世紀末救世主デンゼル ザ・ウォーカー
ザ・ウォーカー / THE BOOK OF ELI
文明が崩壊した近未来。
弱者は強盗の餌食となり、食糧難から人肉に手を出すことも厭わない悲惨な世界。
そんななか、一人の男が歩き続ける。
「俺に触れるなよ 死ぬぜ」 襲ってくるものを容赦なく切り捨てる
その男イーライの目的は世界に一冊だけ残された本を然るべき場所まで運ぶこと。
鉄の意志が彼を奮い立たせる。
イーライが立ち寄った街を支配する男はカーネギー。
カリスマティックな話術で人々を操る独裁者だ。
彼もまた、ある本を探しており、持ち主がイーライであることをかぎつける。
カーネギー率いる悪の集団に立ち向かうイーライ、はたして使命を全うできるのか。
バイオレンス全開のSFアクション!
2010年 アメリカ映画 ワーナー・ブラザーズ製作
監督:アルバート&アレン・ヒューズ
製作:ジョエル・シルヴァー ブロデリック・ジョンソン デンゼル・ワシントン
製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ スーザン・ダウニー エリック・オルセン
脚本:ゲイリー・ウィッタ
撮影:ドン・バージェス
編集:シンディ・モロ
衣装:シャレン・デイヴィス
プロダクションデザイン:ゲイ・バックリー
音楽:アッティカス・ロス
出演:デンゼル・ワシントン ゲイリー・オールドマン ミラ・クニス ジェニファー・ビールス
文明が崩壊した近未来。
弱者は強盗の餌食となり、食糧難から人肉に手を出すことも厭わない悲惨な世界。
そんななか、一人の男が歩き続ける。
「俺に触れるなよ 死ぬぜ」 襲ってくるものを容赦なく切り捨てる
その男イーライの目的は世界に一冊だけ残された本を然るべき場所まで運ぶこと。
鉄の意志が彼を奮い立たせる。
イーライが立ち寄った街を支配する男はカーネギー。
カリスマティックな話術で人々を操る独裁者だ。
彼もまた、ある本を探しており、持ち主がイーライであることをかぎつける。
カーネギー率いる悪の集団に立ち向かうイーライ、はたして使命を全うできるのか。
バイオレンス全開のSFアクション!
2010年 アメリカ映画 ワーナー・ブラザーズ製作
監督:アルバート&アレン・ヒューズ
製作:ジョエル・シルヴァー ブロデリック・ジョンソン デンゼル・ワシントン
製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ スーザン・ダウニー エリック・オルセン
脚本:ゲイリー・ウィッタ
撮影:ドン・バージェス
編集:シンディ・モロ
衣装:シャレン・デイヴィス
プロダクションデザイン:ゲイ・バックリー
音楽:アッティカス・ロス
出演:デンゼル・ワシントン ゲイリー・オールドマン ミラ・クニス ジェニファー・ビールス
あまり、いい評判聞きませんけど、終末系映画が好きな僕はそれなりに楽しみにしてました。
ちなみにこの手の文明が荒廃したり、人類が滅びの道をいったりといった類のSFは
ポスト・アポカリプスと言うんだそうです。
結構おもしろかったですよ。今はこういう世界観を心底楽しむにはまだ不謹慎な時期ではありますが・・・・・。
・砂漠があり廃墟がある そこが舞台
・水や食料をめぐる争い
・人々は細々と暮らし、悪者がのさばっている。
悪者の移動手段はバイク。衣装にプロテクターが付いてるとなお良い
・主人公もプロテクターを着けている。
・ならず者のリーダーや独裁者との対決
・唯一破壊を逃れたという楽園やユートピアの伝説
他にもあるでしょうけど、この手の映画のお約束はといったら大体こんなもんでしょうか。
テクノロジーの進んだ未来のイメージが「ブレードランナー」なら
荒廃した未来は、やはり「マッドマックス2」ということになる。
「ザ・ウォーカー」もその例に漏れませんが主人公イーライの服は地味でしたね~。
悪役カーネギーが黒づくめでキメていたんだから(それでも他の映画に比べればシンプル)
イーライのファッションももっと凝って、かっこよくして欲しかった。
まぁ、そこら辺じゃないんだろうけどね、力を入れていることは。
他の終末SFと一線を画している点は、やはり宗教色が強いというところでしょう。
神を信じ聖書の力を信じる。
悪役カーネギーも、信心深さはイーライと同じで一点の曇りもない。
だからこそ、本の中の言葉を使えば、世界を支配できると心の底から確信してる。
この辺りは、日本人から見れば、なかなか感情移入できないし抵抗もあるでしょうね。
それを言うと「宗教も科学も完璧ではない、人間が完璧ではないから」という
まとめ方をした「天使と悪魔」は巧かったね。
そういえば一瞬だけダ・ヴィンチ・コードの小説が出てきましたね
トワイライトも出てきてたらもっと笑えたのに
ただ、劇中で描かれるイーライの生き様っていうのは
自分の信じるものを最後まで全うする
ってことでそういうのは信仰に関係なく僕ら日本人にも十分理解できると思う。
デンゼルって、清廉な正義漢というか、悪党相手でも一線は絶対に越えないぞ
という、そんなイメージを勝手に持っていました。
「トレーニング・デイ」の悪徳警官の頃から、変わってきたように思います、もちろんいい意味で。
マフィアを向こうに回し復讐する「マイ・ボディガード」同様
「ザ・ウォーカー」でも激しい戦いが展開する。
中でも最初のアクションシーンが秀逸でした。
血飛沫が飛び腕は切断され、かなり残酷ではあるんですが、逆光とシルエットだけで見せていく。
「300」を思い出しました。「300」好きじゃないんですけどねw
その後の酒場での乱闘。
ゴロツキがイーライを取り囲み、ウリャーと一斉に飛び掛るんですが
すごいスピードで倒していきます。
アクション映画としてはここがピークだったぜ.......
まあ、それからも一軒家で銃撃戦したりとかはあるんですが
妙にちんまりした争いが続いた印象。
あの老夫婦、人肉食ってる以外はそんなに悪い人じゃないよね、
取り囲まれてもイーライとヒロイン突き出さなかったし。
なのに
イーライ「大丈夫だ、切り抜けられると、声は仰った!」
爺さん「わしらのことは何か言ってなかったか?!」
イーライ「知らん!!何も言ってなかった」
イーライ、ひでえw
しかし、あれだけの出番にマイケル・ガンボン(ダンブルドア校長)を使うとは。
お婆さんのほうは「アリス・イン・ワンダーランド」で永遠に来ない王子を待ってる
おばさん役の人だったんですね。
ヒロインは個人的にはイマイチだったな。
演じるミラ・クニスは、「ブラック・スワン」にも出て今、注目の女優さんですが
何となくオリヴィア・ワイルドにカブる上に、オリヴィアのほうが華がある。
最後に独り立ちするところは良かったけど。
この役は最初は、クリステン・スチュワートにオファーが行ったようですが
正直、彼女で見たかったなあ。
ドンパチのあと、本を奪われ、腹まで撃たれるイーライ。
カーネギーの悲願はついにかなったかに見えたが.......!
ここからのゲイリーの演技や顔芸はすごい。
本を愛しそうに触る
↓
鍵氏に「丁寧に扱え!」と怒鳴る
↓
いそいそとページをめくる(wktkは最高潮に)
↓
驚愕の真実を前に「嘘だ!ありえない!」と激昂
↓
遠くを見つめて呆然、放心状態
悪役なのに、同情してしまいました。部下を統制する力も失い、組織は崩壊.....
悪とはいえ一つの勢力の終わりはどこか虚しい...
ゲイリーって時々物凄くウッチャンに見えるんですが

僕だけでしょうか?
深い傷を負っても、なお歩くイーライ。
まさかホントに不死身なの?って思ったけど、そうではなかった。
ついに目的地にたどり着き、役目もいよいよ大詰め。
髪や髭は剃られ、マハラジャ風の白い服をまとった彼は、超然とした
まさに向こうの世界の住人のような、そんな雰囲気をたたえている。
そう思った次の瞬間、名前が彫られた墓石が出てきたのは少々拍子抜けしたが
変に引っ張ってクドくなるよりはいいか。
気になったのは、イーライの肉体がいまいち締りが無いこと。
50代のデンゼルがマーシャルアーツ習得してここまでのアクションを見せてくれて
それ以上望むのも酷ってもんですし
リアリティを追求した結果なのかもしれませんが
でも腹筋ビキビキになるくらい鍛え上げて欲しかったね。
腹回りのユルイ世紀末救世主、誰得ですか?
音楽担当のアッティカス・ロスという人は全く知りませんでしたが
様々なロック・ミュージシャンとのコラボレーションや映画音楽家としても注目の人らしい。
僕の好きなハンス・ジマーとは多分関わりないでしょうが、でもジマーの人脈も広いですからね。
先日、「ソーシャル・ネットワーク」の音楽でオスカー獲ったのも、この人。
共同作曲家のトレント・レズナーはNINE INCH NAILSのリーダー
今までもこのブログでロックやメタルについて自分なりに書いてきましたが
実はNINE INCH NAILSについては一曲も知らないんだよね
DREAM THEATERは割と好きなんですが、それと似た感じ?
「ザ・ウォーカー」と似た雰囲気のSFアクション
「スティール・ドーン 太陽の戦士」の予告編
DVDが出てるかどうかは知りませんが見たいですね。
主演は09年に世を去ったパトリック・スウェイジ
「ハートブルー」や「ロードハウス」といったアクション映画にも結構出た人なんですよね。
ちなみにこの手の文明が荒廃したり、人類が滅びの道をいったりといった類のSFは
ポスト・アポカリプスと言うんだそうです。
結構おもしろかったですよ。今はこういう世界観を心底楽しむにはまだ不謹慎な時期ではありますが・・・・・。
・砂漠があり廃墟がある そこが舞台
・水や食料をめぐる争い
・人々は細々と暮らし、悪者がのさばっている。
悪者の移動手段はバイク。衣装にプロテクターが付いてるとなお良い
・主人公もプロテクターを着けている。
・ならず者のリーダーや独裁者との対決
・唯一破壊を逃れたという楽園やユートピアの伝説
他にもあるでしょうけど、この手の映画のお約束はといったら大体こんなもんでしょうか。
テクノロジーの進んだ未来のイメージが「ブレードランナー」なら
荒廃した未来は、やはり「マッドマックス2」ということになる。
「ザ・ウォーカー」もその例に漏れませんが主人公イーライの服は地味でしたね~。
悪役カーネギーが黒づくめでキメていたんだから(それでも他の映画に比べればシンプル)
イーライのファッションももっと凝って、かっこよくして欲しかった。
まぁ、そこら辺じゃないんだろうけどね、力を入れていることは。
他の終末SFと一線を画している点は、やはり宗教色が強いというところでしょう。
神を信じ聖書の力を信じる。
悪役カーネギーも、信心深さはイーライと同じで一点の曇りもない。
だからこそ、本の中の言葉を使えば、世界を支配できると心の底から確信してる。
この辺りは、日本人から見れば、なかなか感情移入できないし抵抗もあるでしょうね。
それを言うと「宗教も科学も完璧ではない、人間が完璧ではないから」という
まとめ方をした「天使と悪魔」は巧かったね。
そういえば一瞬だけダ・ヴィンチ・コードの小説が出てきましたね
トワイライトも出てきてたらもっと笑えたのに
ただ、劇中で描かれるイーライの生き様っていうのは
自分の信じるものを最後まで全うする
ってことでそういうのは信仰に関係なく僕ら日本人にも十分理解できると思う。
デンゼルって、清廉な正義漢というか、悪党相手でも一線は絶対に越えないぞ
という、そんなイメージを勝手に持っていました。
「トレーニング・デイ」の悪徳警官の頃から、変わってきたように思います、もちろんいい意味で。
マフィアを向こうに回し復讐する「マイ・ボディガード」同様
「ザ・ウォーカー」でも激しい戦いが展開する。
中でも最初のアクションシーンが秀逸でした。
血飛沫が飛び腕は切断され、かなり残酷ではあるんですが、逆光とシルエットだけで見せていく。
「300」を思い出しました。「300」好きじゃないんですけどねw
その後の酒場での乱闘。
ゴロツキがイーライを取り囲み、ウリャーと一斉に飛び掛るんですが
すごいスピードで倒していきます。
アクション映画としてはここがピークだったぜ.......
まあ、それからも一軒家で銃撃戦したりとかはあるんですが
妙にちんまりした争いが続いた印象。
あの老夫婦、人肉食ってる以外はそんなに悪い人じゃないよね、
取り囲まれてもイーライとヒロイン突き出さなかったし。
なのに
イーライ「大丈夫だ、切り抜けられると、声は仰った!」
爺さん「わしらのことは何か言ってなかったか?!」
イーライ「知らん!!何も言ってなかった」
イーライ、ひでえw
しかし、あれだけの出番にマイケル・ガンボン(ダンブルドア校長)を使うとは。
お婆さんのほうは「アリス・イン・ワンダーランド」で永遠に来ない王子を待ってる
おばさん役の人だったんですね。
ヒロインは個人的にはイマイチだったな。
演じるミラ・クニスは、「ブラック・スワン」にも出て今、注目の女優さんですが
何となくオリヴィア・ワイルドにカブる上に、オリヴィアのほうが華がある。
最後に独り立ちするところは良かったけど。
この役は最初は、クリステン・スチュワートにオファーが行ったようですが
正直、彼女で見たかったなあ。
ドンパチのあと、本を奪われ、腹まで撃たれるイーライ。
カーネギーの悲願はついにかなったかに見えたが.......!
ここからのゲイリーの演技や顔芸はすごい。
本を愛しそうに触る
↓
鍵氏に「丁寧に扱え!」と怒鳴る
↓
いそいそとページをめくる(wktkは最高潮に)
↓
驚愕の真実を前に「嘘だ!ありえない!」と激昂
↓
遠くを見つめて呆然、放心状態
悪役なのに、同情してしまいました。部下を統制する力も失い、組織は崩壊.....
悪とはいえ一つの勢力の終わりはどこか虚しい...
ゲイリーって時々物凄くウッチャンに見えるんですが

僕だけでしょうか?
深い傷を負っても、なお歩くイーライ。
まさかホントに不死身なの?って思ったけど、そうではなかった。
ついに目的地にたどり着き、役目もいよいよ大詰め。
髪や髭は剃られ、マハラジャ風の白い服をまとった彼は、超然とした
まさに向こうの世界の住人のような、そんな雰囲気をたたえている。
そう思った次の瞬間、名前が彫られた墓石が出てきたのは少々拍子抜けしたが
変に引っ張ってクドくなるよりはいいか。
気になったのは、イーライの肉体がいまいち締りが無いこと。
50代のデンゼルがマーシャルアーツ習得してここまでのアクションを見せてくれて
それ以上望むのも酷ってもんですし
リアリティを追求した結果なのかもしれませんが
でも腹筋ビキビキになるくらい鍛え上げて欲しかったね。
腹回りのユルイ世紀末救世主、誰得ですか?
音楽担当のアッティカス・ロスという人は全く知りませんでしたが
様々なロック・ミュージシャンとのコラボレーションや映画音楽家としても注目の人らしい。
僕の好きなハンス・ジマーとは多分関わりないでしょうが、でもジマーの人脈も広いですからね。
先日、「ソーシャル・ネットワーク」の音楽でオスカー獲ったのも、この人。
共同作曲家のトレント・レズナーはNINE INCH NAILSのリーダー
今までもこのブログでロックやメタルについて自分なりに書いてきましたが
実はNINE INCH NAILSについては一曲も知らないんだよね
DREAM THEATERは割と好きなんですが、それと似た感じ?
「ザ・ウォーカー」と似た雰囲気のSFアクション
「スティール・ドーン 太陽の戦士」の予告編
DVDが出てるかどうかは知りませんが見たいですね。
主演は09年に世を去ったパトリック・スウェイジ
「ハートブルー」や「ロードハウス」といったアクション映画にも結構出た人なんですよね。
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