孫文の義士団
孫文の義士団 / 十月囲城
2009年 香港 中国 合作映画
監督:テディ・チャン
アクション監督:トン・ワイ
製作:ピーター・チャン
撮影:アーサー・ウォン
衣装:ドーラ・ン
プロダクションデザイン:ケネス・マク
スタントコーディネーター: 谷垣健治
出演:ドニー・イェン ニコラス・ツェー レオン・カーフェイ レオン・ライ
ファン・ビンビン ワン・シュエチー クリス・リー フー・ジュン
20世紀初頭の中国、打倒清朝を掲げる革命家、孫文が蜂起計画を協議するため香港にやってくる。
西太后が差し向けた500人の暗殺団から孫文を守るため、義士団が結成される。
孫文が同志と会談を終えるまでの1時間、中国の未来をかけた激烈な死闘が繰り広げられる。
ネタバレしてます !
2009年 香港 中国 合作映画
監督:テディ・チャン
アクション監督:トン・ワイ
製作:ピーター・チャン
撮影:アーサー・ウォン
衣装:ドーラ・ン
プロダクションデザイン:ケネス・マク
スタントコーディネーター: 谷垣健治
出演:ドニー・イェン ニコラス・ツェー レオン・カーフェイ レオン・ライ
ファン・ビンビン ワン・シュエチー クリス・リー フー・ジュン
20世紀初頭の中国、打倒清朝を掲げる革命家、孫文が蜂起計画を協議するため香港にやってくる。
西太后が差し向けた500人の暗殺団から孫文を守るため、義士団が結成される。
孫文が同志と会談を終えるまでの1時間、中国の未来をかけた激烈な死闘が繰り広げられる。
ネタバレしてます !
いやー、皆それぞれ見事なフラグが立っていたけど
ものの見事に全員死亡とは
主役はドニー・イェンだと勝手に思いこんでましたが
実質的な主役は革命のスポンサーでもある商人のオッサンとその息子ですね。
ドニーは今回は凄いダメ男の役でしたね。
元々は優秀な警官だったのですが、ギャンブル中毒で落ちぶれて
物語の序盤は西太后側の殺し屋に雇われてるんですよ。
で、情報を売って小銭を稼ぐカス野郎、「俺は金のためなら何でもしやすぜ、ヘヘヘ」とか言って
(そんな台詞は言ってなかったかもしれませんが、雰囲気はそんな感じ)
警官としても人間としても堕ちるところまで堕ちた
そんなクズ人間(言い過ぎ)が奮起するのは
別れた妻(今は商人のオッサンの嫁さん)との間に生まれた娘(ドニーが実の父親だとは知らない)のため。
誇らしい父親と娘に思って欲しいから。まぁ立派なフラグですよね。
他にも悲恋から立ち直れずにホームレス化した名士(レオン・ライ)など
人生の辛酸をなめた者たちが集結
戦いに参加する事情は人それぞれ。理想のためだったり、親の敵討ちだったり
誇りを取り戻すためだったりね。
やがて各々が人生最後の大舞台を迎える。
俺たちの輝きを見てくれといわんばかりの立ち回りを見せるのです。
特にレオン・ライの覚醒ぶりは見事。
でもアクションシーンになるとやはり光るのはドニー。
なんですが、今回はちと違いました。敵がメチャ強いのです。
陶器の破片で喉を掻っ切るというあんまりな方法で辛くも勝利したドニー。
満身創痍ですが、それでもラスボスをやっつけてくれるだろうと期待しました、たとえ相打ちでも。
ところが
馬に乗るラスボス(レッドクリフの趙雲役の人だそうですね)に正面から突進して
吹き飛ばされ死亡
いや、仕方ないのです。もう戦える気力も残ってない、ならばせめて!というね。
でも馬と正面衝突って
とはいえ、ドニーももうすぐ50歳。
いつまでも無敵のドニー、超人ドニー、というわけではないのです。
さびしい反面、それが役者としての成長ってもんなんでしょう。
以下、本筋とは関係ない話
登場人物の顔が見分けつかない場面があった、初めて見る役者もいましたし
ニコラス・ツェーとドニー・イェンの顔一瞬見間違えたし。
終盤にはちゃんと見分けつきましたけどね。
ここがあんまりアジア映画を見ない僕と日頃からアジア映画を見慣れてる人の違いなんだろうなー
白人俳優や黒人俳優の顔の区別が付かないという話も良く聞きますが
骨は砕かれ、血飛沫が飛び、肉体は切断される。
リアルというか痛い演出がすっかりデフォになりましたね、現在のハードアクション映画。
香港映画だけでなく世界中の映画がそう。そういう傾向を全部否定するわけじゃないですが。
その点、暴力シーンは見せないというポリシーのジャッキー・チェンはやっぱり偉いなあ。
ドニー・イェンって誰かに似てると思ってましたが、そうだ、ルー・ダイアモンド・フィリップスだ!
そしてレオン・ライは谷原章介。「王様のブランチ」に代役で出ても一目では気づかないと思う。
で、ルー・ダイアモンド・フィリップス似のドニーですが、敵と殴りあった後「え、別人?!」と
思うほど顔がボコボコになるんですよ。もちろんメイクアップでしょうけど
その顔がボクサーの内藤大助選手にソックリで
しかもドアップで妙に長く映すもんですから悲壮感溢れる場面なのに何かがこみ上げてきて。
笑うな!笑っちゃダメだ、俺!
ドニーの身長169cmってマジ?!180cm近くあると思ってた、ってか、そう見える。
まあ元奥さん役の人と並んだら同じ背丈だったんで、それくらいなんでしょうね。

蹴り技が得意な人って足長効果があるんでしょうか、長身に見えます。
ヴァン・ダムも実際は175cmくらいらしい
ものの見事に全員死亡とは
主役はドニー・イェンだと勝手に思いこんでましたが
実質的な主役は革命のスポンサーでもある商人のオッサンとその息子ですね。
ドニーは今回は凄いダメ男の役でしたね。
元々は優秀な警官だったのですが、ギャンブル中毒で落ちぶれて
物語の序盤は西太后側の殺し屋に雇われてるんですよ。
で、情報を売って小銭を稼ぐカス野郎、「俺は金のためなら何でもしやすぜ、ヘヘヘ」とか言って
(そんな台詞は言ってなかったかもしれませんが、雰囲気はそんな感じ)
警官としても人間としても堕ちるところまで堕ちた
そんなクズ人間(言い過ぎ)が奮起するのは
別れた妻(今は商人のオッサンの嫁さん)との間に生まれた娘(ドニーが実の父親だとは知らない)のため。
誇らしい父親と娘に思って欲しいから。まぁ立派なフラグですよね。
他にも悲恋から立ち直れずにホームレス化した名士(レオン・ライ)など
人生の辛酸をなめた者たちが集結
戦いに参加する事情は人それぞれ。理想のためだったり、親の敵討ちだったり
誇りを取り戻すためだったりね。
やがて各々が人生最後の大舞台を迎える。
俺たちの輝きを見てくれといわんばかりの立ち回りを見せるのです。
特にレオン・ライの覚醒ぶりは見事。
でもアクションシーンになるとやはり光るのはドニー。
なんですが、今回はちと違いました。敵がメチャ強いのです。
陶器の破片で喉を掻っ切るというあんまりな方法で辛くも勝利したドニー。
満身創痍ですが、それでもラスボスをやっつけてくれるだろうと期待しました、たとえ相打ちでも。
ところが
馬に乗るラスボス(レッドクリフの趙雲役の人だそうですね)に正面から突進して
吹き飛ばされ死亡
いや、仕方ないのです。もう戦える気力も残ってない、ならばせめて!というね。
でも馬と正面衝突って
とはいえ、ドニーももうすぐ50歳。
いつまでも無敵のドニー、超人ドニー、というわけではないのです。
さびしい反面、それが役者としての成長ってもんなんでしょう。
以下、本筋とは関係ない話
登場人物の顔が見分けつかない場面があった、初めて見る役者もいましたし
ニコラス・ツェーとドニー・イェンの顔一瞬見間違えたし。
終盤にはちゃんと見分けつきましたけどね。
ここがあんまりアジア映画を見ない僕と日頃からアジア映画を見慣れてる人の違いなんだろうなー
白人俳優や黒人俳優の顔の区別が付かないという話も良く聞きますが
骨は砕かれ、血飛沫が飛び、肉体は切断される。
リアルというか痛い演出がすっかりデフォになりましたね、現在のハードアクション映画。
香港映画だけでなく世界中の映画がそう。そういう傾向を全部否定するわけじゃないですが。
その点、暴力シーンは見せないというポリシーのジャッキー・チェンはやっぱり偉いなあ。
ドニー・イェンって誰かに似てると思ってましたが、そうだ、ルー・ダイアモンド・フィリップスだ!
そしてレオン・ライは谷原章介。「王様のブランチ」に代役で出ても一目では気づかないと思う。
で、ルー・ダイアモンド・フィリップス似のドニーですが、敵と殴りあった後「え、別人?!」と
思うほど顔がボコボコになるんですよ。もちろんメイクアップでしょうけど
その顔がボクサーの内藤大助選手にソックリで
しかもドアップで妙に長く映すもんですから悲壮感溢れる場面なのに何かがこみ上げてきて。
笑うな!笑っちゃダメだ、俺!
ドニーの身長169cmってマジ?!180cm近くあると思ってた、ってか、そう見える。
まあ元奥さん役の人と並んだら同じ背丈だったんで、それくらいなんでしょうね。

蹴り技が得意な人って足長効果があるんでしょうか、長身に見えます。
ヴァン・ダムも実際は175cmくらいらしい
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