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ランナウェイズ

ランナウェイズ / THE RUNAWAYS



2010年 アメリカ映画

監督・脚本:フローリア・シジスモンディ
製作:ジョン・リンソン  アート・リンソン  ビル・ポーラッド
製作総指揮:ジョーン・ジェット  ケニー・ラグーナ  ブライアン・ヤング
原作:シェリー・カーリー
撮影:ブノワ・デビエ
プロダクションデザイン:エウヘニオ・カバイェーロ
衣装デザイン:キャロル・ビードル
編集:リチャード・チュウ
音楽:リリアン・バーリン
音楽監修:ジョージ・ドレイコリアス

出演:クリステン・スチュワート  ダコタ・ファニング  マイケル・シャノン

「トワイライト」のコンビがロックンロールする!ということで話題になった青春バンド映画。
どちらかといえばダコタ目当てで見る人のほうが多い気がしますがw
クリステンも「パニック・ルーム」で出始めた頃は男性ファンもたくさん居た記憶があるのですが.....

バンド映画にありがちな展開ではありましたが
出演者の演技や成長を見る点では結構な佳作だと思います

70年代は男に支配されていたロック、その体制をぶち破れ

だけど色々指示を出すプロデューサーのフォーリーが男の価値観で世界を見てるから
ジョーン達が本来やりたかったもの目指していたものからドンドンかけ離れていっちゃう。
最終的にはそれぞれが自らの心に折り合いをつけ、居場所を見つけたようです。

バンドメンバーの出会いや練習風景、ブレイクの経緯は結構詳しく描かれています
軋轢して空中分解の頃になるとシェリーの苦悩が前面に出てきて(主役の上に原作者だから当たり前)

プロデューサーから見放されても音楽活動を続けて復活したジョーンですが
プロセスをほとんどすっ飛ばして
最後にいきなり成功してラジオのゲストに出てきた時は少々面食らいました。

その辺は彼女らがどれだけ成功したか、どういうミュージシャンだったか、という事実より
ジョーンやシェリーの内面を描きたかったんだろうなと感じます。

どうしても女優陣に注目がいってしまいますが
プロデューサー役のマイケル・シャノンも印象的でした。
胡散臭くて、どうしようもない男なんだけど、変な魅力というかカリスマ性がありました。
ポスト・クリストファー・ウォーケンとでも言いましょうか....
大ヒット曲「チェリー・ボム」がほとんどその場のノリで思いついた、みたいな描写には笑いました

このマイケル・シャノンって役者、最近よく見かけるけど芸歴長いんだねえ
「バッドボーイズ2バッド」にも出てたとは。どの役だったんだろう、耳吹ッ飛ばされたヤツ?

あと数年経ったら
このバンドが活躍してた時代から40年。

今や女性がロックを聞いたり、プレイすることは当たり前になりました。
むしろ音楽シーン全体が女性リスナーに支えられてるんじゃないかと感じることさえあります。
その土台を作るのに間違いなく貢献したのが彼女たちなんですね。

まぁー楽曲そのものは僕の好むタイプではなかったんですが.....

それにしてもシェリーの双子の姉(妹だったかな?)が後々
スティーヴ・ルカサーと結婚するとは。
こんな逸話が実しやかに囁かれるほど熱いロック親父スティーヴ・ルカサー(この話ホントなんだろうか)
ところでこの人を”ルーク”って呼ぶのは
TOTOのメンバーにもう一人スティーヴ(ポーカロさん)が居るからですか?
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バーンズさん、こんにちは!

ロックバンドと言っても、音楽性は重視してない
色もの的な扱いだったから、短命で終わっても無理はなかったですね。

それよりも、最後の記述でビックリしましたわ!
シェリーの双子の姉妹がスティーヴ・ルカサーと結婚してたの?!!
映画だと姉妹のほうは音楽業界に縁が無さそうで地味に暮らしてたのにね。
どこでどうなったやら・・・w(゚o゚)w

そのSMAPの逸話は本当っぽいですよ。
私、番組にTOTOが出た時、観てましたもん。
なんかSMAPが委縮気味でした(^▽^;)

No title

やっぱり元ランナウェイズのヴォーカルとその妹(しかも美人)
ということで芸能関係者の間でもモテたんじゃないでしょうか
シェリーも完全引退というわけじゃなくて歌手や女優業を続けていたみたいだし

スマスマにTOTOが出た時は今ほど洋楽に興味なかったので見逃しました。
(まぁ現在も聞く洋楽のジャンル偏ってますが...)
今になって悔やまれます

こんにちは

バーンズさんはまだご自分が誕生されてない時代の音楽にもお詳しいですね♪

そうそう。
ワタシも、プロデューサー役のマイケル・シャノンがすごくよかったと思いますね。
胡散くささマンテンでしたねぇ。

咄嗟にあんなヒット曲を生み出せるなんてめちゃくちゃ才能ある人だったんでしょうね。

No title

mia☆miaさん、こんばんは

いや~、僕の知識は後追い的なものが多いんで(笑)
ただ、今は年代もジャンルも関係なく興味がわけばどんな音楽でも聴けるので
そういう意味ではいい時代だと思います。

マイケル・シャノン、今度はジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の「マンハッタンチェイス」で悪役だとか
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バーンズ

Author:バーンズ
2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

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