借りぐらしのアリエッティ

借りぐらしのアリエッティ



病を患い手術を控えた少年ショウは療養のために山中の屋敷でひと夏を過ごすことに。
そこで彼は小人の少女アリエッティを目撃する。
人間に決して姿を見られてはならないのが小人達の掟だった。

勇敢な少女と希望を失いかけている少年
二人のたった一瞬の交流を描いたファンタジー

2010年 日本映画

監督:米林宏昌
プロデューサー:鈴木敏夫
企画:宮崎駿
原作:メアリー・ノートン
脚本:宮崎駿  丹羽圭子
作画監督:賀川愛  山下明彦
美術監督:武重洋二  吉田昇
音楽・主題歌:セシル・コルベル

声の出演:志田未来  神木隆之介  三浦友和  大竹しのぶ  
        竹下景子  樹木希林  藤原竜也


スタジオジブリのアニメーションというのは、もう国民的作品であるのを通り越して
現代日本の神話、そんな存在にまでなっているのかもしれない。

僕は長らく食わず嫌いしていたのですが、見てみれば確かに万人の支持を受けるな
と感じました。

でも、やはり、心の底から好きにはなれません。

宮崎駿監督は「ただ楽しんでいたければと願います」という姿勢の作家ではないと思う
(そもそも表現者というのはそういうものだと言われればそれまでだが....)

監督の思想が色濃く出た作品(一番は「もののけ姫」か?)を見ていて、一度、それに対して
疑問符が付くとなかなか払拭できなくてね、僕は。

それでも多くの方々が、この人の作品を楽しんでるわけで
自分の主義主張とエンタメを両立させてるのは凄い
(いくつかは違う監督ですが、このアリエッティも)

ハッキリしねーな、嫌いなら嫌いって書け、と自分でも思いますがw
そんな僕は「魔女の宅急便」と「耳をすませば」が好きかな
自然と文明について考えさせるわけでもないんですが
少女の成長を描いた青春ドラマは素直に感動できました

さて、本題

「借りぐらしのアリエッティ」

特に盛り上がりも無く終わってしまい悪くは無いが無難な作品という印象になってしまった

人間から物を借りてひっそりと暮らす彼ら。
でも人間だって地球という大きな存在から物を借りて(見方を変えれば奪って)生きている。
それは仕方ないことだけど、そこに慢心してはいけない。
自然に対して謙虚であることを忘れずに。そう、アリエッティたちのように

ただショウに対してアリエッティがかなり強気なのが驚きましたw
借りてるんじゃないのかよw
まあショウも療養中だけど、案外アグレッシヴだったからなー、強引にキッチン設置したり。

テーマやメッセージはともかく
せっかく小人が主役なんだし
アリエッティがお父さんに同行して初めて”借り”を体験するシーンのような
そういう部分をもっと見せて欲しかったですね。
家の中なんて僕らからしたら何てことのない風景ですが
小人の目線から見れば素晴らしい冒険の舞台なのではないでしょうか?

家政婦のハルさんが巨大化したのには笑った。
いや、巨大化というかヌーっと大きくなるんです、伝わるかなぁ
あのハルさんの存在もどういうことを伝えたいのかよく分かりませんでしたが
要するに現代人の象徴なんでしょうね
小人に対して敬意と憧憬を持っている(と思われる)ショウとお祖母さんに対して
下世話な好奇心と、ちょっとした金を稼げるかと期待してアリエッティのお母さんを捕まえる
(少なくとも僕にはそうにしか見えなかった)
根っから悪い人じゃないんだろうけどね。
お祖母さんは理想的な人格者といった描かれ方だったので、その分人間臭くはありました、ハルさん。

声の出演の方々は特に違和感無かったです。

志田未来ちゃんは実写作品での演技は一度も見たこと無いけど可愛いよね

神木くんの台詞がちょっと聞き取りづらかったけど、まぁいかったんんじゃない?

この二人ももうすぐ成人なんのかあ

一番巧かったのは小人のお父さん役の三浦友和。
この人は「Mr.インクレディブル」の時も思ったんですが
最初は安原義人が喋ってるのかと錯覚したくらい、本業声優の演技と比べても遜色なかったですね。

海外の吹替ではイギリス版が

アリエッティ=シアーシャ・ローナン
というのは知っていましたがお父さんがマーク・ストロングとは。

で、このお父さんはアメリカ版ではウィル・アーネットというコメディアンなんです
「俺たちフィギュアスケーター」の嫌味な悪役選手といったらピンとくるかな?

主題歌です(フランス語版)



セシル・コルベルさんは本作のサウンドトラックで日本でも一躍有名になりましたね

こういう民族音楽、フォークロアっていうのは日本人には好まれやすいのではと常々思ってます。

で、何が言いたいかっていうとね、ヘヴィメタルにも民謡テイストを取り入れたバラードを
書いてるバンドがたくさんいるので

こういうのがきっかけでそちらも聞いてもらえたらと願うメタラーのバーンズでした。


まるで南ヨーロッパに昔からあるような伝承古謡のようなこの曲
嘘みたいだろ...作曲も演奏もコテコテのメタルバンドなんだぜ、これ









安原義人
舞台俳優としても活躍されてるようですが、声優としてはロビン・ウィリアムズ、メル・ギブソン
ビル・マーレイ、ショーン・ペン、ティム・ロス、ケヴィン・ベーコン、ゲイリー・オールドマン
カート・ラッセル、ミッキー・ローク...と錚々たる面子を吹替えました。メルギブは磯部氏ヴァージョンが好きなんですが...
ニコラス・ケイジも大塚明夫に定着する前はこの人が多かったような。
アニメの代表作は「北斗の拳」雲のジュウザ、「るろうに剣心」四乃森蒼柴とかですかね。



「俺はフェイスマン!」って言ってる人です。TVの洋画劇場でもたくさん出演されてますので
聞き覚えのある方も多いでしょう。
新作の予告に旧TVシリーズのナレーションを合わせたMADなので
本編は別の声優陣による吹替です
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」、かなり好評だったなか申し訳ないですが
俺はメチャつまんなかったす

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