シティ・オブ・ゴッド
シティ・オブ・ゴッド / CIDADE DE DEUS
2002年 ブラジル映画
監督:フェルナンド・メイレレス
製作:アルドレア・バラタ・ヒベイロ マウリシオ・アンドラーデ・ラモス
原作:パウロ・リンス
脚本:ブラウリオ・マントヴァーニ
撮影:セザール・シャローン
編集:ダニエル・レゼンデ
音楽:アントニオ・ピント エド・コルテス
出演:アレクサンドル・ロドリゲス レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ セウ・ジョルジ
アリシー・ブラガ ドグラス・シルヴァ
嗚呼,魅惑の映画道+Σのhiroさんが選定された作品のレビューで
僕も「ブログ DE ロードショー」に初めて参加させていただきました!
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2002年 ブラジル映画
監督:フェルナンド・メイレレス
製作:アルドレア・バラタ・ヒベイロ マウリシオ・アンドラーデ・ラモス
原作:パウロ・リンス
脚本:ブラウリオ・マントヴァーニ
撮影:セザール・シャローン
編集:ダニエル・レゼンデ
音楽:アントニオ・ピント エド・コルテス
出演:アレクサンドル・ロドリゲス レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ セウ・ジョルジ
アリシー・ブラガ ドグラス・シルヴァ
嗚呼,魅惑の映画道+Σのhiroさんが選定された作品のレビューで
僕も「ブログ DE ロードショー」に初めて参加させていただきました!
実はこの作品、二度目の鑑賞。確か18~19歳の頃でしたね。
映画で描かれるようなハードな世界では全く無いですが、
それでもこれからどうなるんだろうという不安と期待、夢、青春
そんなものを思い出して、しばし遠い目で感慨にふけりました。
そして、今の自分は......まぁ、気楽に頑張ります(笑)
僕はこの映画、凄いとは思ったが、好きというわけではなかった。
恐らくhiroさんからお誘いを受けなければよっぽどでない限り
見直すことは無かったでしょう。hiroさん、そしてmiriさん、ありがとうございました。
そんなわけで今回、再見しましたがテンポのよさと構成力の高さで一気に見終わった。
同じ中南米発の「アモーレス・ペロス」が非常に退屈だっただけにこのスピード感はありがたい。
(最近、ちょっとダレると中断したくなっちゃう。いけませんね、こんな見方)
主人公はナレーターでもあるブスカペだが、真の主人公は登場人物全員を含む”街”かな。
売人の仕事場である部屋だけでも、前は誰々が仕切ってて追い出されて
追い出したヤツもまた消されてっていう歴史がある。
そもそもの始まりである”優しき三人組”の物語もそれだけで一つの作品になりそうなドラマ
ってか、エンジンかからないから後ろから押して、しかも周りは警官だらけ。
で、車外に出るとか死亡フラグバリバリだな
”二枚目マネ”のエピソードには考えさせられる。
過去に従軍の経験があり、まじめにバスの料金係として働いていたが
リトル・ゼにプライドや彼女を傷つけられ、家族も殺されたことによりギャングに加わる。
なまじ戦闘訓練を受けただけに、強盗と銃撃の手際もよく
あっという間に頭角を現していく
”ただリトル・ゼに制裁したい。無関係な人間は巻き込まない”という信念のもとに動くマネだが
やがて慣れが彼を変えていく。まあ、それでも良識的なほうでしたが。
しかしラストで意外な落とし穴が...!
日本のドラマでよくあるじゃないか。”復讐は復讐を生む”とか”憎しみはむなしい”とか
よくわかるし、ごもっともですけどね、”相手を許せ”ってこと。
でも映像と展開で見せられるほうが、台詞だけで説明させられるより
ハッとさせられるね。でも、この作品の中ではそれはただの出来事
良いも悪いも無い、単におきただけ。ああいう行為は、それこそ原始時代から
ずーっと人間がやってきたことだろうから、悲しいかな一種の本能なのかもしれない。
肯定するわけではないですよ。
さて、人を撃つのに何の戸惑いも見せないリトル・ゼ。
そんな彼も親友ベネ(マネとかベネとか似た名前多いよなぁ)
にだけは心を許すが、そのベネも命を落としたことから完全にタカが外れる。
それを区切りに組織の勢いも翳りを見せ始めるのだった。
反面、冴えない青年だったブスカペが街の中をうまく立ち回るうちに
チャンスをものにし、成長していくさまは爽快感がある。
悲惨な世の中でも、生きてれば何とかなるもんだと思わせてくれる
不思議と元気になる、そんな作品です。
ま、何とかなると言っても、ブスカペって凄い努力してるとは思うんですけどね。
そう感じさせないのは、キャラクターとかナレーションなんだろうか。
そういうところが、本来とてつもなく悲惨な内容の、この作品を見やすくしているのだろう。
しかし同じ監督の「ナイロビの蜂」って説教臭い社会派ドラマで
僕は全くダメでしたね。メッセージの尊さはわかりますが、映画が好きになれるかどうかは別。
「ブラインドネス」は見てません。どうでしたか、コレ?
映画で描かれるようなハードな世界では全く無いですが、
それでもこれからどうなるんだろうという不安と期待、夢、青春
そんなものを思い出して、しばし遠い目で感慨にふけりました。
そして、今の自分は......まぁ、気楽に頑張ります(笑)
僕はこの映画、凄いとは思ったが、好きというわけではなかった。
恐らくhiroさんからお誘いを受けなければよっぽどでない限り
見直すことは無かったでしょう。hiroさん、そしてmiriさん、ありがとうございました。
そんなわけで今回、再見しましたがテンポのよさと構成力の高さで一気に見終わった。
同じ中南米発の「アモーレス・ペロス」が非常に退屈だっただけにこのスピード感はありがたい。
(最近、ちょっとダレると中断したくなっちゃう。いけませんね、こんな見方)
主人公はナレーターでもあるブスカペだが、真の主人公は登場人物全員を含む”街”かな。
売人の仕事場である部屋だけでも、前は誰々が仕切ってて追い出されて
追い出したヤツもまた消されてっていう歴史がある。
そもそもの始まりである”優しき三人組”の物語もそれだけで一つの作品になりそうなドラマ
ってか、エンジンかからないから後ろから押して、しかも周りは警官だらけ。
で、車外に出るとか死亡フラグバリバリだな
”二枚目マネ”のエピソードには考えさせられる。
過去に従軍の経験があり、まじめにバスの料金係として働いていたが
リトル・ゼにプライドや彼女を傷つけられ、家族も殺されたことによりギャングに加わる。
なまじ戦闘訓練を受けただけに、強盗と銃撃の手際もよく
あっという間に頭角を現していく
”ただリトル・ゼに制裁したい。無関係な人間は巻き込まない”という信念のもとに動くマネだが
やがて慣れが彼を変えていく。まあ、それでも良識的なほうでしたが。
しかしラストで意外な落とし穴が...!
日本のドラマでよくあるじゃないか。”復讐は復讐を生む”とか”憎しみはむなしい”とか
よくわかるし、ごもっともですけどね、”相手を許せ”ってこと。
でも映像と展開で見せられるほうが、台詞だけで説明させられるより
ハッとさせられるね。でも、この作品の中ではそれはただの出来事
良いも悪いも無い、単におきただけ。ああいう行為は、それこそ原始時代から
ずーっと人間がやってきたことだろうから、悲しいかな一種の本能なのかもしれない。
肯定するわけではないですよ。
さて、人を撃つのに何の戸惑いも見せないリトル・ゼ。
そんな彼も親友ベネ(マネとかベネとか似た名前多いよなぁ)
にだけは心を許すが、そのベネも命を落としたことから完全にタカが外れる。
それを区切りに組織の勢いも翳りを見せ始めるのだった。
反面、冴えない青年だったブスカペが街の中をうまく立ち回るうちに
チャンスをものにし、成長していくさまは爽快感がある。
悲惨な世の中でも、生きてれば何とかなるもんだと思わせてくれる
不思議と元気になる、そんな作品です。
ま、何とかなると言っても、ブスカペって凄い努力してるとは思うんですけどね。
そう感じさせないのは、キャラクターとかナレーションなんだろうか。
そういうところが、本来とてつもなく悲惨な内容の、この作品を見やすくしているのだろう。
しかし同じ監督の「ナイロビの蜂」って説教臭い社会派ドラマで
僕は全くダメでしたね。メッセージの尊さはわかりますが、映画が好きになれるかどうかは別。
「ブラインドネス」は見てません。どうでしたか、コレ?
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