SYMPHONY X "PARADISE LOST"

SYMPHONY Xの7thアルバム



今回の文はちょっと長くなってしまいました。

前作から5年のブランクを経て発売された今作は
17世紀イギリスの詩人ジョン・ミルトンによる叙事詩「失楽園」を題材にしており
明確なストーリーはないものの一定のテーマに沿った楽曲が並ぶコンセプトアルバムとなっています。

  1. OCULUS EX INFERNI
  2. SET THE WORLD ON FIRE
  3. DOMINATION
  4. THE SERPENT'S KISS
  5. PARADISE LOST
  6. EVE OF SEDUCTION
  7. THE WALLS OF BABYLON
  8. SEVEN
  9. THE SACRIFICE
 10. REVELATION (DIVUS PENNAE EX TAGOEDIA)

   BONUS TRACK

 11. SACRIFICE PRELUDE (DEMO)
 12. OPENING ALTERNATE INTRO (DEMO)


3rdを超えるSYMPHONY X の最高傑作という声も多く
個人的には5th6thには及ばないと思いますが、非常に力作なことは確かです。

1~4までヘヴィなのが続いて5でバラード、キャッチーな6、プログレッシヴな7
激烈に押しまくる8、9で再びバラード、10で大団円と構成のバランスもいい。

つーか8.の SEVEN が神すぎ! メタラーもそうじゃない人も間違いなく圧倒されると思う。

キリスト教文学がテーマなだけに荘厳さ、神々しさに満ちている反面
非常にアグレッシヴな内容の一枚です!

SET THE WORLD ON FIRE (タイトルをYOUTUBEにリンクしてます)

アルバムの掴みとなるスピードナンバー。
PVも何だか凄いことになってますね



PARADISE LOST

バラードがタイトルトラックというのはこのバンドで初めてです。
バラードを書くのが巧いバンドはどんなタイプの曲を書いても巧いという印象を僕は持ってるんですが
実に美しいバラードです。ゆえにSYMPHONY Xは素晴らしいバンドです

SEVEN

ぶっ飛ぶようなエナジーとテンションで一気に突っ走るキラーチューン
その名の通り7分でキッチリ終るのも凝ってる。
しかしそこまで統一して曲順が8番目とはこれいかにw

REVELATION (DIVUS PENNAE EX TAGOEDIA)

最後はいつもの長尺曲。といいても10分弱だから、このバンドにしてはほどほどの長さだな。
REVELATIONは直訳すると啓示ですが、黙示録という意味もあります。
APOCALYPSEも訳すと黙示録ですが、どう使い分けるんでしょう?と思ってたら
APOCALYPSEは元々ギリシャ語でそれの英訳がREVELATIONだったということです。
黙示録というと、大雑把ですが、世界の滅亡とか善と悪の最後の戦いとか
そういうのを連想します、実際は違うのかもしれません。
ただこの曲に関しては、まるで超大作ファンタジー映画のクライマックスみたいで
上に書いた僕のイメージそのままです。
ロック史上最高にドラマティックな黙示録。
副題のDIVUS PENNAE EX TAGOEDIAを英語に直すとDIVINE WINGS OF TRAGEDYとなり
3rdのタイトルトラックとリンクしている。

それとライナーノートを読んで少し思うことが

SYMPHONY X が1994年に出したデビューアルバムの契約を
日本の会社としか結べなかったことに触れています。

そのまま抜粋しますが

1994年といえば、
まだ世界中のロック・シーンがグランジ/オルタナティヴに占拠されていた時代であり、
だからこそSYMPHONY Xはデビュー・アルバムですでに相当インパクトのある音楽性を
提示していたにもかかわらず(自費製作ゆえにサウンド・プロダクションの質は高くなかったが)、
日本でしかレコード契約を得られなかったのである。

日本のハード・ロック/ヘヴィ・メタル・シーンというのは昔から独自のマーケットを築いており、
欧米では相手にされないものが日本でだけは売れるは、といったケースが珍しくなかった。
もし当時、日本がSYMPHONY Xを拾っていなかったら、そのまま彼らは情熱を失ってバンドが
消滅していた可能性もあったのである。そして、実際に日本のヘヴィ・メタル・ファンが
SYMPHONY Xを高く評価したことで(つまりアルバムが好セールスを記録したことで)、
バンドは大きなモチベーションを得て、その後、欧米で正当な評価を得るまでのあいだ、
地道に活動を続けることが出来た。別に恩着せがましいことを言うつもりはないが、
日本のファンはそのことを誇りの思ってもいいはずだ
 以上、抜粋終わり

十分、恩着せがましいと思いますけど。

プロのライターさんが書いてることだし、考察自体は正しいでしょう。
最初は日本でしかアルバム出なかったのも事実。
日本のリスナーの応援がバンドのキャリアに貢献したのも事実。
バンドのメンバーもそこは分かっているし、感謝してることと思う
こういう曲も書いたし。
だけど、たとえバンドが全く芽が出ずに解散しても
メンバー、特にマイケル・ロメオの音楽の才能は絶対どこかで開花したと思うよ。
ヘヴィメタルとは違うジャンルだったかもしれないけどさ。

ってか”拾っていなかったら”って書き方はどうにかならなかったのかね?
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バーンズ

Author:バーンズ
2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

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