか野心作。
しかし、その試みは不発に終わったとされ、公開当時の評判は散々でした。
年月を経て評価されるタイプの作品・・・・・なのだろうか?
恐らく、スペイン編か現代編どちらかに絞れば、もっと分かりやすくなったんだと思いますが
監督はそうはしたくなかったんでしょうね、むしろ宇宙編に一番力を入れたかったんではないでしょうか。
宇宙空間を浮遊する球体の中で、坊主に作務衣の主人公が座禅したり太極拳する不思議な映像。
亡くなったはずの妻が幾度か現れ、そのたび彼は自責する。
しかし最終的に真理(輪廻転生)を悟ることができた。
結局この作品のテーマは受け入れて乗り越える、という何度も描かれてきたことだと思うんです。
星で衝突して昇華するのは今までの主人公の死=心の傷が癒されて新しく生まれ変わった
ということだと解釈してます。
ただ監督によるとこれはトミーの心象風景ではなく、新薬を完成して本当に不老不死になって
宇宙船で旅をする未来の主人公らしい....
とにかく明確なストーリーやはっきりとした答えがないので
独特の映像美に浸るといった見方のほうがすんなり入れるかもしれません。
それとヒュー・ジャックマンのドラマ演技の代表作は「プレステージ」はなく
「ファウンテン」だと僕は思っているので、彼の演技にも注目して欲しいですね。
ジャックマン演じる主人公は
スペイン編はトマス、現代編はトミー、宇宙編はトムと区別されています。
トマスは”ウルヴァリン”や”ヴァン・ヘルシング”にも通じるヒロイックなキャラで
見た目も中身もカッコイイし、ヒューは一度は騎士モノをやるべきだと思ってますが
一番、共感しやすいのはやはりトミーでしょうかね。
妻の為という一心で邁進しても、実は彼女の真意を読み取れていなかったというのは
死を目前に達観してる感のあるイジーに比べると多少エゴイスティックかもしれませんが
非常に人間臭いです。
マヤ人の創世神話を熱心に語る彼女を「一体何を言ってるんだろう」って表情してましたが
切羽詰まってるのにこの手の話されても面食らうのは仕方ないことです。
レイチェル・ワイズのことも少し書きます。
レイチェルは一番好きな、とまでは言いませんが
かなり好きな女優です。最近、映画レビューで女優さんのことあまり書いてなくて
ゾーイーについてもあまり触れてないから、興味なくしたのかと皆さん思ってるかもしれませんが
全然そんなことありませんから。ちゃんと彼女達のファンですからね 誰に向けての言い訳なのか
それに男優やアクションスターについて熱く書くほうが僕らしいんじゃないか
と自分でも最近思い始めたので(笑)
それはともかくレイチェルは一番日本人受けするタイプの人ですよね。
「ハムナプトラ3」の何が評判悪かったかって、レイチェルが降板して
ヒロイン別の人になったからでしょう。
後任の女優さんを悪く言うつもりは毛頭ないんですが、もしレイチェルのままなら
舞台がエジプトから中国に移っても、もう少し違った反応になっていただろう。
元々、出来は決してよくないけど楽しいからOKみたいなノリのシリーズだったし
そういうところが僕も好きだった。
何で降りたのか、あくまで推測ですが
脚本もイマイチだったんでしょうし、彼女自身も
「これからはオスカー女優だしシリアスや文芸路線で行くわよ」
っていう気だったんでしょうか。
ってか、ブレイクしてからあっという間にアカデミー賞獲りましたね、この人。
しかも今は007の嫁だし。
ですが、これも個人的な印象なんですけど
受賞した後、レイチェルはどうも作品に恵まれていない気がします。
まず、この「ファウンテン」は大コケしてるし(監督とは当時、事実婚のカップルでした)
「ラブリーボーン」もヒットしたとは言い難い。
この話も残念でしたね。もう一人のレイチェルは変わらず出るみたいなのにね。
それと「ブラザーズ・ブルーム」っていうのがあるんですよ
これがすげーつまんねー
本国では何度も公開延期されたようで、レイチェルに加えエイドリアン・ブロディ
マーク・ラファロ、菊池凛子というキャストにもかかわらず日本では劇場公開されなかった。
本編を見て納得した。
オフビートなユーモアが、とかそういうフレーズで誤魔化すのはやめてくれ。
つまんねーもんはつまんねーから。
でもここでは評判いいほうだし
俺、映画見る目ないなー。
つまるところ、レイチェルは最近パッとしないというよりは僕好みの映画に出なくなってるだけかもしれません。
ただ、今年は「ボーン・レガシー」のヒロイン良かったし
来年はディズニーのファンタジー超大作「オズ はじまりの戦い」でも、またヒロイン。
ヒロインというよりは三人いるメインの女性キャラの一人で、むしろ悪女?の役だそうで。
それはそれで、うん。
これからもレイチェルには真面目そうな映画だけじゃなく、わかりやすい娯楽大作にも出てほしいものです。
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