fc2ブログ

ザ・タウン

ザ・タウン / THE TOWN

2010年 アメリカ映画 

ワーナー・ブラザーズ製作

監督:ベン・アフレック
製作:グラハム・キング  バシル・イワニク
脚本:ベン・アフレック  ピーター・クレイグ  アーロン・ストッカード
原作:チャック・ホーガン
撮影:ロバート・エルスウィット
編集:ディラン・ティチェナー
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ  デヴィッド・バックリー

出演:ベン・アフレック  ジェレミー・レナー  レベッカ・ホール  ブレイク・ライヴリー
    ジョン・ハム  クリス・クーパー  ピート・ポスルスウェイト 

ボストンの一角、チャールズタウン、通称”タウン”は犯罪の温床だった。
強盗団のリーダー、ダグは周到な計画と証拠を残さない完璧な手腕で仕事をやり遂げてきたが
ついに不安因子が。
銀行を襲撃した際に人質にした女性クレアが自分達と同じタウンの住民だったのだ。
用心のためにクレアに近づくダグは次第に彼女に惹かれていき、以前から抱いていた
犯罪から足を洗い、全うな人生を送りたいという思いをますます強めていった。

しかし裏社会を牛耳る実力者はダグの離脱を許さず、幼馴染でチームの№2でもあるジェムには恩義がある。
タウンとのしがらみを断ち切るのは容易ではなかった。

さらにFBI捜査官フローリーが容疑者としてダグたちをマークし始めていた。
捜査陣との攻防は激しさを増していき、タウンは修羅場と化していく。




ベン・アフレックは結構好きな役者で、一時期落ちぶれていたのを残念に思っていたんですが
最近は「消されたヘッドライン」などでキャリアも上向き。
むしろ役者としてよりも監督としての才能に注目が集まっている。
初監督作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」は、かなりどんよりした作品(鬱映画というほどではないが)で
正直また見たくなるものではなかったんですが、初めてとは思えないほどしっかりと丁寧な描写で。
しかもエド・ハリスやモーガン・フリーマンといった大御所にも臆した様子も無く演出してたし。

そんなわけで多少の贔屓目もあるけど、今回の「ザ・タウン」も相当な力作だ。

宣伝文句には”10年に1本のクライムドラマ”とある。

ここ10~20年の間
似た題材(ギャング、裏社会、警察VS犯罪組織とかそういう系)なら
「ヒート」
「L.A.コンフィデンシャル」「コラテラル」「ディパーテッド」
「アメリカン・ギャングスター」「パブリック・エネミーズ」......とあるわけで

その中で「ザ・タウン」が一番とはいえないが
後々には上記の作品と肩を並べる名作として語り継がれるだろう。

個人的なランク

     神作品                  名作             欠点はあるけど好き            あんまり好きじゃなかった
「ヒート」=「L.A.コンフィデンシャル」>「アメリカン・ギャングスター」>「コラテラル」>「パブリック・エネミーズ」>「ディパーテッド」


あんまり好きじゃない「ディパーテッド」がアカデミー賞作品&監督賞受賞作品な件

「ザ・タウン」に話を戻しますが、純粋にアクション映画としておもしろかったです。

狭い路地をギュンギュン飛ばすカーチェイスは近年まれに見るほどスリリングだし
(爆発も横転も大して起こらないのに)
クライマックスの銃撃戦の迫力は「ヒート」並み。

ガンアクションてだけで何でも「ヒート」を比較対象にするのは安易ですが
やっぱり「ヒート」が一番引き合いに出しやすいんですよね。

それだけマイケル・マン監督の演出が群を抜いていたんでしょうね。リアリズムにしろ迫力にしろ
同系統の作品におけるスタンダードになったというか。

でも”おもしろいアクション映画”というだけならたくさんある。
この作品をそれ以上の存在にしているのは、やはりストーリーなのだ。

主人公が犯罪者の映画というのは結構つくるのが難しいと思う。
犯罪を肯定するわけにもいかないだろうし、主人公にも感情移入させなくてはいけないから。
主役が救いようのない外道で外道のまま物語が終わる作品でも傑作はあるが
グッドフェローズとか?)
やはり更生と贖罪を観客は見たいのではないかと。

その点、「ザ・タウン」は完璧に近い。

ダグは法とか道義の上では悪人ではあるが生まれ変わりたいって気持ちはちゃんとあるし
自分が何をしているのかもわかっている。

電車に乗るまでのシークエンスはどうか捕まらないで欲しいと思いました。
完全に彼に肩入れしていましたね。

簡単に逃げおおせていいのかって気持ちも分かるけど
服役したり射殺されてTHE ENDじゃ
人生はやり直せるっていうテーマとそぐわなくなってしまう。
最後は散る滅びの美学はジェレミー・レナー演じるジェムが担っていましたし

このジェムは根っからのワルというか悪人であることを恥じていないというか。
それとも悪という概念がないのか?ためらうもなく銃を抜き、暴力を振るう。
しかし仲間の友情など守るべきもののためには命を張る。
ある種のポリシーを持った悪人。
それでも近くにいるのはゴメンだし最期も同情はしない。
だけどキャラクターとしてはすごく魅力的なんだな。
ジェムの存在がダグの根っこの部分の純粋さ、誠実さをより引き立てている。

ジェレミー・レナーが超はまり役。Tシャツにダボパンで肩で風切って歩くとこなんて
演技通り越して素でその筋の人にしか見えないんですが。
こういう下町系DQNキャラでは「フォー・ブラザーズ」の
マーク・ウォルバーグがダントツでしたがそれをゆうに超えてましたね。
かと思えば「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」(まだ見てませんが)
でエリートのエージェント役でしょ?
今年の「アベンジャーズ」にも出るし「ボーン・レガシー」では主役だし
売れてますねえ。実際カッコイイ。ルックスが抜群というわけではないけど、すごくカッコイイ。
間違いなく同性受けするタイプですね。ただ公称身長178cmというのはどうも信じがたい。

善悪で簡単に割り切れない男の世界を味わえるこの作品はいい意味で昔ながらのアメリカ映画という気がする。
主演二人もアメリカ生まれで見た目からアメリカ臭いアメリカ人。
乾いたユーモアとか、オフビートだとかそういうのに逃げるわけでもなく
暴力と犯罪を真正面から真面目に描くというのも最近ではなかなか見られなくなったような気がする。
そしてタフで人間味ある主人公。
時代遅れかもしれないけど、強い男っていうのは、やっぱりかっこいいのです。
同じ男から見てもね。
先日書いた「リアル・スティール」も家族で見れる仕様ではあるけど
そういう点では通じるものはありました。

ラストシーンの髭を生やして湖畔に佇むダグからは平穏に真面目に生きていこうという決意を強く感じました。
あれからのダグの未来が幸福であること、再びクレアと会えることを僕は信じてます。
まあ映画の中の実在しない登場人物のその後のことを心配してもしょうがないんですが
そういう思いを巡らせてくれる作品は久々なのです。

難点を挙げるとすれば

ジェム以外の仲間、太目のドライバーと電線に細工する人のキャラが薄いってことでしょうか。
ジェムの妹も兄との関係(家族愛的な意味です、念のため)があまり描かれてなかったような。
クレアとのラヴストーリーにジェムとの複雑な絆、ダグの心境と、これだけ描くわけだから
そこらへんが省略されるのは仕方ないかぁ。

あと寄付とはいえ他人から盗んだ金を使うのはどうかという意見も多く見かけました。
それも一理あるが、それでもタウンをより良い場所にしたいという一心からだろ?
自分の金にして、遊びに使ったならともかく。
一応、フィクションなんだし、物語の結末としては美しいんじゃないかな。

この作品、評価が日米で温度差があるというか
確かに、そこまでの作品かと言われれば、そうでもない気がしてきた。
(散々長々と書いて、それかw)
でも、監督二作目でここまでのレヴェルに仕上げたのはやっぱり凄いと思うんだ。

ベン・アフレックの監督としての次回作は実話を元にしたサスペンスアクション「ARGO」
概要を読む限りは「ミュンヘン」に近い感じ?
何にせよリスキーな題材ですが、自分の得意ジャンルに安住せずにチャレンジを続ける
映画人ベンをこれからも応援したい。

音楽担当のハリー・グレッグソン=ウィリアムズデヴィッド・バックリー
前作「ゴーンベイビーゴーン」の音楽もHGWでしたがデビュー作からして人気音楽家を
起用できたのは、多くのハリウッド大作に主演した実績と人脈の賜物ですかね。
特にジェリー・ブラッカイマー製作作品への出演が大きいと思われる。
ちなみに二人の作曲家のどちらかがどのパートを担当したかは不明っす。
デヴィッドってかなりイイ曲書く新人だと思うけどいかんせん売ってるサントラ盤
が少なすぎてね。



劇中で何度も使われるテーマ曲。
バイオレンスアクションには不釣合いなほど優しいメロディは暖かい気分にさせてくれます



メロディを抑え気味にしてシンセビートとパーカッションのリズムにより
アクションシーンの緊張感を持続する。典型的なHGWのスタイルです。

ハンス・ジマーの元から独立したHGWも今や師と同じく自分のスタジオを持ちアシスタントや弟子とともに
活動する巨匠になりました。次回作の「ARGO」の音楽もこの二人のどっちかだといいですね。

それにしてもHGWの曲にはモダンなサスペンス映画が良く似合う。
今度はコリン・ファレル主演の「トータル・リコール」最新版の音楽を担当するらしい。
HGWサウンドと近未来、これもマッチしそう。

スポンサーサイト



トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ザ・タウン

がんじがらめのしがらみの中で、 新しい自分に生まれ変わりたいと 願った男の葛藤を描いています。 ベン・アフレック監督・主演。 THE TOWN 監督:ベン・アフレック 製作:2010年 アメリカ ...

映画:ザ・タウン The Town 意外にクラシカルな仕上がりにニンマリ。

ベン・アフレックの監督第2作。 橋一つを隔てただけで、生活レベルが全く違う環境のもと、犯罪発生率が高い都市、ボストン・チャールズタウンが舞台。 チャールズタウンからアップタウンに銀行強盗を行う犯罪団のリーダーをアフレックが演じる。 彼に、強烈な個性がたく...

『ザ・タウン』

□作品オフィシャルサイト 「ザ・タウン」□監督・脚本 ベン・アフレック □脚本 ピーター・クレイグ、アーロン・ストッカード□原作 チャック・ホーガン □キャスト ベン・アフレック、レベッカ・ホール、ジョン・ハム、ブレイク・ライヴリー、ジェレミー・レナー、...

映画レビュー「ザ・タウン」

ザ・タウン (ベン・アフレック 監督・主演) [DVD]◆プチレビュー◆宿命から抜け出そうともがく青年の純愛と、クライム・アクションのからみが絶妙な「ザ・タウン」。監督アフレックの ...

ザ・タウン/ベン・アフレック、ジェレミー・レナー

ベン・アフレックが監督、脚本、主演の三本柱をこなしたクライム・ラブ・サスペンス。世界中で最も銀行及び現金輸送車の強盗事件が発生する最悪の犯罪の街で完全犯罪に命を懸ける ...

ザ・タウン

全米屈指の強盗多発地区、ボストンのチャールズタウン。 完璧に仕事をやり遂げてきたプロの強盗一味は、ある銀行を襲った時に、支店長のクレア(レベッカ・ホール)を人質にする。 クレアは無事解放され...

ザ・タウン

公式サイト。原題:THE TOWN。ベン・アフレック監督・主演、ジョン・ハム、レベッカ・ホール、ブレイク・ライヴリー、ジェレミー・レナー、ピート・ポスルスウェイト、クリス・クーパ ...

『ザ・タウン』

荒削りだけど、面白い。 かつて離婚したら自身の財産の半分を渡すという婚前契約をジェニファー・ロペスと交わした男と同一人物とは思えないほど、ベン・アフレックが渋く格好い ...

ザ・タウン・・・・・評価額1650円

ベン・アフレック監督・主演によるクライム・サスペンス。 全米一の犯罪多発地帯、強盗こそが住人の“ビジネス”となっている街、それが「ザ・タウン」だ。 生まれ育った街の呪縛から逃れ、新しい人生を歩みだ...

ザ・タウン

1月24日(月)@新宿明治安田生命ホール。 大活躍(笑)の1日の締めくくりは “ザ・タウン”。 開場時間過ぎに会場到着。 まだ会場のシャッターが下りていた。 到着と同時にシャッターが上がり、しばらくして入場が始まる。 が、ホール内には入れず、ロビーに並?...

『ザ・タウン』(ベン・アフレック監督・主演)

(原題:The Town) 「う~む。 噂には聞いていたけど、ここまでオモシロい映画とは…」 ----えっ、珍しいニャ。 “オモシロい”という言葉を使うのって…。 「うん。とにかくよくできているんだ。 お話としては、犯罪の温床のような“町”に生まれ育った男が、 ある女?...

ザ・タウン

評価:★★★★☆【4,5点】(14) ベン・アフレック久々のヒット作!

ザ・タウン

 『ザ・タウン』を新宿ピカデリーで見ました。 (1)この映画の前に見た『ジーン・ワルツ』は、出産を扱っていることから当然のことながら、女性中心の作品になっていましたが、本作品は強盗団一味を描く犯罪物ですから、登場する主な女性はたったの二人です。  いずれも...

ザ・タウン

犯罪を甘く描いたらダメだ!   

ザ・タウン

監督第1作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」が好評を博した俳優ベン・アフレック(「消されたヘッドライン」)が主演も兼ねた監督第2作。ボストン北東部の犯罪多発地帯を舞台に、犯罪 ...

その街の男~『ザ・タウン』

 THE TOWN  ボストンのチャールズタウン。犯罪の多発するこの街で生まれ育ち、幼馴染と 銀行強盗を繰り返すダグ(ベン・アフレック)。彼は人質として拉致した銀行の支 店長クレア(レベッカ・...

「ザ タウン」逃れられない宿命

秋にロンドンで公開されていた映画。 途中まで見ていたので、続きを見たかった~と思っていたら、運よく機内映画で見ることが出来た。 冒頭から見せる迫力の銀行強盗シーン。 ジョン・デリンジャーの強盗と違って、それは確かにトラウマとして残る恐怖体験なのだけど・...

『ザ・タウン』・・・きょうは晴れた日だから

クライムアクションとしての見応え、そしてこの手のジャンルらしからぬ温かな余韻を残すラスト。どちらも私の好みにピタリとはまった。 銀行や現金輸送車を襲った犯人たちが繰り広げるド派手な銃撃戦やらカーチェイスをこれでもかと見せておいて、最後は観客の想像に委ね...

ザ・タウン 地元のしがらみが今は懐かしい

【=11 -3-】 この三連休は仕事だった、だから今日も仕事の隙間に映画に行ってみた。 仕事になって、波乗り行かずに大阪に居たら、映画を観て、トレーニングもみっちり時間をかけて出来て、買い物とかの野暮用も消化でき、そして仕事も出来て、久しぶりの友人にも会えた...

厄介な絆の形。『ザ・タウン』

強盗団の一員として現金強奪を繰り返して生き抜いている犯罪の町に生まれ育った宿命を背負った男の物語です。

ザ・タウン (試写会)

また会える ここか あの世で 公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/thetown2月5日公開原作: 「強盗こそ、われらが宿命」 (チャック・ホーガン著 上巻・下巻)監

ザ・タウン

人質。ダイヤのネックレス。お天気のいい日。

『ザ・タウン』('11初鑑賞17・劇場)

☆☆☆-- (10段階評価で 6) 2月5日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 16:10の回を鑑賞。

生まれたところを遠く離れて(…生きてみたい) ベン・アフレック監督・主演『ザ・タウン』

注・内容、台詞に触れています。前作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』が高い評価を受けたベン・アフレック監督第2作『ザ・タウン』主演もベン・アフレック。共演は「それでも恋するバルセロナ」のレベッカ・ホール、「

ザ・タウン

THE TOWN/10年/米/125分/犯罪ドラマ・アクション/PG12/劇場公開 監督:ベン・アフレック 原作:チャック・ホーガン『強盗こそ、われらが宿命』 脚本:ベン・アフレック 出演:ベン・アフレック、ジョン・ハム、レベッカ・ホール、ピート・ポスルスウェイト ...

ザ・タウン

ザ・タウン THE TOWN http://toki.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1294996923/ 1 :名無シネマ@上映中 :2011/01/14(金) 18:22:03 ID:KBwYkNP2 監督 ベン・アフレック 脚本 ベン・アフレック   ...

[遅ればせながら、映画『ザ・タウン』を観た]

☆すまんね、今、風邪か花粉症かわからない状態で、体調が悪い。  本日は2本観る予定だったが、この『ザ・タウン』を観て、いったん外に出たら、もの凄い寒気に襲われ、帰宅を決めた。  だから、短信です。  でも、映画を観る前も体調は万全じゃなかったが、観てい...

ザ・タウン

ザ・タウン(原題:THE TOWN) 348本目 2011-08 上映時間 2時間5分 監督 ベン・アフレック 出演 ベン・アフレック(ダグ) 、 ジョン・ハム(フローリー)      レベッカ・ ...

ザ・タウン/試写状

本日届いたのは、ハメット賞を受賞したチャック・ホーガンのミステリ小説を映画化した「ザ・タウン」(原題:THE TOWN)の試写状。 2007年に公開された「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(原題:GONE BABY GONE)以来、ベン・アフレックが2度目のメガホンを取った犯罪映画...

ザ・タウン

監督は永久に不滅です 【Story】 綿密な計画を立て、ある銀行を襲撃したプロの銀行強盗一味のリーダー、ダグ(ベン・アフレック)は、思わぬ事態から支店長のクレア(レベッカ・ホール)を人質に。そ...

ザ・タウン

ちょおおおっと、ナルが入ったかな~

「ザ・タウン」 THE TOWN

・ 舞台は銀行強盗発生率が全米一高い街と言われるボストン、チャールズタウン。 そんな犯罪多発地帯で生まれ育ち、父親と同様に強盗を生業として暮らしていた男が、銀行強盗をきっかけに出会った女性と恋に落ち、やがて新しい自分に生まれ変わるべく、この「街」を出て行...

ザ・タウン

「ザ・タウン」監督:ベン・アフレック(『ゴーン・ベイビー・ゴーン』)出演:ベン・アフレック(『消されたヘッドライン』『そんな彼なら捨てちゃえば?』)レベッカ・ホール(『 ...

「ザ タウン」

それはしがらみの象徴。 タイトルが「タウン」である。都市でもなく村でもない独特のねっとり感。 その昔「シムタウン」というゲームがあった。「シムシティ」同様に町を発展させるのが目的なのだが、道を歩いている人の顔がはっきり見えるのが大きな違いだった。 顔...

ザ・タウン

試写会で見ました。強盗と人質と言う関係で出会った二人ですが、主人公は、人質を見張

コメントの投稿

非公開コメント

バーンズさん、こんにちは!

いかにこの映画がお気に入りか、よく伝わってきます。

主人公はジェムと対の存在で対照的に描かれ、
感情移入しやすかったですね。
ベンも良かったけど、それだけジェレミーも良かったと言う事ですよね!

バーンズさんが挙げたギャング映画6作品とも観てますが、
私は「LA・・・」と「コラテラル」が好みです。
言われてみたら「ディパーテッド」は真ん中あたりなのに、
アカデミー賞とは、あれもその時の順番とか事情があるんですね・・・

ベンの次回作の情報、初めて知りました。楽しみ~☆

こんばんは。

気合いの入った、男の映画ですよね。
日本で大して話題にならなかったのは悔しいなあ。
この国に男はいないのかな?

ジェレミー・レナーも結構なカメレオン俳優ですね~。
顔で勝負してないところが好感度大です。

>乾いたユーモアとか、オフビートだとかそういうのに逃げるわけでもなく
>暴力と犯罪を真正面から真面目に描くというのも最近ではなかなか見られなくなったような気がする。

そう言われればそうだなあって思いました。
バーンズさんの記事も、すごく気合いが乗ってて良かったですよ!

No title

YANさん、こんにちは

この映画は見たの自体は去年の11月なんですが
ちょっと億劫になって後回しにして今頃ようやく書けました
それでも結構な量書けるもんだな、と我ながら思いましたね。
このレビューがまとまっているかどうかはともかくとして(笑)

「ディパーテッド」に限らずアカデミー賞作品って
多くの人が受賞に値すると感じて投票したというのはわかりますが
いざ見てみると、それほどでも、というのは多いですね。

No title

ケンさん、こんにちは。

この映画、日本で評判が悪かったってほどでは無いと思うんです。
でも他の作品の熱狂ぶり(「キック・アス」とか)に比べると盛り上がりに欠けるなあって。本国の評判を先に聞いていたからかな。

ジェレミー・レナーは今、最も勢いのある男優の一人ですね。
特に男性からの人気は絶対熱いだろう、と。
「ゴースト・プロトコル」のヒットで今後は幅広い層から支持されて欲しいな。

TBありがとうございました

ベンちゃんのボストンに対する思い入れの伝わる作品だったと思います。
イーストウッドのあとを継げるの彼だ!などとも言われてますが、こういった作品を見ると、それもありかなあと思うくらいの完成度の高さだったなあと。
「ディパーデッド」はともかく、「インファナル・アフェア」を絶対にお勧めします。
見てらっしゃったらすいません。
脚本の見事さ、やさぐれぐあい、男たちの悲哀が見事に出ている。未見でしたらどうぞ。

sakuraiさん、こんばんは

スコセッシ監督では「グッドフェローズ」は噂に違わぬ名作でした。
「ディパーテッド」(これもボストンが舞台でしたね)は実は雇われ仕事だったのか.....?

ベンは次回作はポリティカルものらしいです、まぁ地元の犯罪映画だと「また?」ってなってしまいますしね。
プロフィール

バーンズ

Author:バーンズ
2010年4月からブログ始めました。
1985年生まれの北海道住まい。

詳しくはこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
著作権について
当ブログ内における画像の使用については著作権及び肖像権を侵害するつもりはございません。 何か問題が生じた場合は即刻削除いたしますので、ご連絡ください。