メタルヘッド
メタルヘッド / HESHER
母親を自動車事故で亡くした一家。
父親のポールは鬱状態から立ち直れず、一人息子TJは心に深い傷を負い学校ではイジメにあっていた。
希望の見えない、まさに最低な日々。
そんな彼らの前にエクストリーム行為とヘヴィメタルを愛する謎の男ヘッシャーが現れる。
傍若無人で予測の出来ないヘッシャーの振る舞いに、一家は振り回される。
しかし、徐々に、悲しみや絶望とは違う何かが目覚めはじめていた。
2010年 アメリカ映画
監督・製作・脚本・編集:スペンサー・サッサー
製作:ルーシー・クーパー マシュー・ウィーヴァー スコット・プリサンド
ナタリー・ポートマン ジョニー・リン ウィン・シェリダン
原案:ブライアン・チャールズ・フランク
脚本:デヴィッド・ミショッド
撮影:モーガン・ピエール・サッサー
プロダクションデザイン:ローラ・フォックス
衣装:エイプリル・ネイピア
編集:マイケル・マカスカー
音楽:フランソワ・テータ
主演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット デヴィン・ブロシュー
ナタリー・ポートマン レイン・ウィルソン パイパー・ローリー
母親を自動車事故で亡くした一家。
父親のポールは鬱状態から立ち直れず、一人息子TJは心に深い傷を負い学校ではイジメにあっていた。
希望の見えない、まさに最低な日々。
そんな彼らの前にエクストリーム行為とヘヴィメタルを愛する謎の男ヘッシャーが現れる。
傍若無人で予測の出来ないヘッシャーの振る舞いに、一家は振り回される。
しかし、徐々に、悲しみや絶望とは違う何かが目覚めはじめていた。
2010年 アメリカ映画
監督・製作・脚本・編集:スペンサー・サッサー
製作:ルーシー・クーパー マシュー・ウィーヴァー スコット・プリサンド
ナタリー・ポートマン ジョニー・リン ウィン・シェリダン
原案:ブライアン・チャールズ・フランク
脚本:デヴィッド・ミショッド
撮影:モーガン・ピエール・サッサー
プロダクションデザイン:ローラ・フォックス
衣装:エイプリル・ネイピア
編集:マイケル・マカスカー
音楽:フランソワ・テータ
主演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット デヴィン・ブロシュー
ナタリー・ポートマン レイン・ウィルソン パイパー・ローリー
題名からしてこれは見なければと思っていたのですが
実際はレンタル開始から鑑賞までかなり間が空きました(笑)
鬱々した雰囲気、気の抜けるようなユーモア、終盤の救いのある展開がうまく合わさっていて良い作品でした
ジョセフ・ゴードン=レヴィットのカメレオンぶりはこの作品でも見事です
夢見る恋愛青年や潜在意識強盗のプロフェッショナルと同じ役者だと
意識しなければ気づかない
(「キルショット」で殺し屋ミッキー・ロークの相棒になるチンピラが割りと近いけど、違うんだ)
子役も初めて見る子だけどよかったです。
悲しみを一杯溜め込んで小さな背中を向けてとぼとぼ歩く姿がいたいけでキュンときた。
いわくつきの廃車を取り戻そうと一生懸命なのも健気でね
憧れのお姉さん(ナタポ)とも知り合いになれて(これもヘッシャーさんのおかげ、何だかんだでいい人)
段々と活気が戻りつつあったTJ君の日常でしたが、色々起こって再び崩れてしまいます。
おばあちゃんの葬式でヘッシャーさんが言うのです
「ちゃんとあるじゃねーか!ちゃんと残ってるじゃねーか!」
ヘッシャーがなくしたアレと亡くなったお母さんを一緒くたにするのはどうかと思いますが
きっとこれは天国にいるお母さんも天国に入ったばかりのおばあちゃんも
言いたかったことなんです。特におばあちゃんは変わってしまった父子をずっと見てきただろうから
それをヘッシャーさんは代弁したのです、多分。うん、きっとそう。
「おばあちゃんとの約束を果たすんだ」
強引に棺を運び出すヘッシャーさんですがTJとポールは止めることもなく
一緒に棺を押し運びました。きっと胸の奥で眠っていたものを起こされたのでしょう。
いつもはわけわからん与太話ばかりするヘッシャーさんだったけど
それでも裏表ナシの本心と彼なりの真心のこもったものばかりだったんだろうね。
結局ヘッシャーさんは何者なのか
TJが行くところどこにでも出没するし、学校にもすんなりもぐりこんで
不審人物として警察に追われてるふうでもなく(パトカーに火炎瓶投げたのにw)
かといって主人公の家族だけに見えてるというのでもない。
何かの力で守られた聖人なのかもしれないし、ただの浮浪者なのかもしれない
まぁこの物語自体、おとぎ話みたいなもんですからねえ
ある人物がフッと現れてドラマが展開し、エンディングを迎えるころにはすでに去っている
いくらかの謎を残しつつ。
このよくあるパターン(西部劇とかにも多いよね)って「メタルヘッド」がまさにそうなんだけど
僕は結構好きみたいです。
この監督、次回作があるならぜひ見たい。
ここからは映画とは直接関係ない話で恐縮です。
この「メタルヘッド」という作品
超大物バンドMETALLICAの楽曲が使用された!という点で
HR/HMファンからも話題になりましたが
実は僕、METALLICAをちゃんと聞いたことが1回もないから
レビューで言及することが出来ませんでした
このバンドはスラッシュメタルという僕のあまり聞かないジャンルに分類されるのです。
↓に挙げたのが僕が好む主なジャンル。
聞き始めて4年のヤツが偉そうに、と自分でも思いますが書かせて頂きます。
シンフォニックメタル 代表曲
メタルに壮大なオーケストラルサウンドを導入する。シンフォニーの部分は生楽器を使ったフルオケだったり
シンセサイザーによるプログラミングだったりする。
プログレッシヴメタル 代表曲
ヘヴィメタルとプログレッシヴロックの合わせ技
ネオクラシカルメタル 代表曲
メタルのリフやメロディーに文字通りクラシカルなフレーズをふんだんに盛り込む。
クラシカルなメロディだけでなく、既存のクラシック音楽そのものを引用する場合もある。
衣装はフランス貴族みたいなフリフリのシャツが多いっぽい。
パワーメタル 代表曲
力強いメタル
スピードメタル 代表曲
速いメタル
この二つは実は僕はほとんど聞き分けは出来ない。
ああ、これがパワーメタルなんだねと思ったのがスピードメタルと言われ
これはスピードメタルだろうと思ったのがパワーメタル扱いだった。
代表例としてそれぞれリンクした二曲を入れ替えても
やっぱりそれほど違いは無いように感じる。
あるライナーノートで「パワーメタル的なスピード感」という表現があった。
その後、別のライナーノートでも使われ、この言い回しを最低二回は目にした。
スピード感のあるメタルって、それはつまりスピードメタルのことではないのだろうか?
結局は聞く人の感じ方によるのかな
エピックメタル 代表曲
ヘヴィメタルの歌詞の定番、”英雄伝説””剣と魔法””騎士とドラゴン”などの
ヒロイックファンタジーというテーマに特化したメタル。
空想、ファンタジー、神話だけでなく史実の戦記を歌詞にしたりもする。
そのヒロイズムを表現するため、必然的に大げさなメロディになります。
ゆえに贔屓のバンドはそれほど多くないですが僕が特に惹かれる部分の多いジャンルです。
クサメタル 代表曲
泣きが入った異様なまでにメロディアスなメタル。
メロディックスピードメタルがさらに濃くなったヤツ。
ちなみにメロディックスピードメタルは日本だけの呼称らしい。
スピードメタル自体がメロディアスなのに、
さらに”メロディック”という言葉を冠するのは
いかに日本人がメロディーを重視するか、を表していると思う
漢メタル
代表曲 映画やアニメの映像と音楽を合わせるMADは動画サイトに山ほどありますが、これは似合いすぎている。
漢(おとこ)のメタル。これも個人の感性次第っていうか
聞いてる人が「漢だ!」と思えば、それは漢メタルなんだと思います。
こんな感じです
前述したとおり、色々細分化したヘヴィメタルのほんの一部分しか僕は聞いていません。
しかし、往々にして、日本人の感性に合った聞きやすい音楽だと思うのです。
上に挙げたクサメタルなんかは特に。
メタルは一般ウケしない
そんなイメージ誰が広めたのか、どうして定着したのかわかりませんが
そんなもん嘘っぱちです。
っていうか作品のレビューよりメタル話のほうが長くなったw
何の記事なんだかわかりゃしねえw
映画とヘヴィメタル両方について書きていきたいという趣旨のこのブログ
とはいえ映画のレビューで頼まれてもいないメタル話を長々書くのはどうなんだとも思いました。
しかし一個の記事として分けても誰も読んでくれなさそうなので(笑)
さらに邦題とはいえこのタイトル、今回書かずにいつ書くんだ
ということで、チラシの裏ではあるけど、そのチラ裏も自分のブログの一部なワケで
僕のわがままを通させていただきました。
あとヘヴィメタルを”ヘヴィメタ”と略すのに嫌悪感、拒否感を示す方も多いですが
僕はそれほどでもないのだけど、気持ちは分かります。
何故かって言うと、まず語感が悪すぎますよね。
メタメタした蛇を想像してしまう。ただ、僕は蛇ってそれほど嫌いな動物じゃないんです。
むしろ害無いなら飼ってみたいくらい。
そういえばヘッシャーさんも少年時代、蛇飼ってる設定でしたね。
餌として入れた鼠が逆に蛇に立ち向かって、箱の支配者になった。
蛇は餓死したっていう。ということはヘッシャーさんペット見殺しにしたのか、ひどいね
実際はレンタル開始から鑑賞までかなり間が空きました(笑)
鬱々した雰囲気、気の抜けるようなユーモア、終盤の救いのある展開がうまく合わさっていて良い作品でした
ジョセフ・ゴードン=レヴィットのカメレオンぶりはこの作品でも見事です
夢見る恋愛青年や潜在意識強盗のプロフェッショナルと同じ役者だと
意識しなければ気づかない
(「キルショット」で殺し屋ミッキー・ロークの相棒になるチンピラが割りと近いけど、違うんだ)
子役も初めて見る子だけどよかったです。
悲しみを一杯溜め込んで小さな背中を向けてとぼとぼ歩く姿がいたいけでキュンときた。
いわくつきの廃車を取り戻そうと一生懸命なのも健気でね
憧れのお姉さん(ナタポ)とも知り合いになれて(これもヘッシャーさんのおかげ、何だかんだでいい人)
段々と活気が戻りつつあったTJ君の日常でしたが、色々起こって再び崩れてしまいます。
おばあちゃんの葬式でヘッシャーさんが言うのです
「ちゃんとあるじゃねーか!ちゃんと残ってるじゃねーか!」
ヘッシャーがなくしたアレと亡くなったお母さんを一緒くたにするのはどうかと思いますが
きっとこれは天国にいるお母さんも天国に入ったばかりのおばあちゃんも
言いたかったことなんです。特におばあちゃんは変わってしまった父子をずっと見てきただろうから
それをヘッシャーさんは代弁したのです、多分。うん、きっとそう。
「おばあちゃんとの約束を果たすんだ」
強引に棺を運び出すヘッシャーさんですがTJとポールは止めることもなく
一緒に棺を押し運びました。きっと胸の奥で眠っていたものを起こされたのでしょう。
いつもはわけわからん与太話ばかりするヘッシャーさんだったけど
それでも裏表ナシの本心と彼なりの真心のこもったものばかりだったんだろうね。
結局ヘッシャーさんは何者なのか
TJが行くところどこにでも出没するし、学校にもすんなりもぐりこんで
不審人物として警察に追われてるふうでもなく(パトカーに火炎瓶投げたのにw)
かといって主人公の家族だけに見えてるというのでもない。
何かの力で守られた聖人なのかもしれないし、ただの浮浪者なのかもしれない
まぁこの物語自体、おとぎ話みたいなもんですからねえ
ある人物がフッと現れてドラマが展開し、エンディングを迎えるころにはすでに去っている
いくらかの謎を残しつつ。
このよくあるパターン(西部劇とかにも多いよね)って「メタルヘッド」がまさにそうなんだけど
僕は結構好きみたいです。
この監督、次回作があるならぜひ見たい。
ここからは映画とは直接関係ない話で恐縮です。
この「メタルヘッド」という作品
超大物バンドMETALLICAの楽曲が使用された!という点で
HR/HMファンからも話題になりましたが
実は僕、METALLICAをちゃんと聞いたことが1回もないから
レビューで言及することが出来ませんでした
このバンドはスラッシュメタルという僕のあまり聞かないジャンルに分類されるのです。
↓に挙げたのが僕が好む主なジャンル。
聞き始めて4年のヤツが偉そうに、と自分でも思いますが書かせて頂きます。
シンフォニックメタル 代表曲
メタルに壮大なオーケストラルサウンドを導入する。シンフォニーの部分は生楽器を使ったフルオケだったり
シンセサイザーによるプログラミングだったりする。
プログレッシヴメタル 代表曲
ヘヴィメタルとプログレッシヴロックの合わせ技
ネオクラシカルメタル 代表曲
メタルのリフやメロディーに文字通りクラシカルなフレーズをふんだんに盛り込む。
クラシカルなメロディだけでなく、既存のクラシック音楽そのものを引用する場合もある。
衣装はフランス貴族みたいなフリフリのシャツが多いっぽい。
パワーメタル 代表曲
力強いメタル
スピードメタル 代表曲
速いメタル
この二つは実は僕はほとんど聞き分けは出来ない。
ああ、これがパワーメタルなんだねと思ったのがスピードメタルと言われ
これはスピードメタルだろうと思ったのがパワーメタル扱いだった。
代表例としてそれぞれリンクした二曲を入れ替えても
やっぱりそれほど違いは無いように感じる。
あるライナーノートで「パワーメタル的なスピード感」という表現があった。
その後、別のライナーノートでも使われ、この言い回しを最低二回は目にした。
スピード感のあるメタルって、それはつまりスピードメタルのことではないのだろうか?
結局は聞く人の感じ方によるのかな
エピックメタル 代表曲
ヘヴィメタルの歌詞の定番、”英雄伝説””剣と魔法””騎士とドラゴン”などの
ヒロイックファンタジーというテーマに特化したメタル。
空想、ファンタジー、神話だけでなく史実の戦記を歌詞にしたりもする。
そのヒロイズムを表現するため、必然的に大げさなメロディになります。
ゆえに贔屓のバンドはそれほど多くないですが僕が特に惹かれる部分の多いジャンルです。
クサメタル 代表曲
泣きが入った異様なまでにメロディアスなメタル。
メロディックスピードメタルがさらに濃くなったヤツ。
ちなみにメロディックスピードメタルは日本だけの呼称らしい。
スピードメタル自体がメロディアスなのに、
さらに”メロディック”という言葉を冠するのは
いかに日本人がメロディーを重視するか、を表していると思う
漢メタル
代表曲 映画やアニメの映像と音楽を合わせるMADは動画サイトに山ほどありますが、これは似合いすぎている。
漢(おとこ)のメタル。これも個人の感性次第っていうか
聞いてる人が「漢だ!」と思えば、それは漢メタルなんだと思います。
こんな感じです
前述したとおり、色々細分化したヘヴィメタルのほんの一部分しか僕は聞いていません。
しかし、往々にして、日本人の感性に合った聞きやすい音楽だと思うのです。
上に挙げたクサメタルなんかは特に。
メタルは一般ウケしない
そんなイメージ誰が広めたのか、どうして定着したのかわかりませんが
そんなもん嘘っぱちです。
っていうか作品のレビューよりメタル話のほうが長くなったw
何の記事なんだかわかりゃしねえw
映画とヘヴィメタル両方について書きていきたいという趣旨のこのブログ
とはいえ映画のレビューで頼まれてもいないメタル話を長々書くのはどうなんだとも思いました。
しかし一個の記事として分けても誰も読んでくれなさそうなので(笑)
さらに邦題とはいえこのタイトル、今回書かずにいつ書くんだ
ということで、チラシの裏ではあるけど、そのチラ裏も自分のブログの一部なワケで
僕のわがままを通させていただきました。
あとヘヴィメタルを”ヘヴィメタ”と略すのに嫌悪感、拒否感を示す方も多いですが
僕はそれほどでもないのだけど、気持ちは分かります。
何故かって言うと、まず語感が悪すぎますよね。
メタメタした蛇を想像してしまう。ただ、僕は蛇ってそれほど嫌いな動物じゃないんです。
むしろ害無いなら飼ってみたいくらい。
そういえばヘッシャーさんも少年時代、蛇飼ってる設定でしたね。
餌として入れた鼠が逆に蛇に立ち向かって、箱の支配者になった。
蛇は餓死したっていう。ということはヘッシャーさんペット見殺しにしたのか、ひどいね
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