Mr.ゴールデン・ボール 史上最低の盗作ウォーズ
Mr.ゴールデン・ボール 史上最低の盗作ウォーズ
GENTLEMEN BRONCOS
2009年 アメリカ映画 フォックス・サーチライト製作
監督・脚本:ジャレッド・ヘス
製作:マイク・ホワイト ジョン・J・ケリー
製作総指揮:ジャレッド・ヘス ジェルーシャ・ヘス ベン・ルクレア
脚本:ジェルーシャ・ヘス
撮影:マン・パウエル
プロダクションデザイン:リチャード・A・ライト
衣装デザイン:エイプリル・ネイピア
編集:ユカ・ルエル
音楽:デヴィッド・ウィンゴ
出演:マイケル・アンガラノ ジェニファー・クーリッジ ジェマイン・クレメント
エクトル・ヒメネス ヘイリー・ファイファー ジョシュ・パイス
マイク・ホワイト サム・ロックウェル
小説家を目指す青年ベンジャミンはライターの養成講座に参加する。
憧れのSF大作家シュヴァリエが講義することを知り、期待に胸を膨らませるが
エドイストぶりに落胆する。このシュヴァリエ、実はスランプの真っ最中で
出すアイデアはことごとく出版社に却下されてしまう有様。
ベンジャミンが提出した短編の出来のよさに驚いた彼は、ストーリーを盗んでしまう。
GENTLEMEN BRONCOS
2009年 アメリカ映画 フォックス・サーチライト製作
監督・脚本:ジャレッド・ヘス
製作:マイク・ホワイト ジョン・J・ケリー
製作総指揮:ジャレッド・ヘス ジェルーシャ・ヘス ベン・ルクレア
脚本:ジェルーシャ・ヘス
撮影:マン・パウエル
プロダクションデザイン:リチャード・A・ライト
衣装デザイン:エイプリル・ネイピア
編集:ユカ・ルエル
音楽:デヴィッド・ウィンゴ
出演:マイケル・アンガラノ ジェニファー・クーリッジ ジェマイン・クレメント
エクトル・ヒメネス ヘイリー・ファイファー ジョシュ・パイス
マイク・ホワイト サム・ロックウェル
小説家を目指す青年ベンジャミンはライターの養成講座に参加する。
憧れのSF大作家シュヴァリエが講義することを知り、期待に胸を膨らませるが
エドイストぶりに落胆する。このシュヴァリエ、実はスランプの真っ最中で
出すアイデアはことごとく出版社に却下されてしまう有様。
ベンジャミンが提出した短編の出来のよさに驚いた彼は、ストーリーを盗んでしまう。
インディーズ映画界から飛び出した「ナポレオン・ダイナマイト」(邦題は「バス男」)
の大好評でアメリカン・コメディー期待の星と言われたジャレッド・ヘス監督の新作。
”言われた”という過去形で表現しているのは、2作目の「ナチョ・リブレ 覆面の神様」も
この「Mr.ゴールデン・ボール」(酷い邦題だ...)も評価が悪かったから。
興行のほうも「ナチョ・リブレ」はジャック・ブラック主演作ということでそれなりのヒットはしたが
こっちはそれもイマイチ。いいところなし、泣きっ面に蜂。
(ちなみにジャック・ブラックも「ガリバー旅行記」が大コケしてスターの地位が危ないとか。
好きなんだけどなあジャック)
結局「ナポレオン・ダイナマイト」だけの一発屋だったのか、この監督は?
そういうのは置いといて僕自身の感想は、おもしろかった。
この監督の作品は「ナポレオン」も「ナチョ」もこれも好きです。
「ナポレオン」のあのユルさをもっと突き詰めた感じ。
だから「ナポレオン」がダメだった人は全く楽しめないと思います、コレ。
(というか、この監督の作品って全部こんな感じだよね)
ダラダラした演出、変な人を出せば笑えるだろうというセンス。
人によってはそう見えるでしょうし、まあ確かに駄作かもしれません。
それでも最低限のストーリーはちゃんとあるし僕はキャラクターに対する愛を感じたよ。
ヒロインの女の子もスッゴイ美人じゃないけど素朴な可愛さがある。
作品の中で一番強烈なのが悪役のシュヴァリエ。
盗作をしておきながら「俺はパクリを許さん」とか言ったりしますが、何故か憎めない。
バレた後もうまいことやってくんだろうな。
また演じる人がベニチオ・デル・トロのソックリさんなんですよ、本人かと見間違えるほど。

ね、ウリふたつでしょ?ジェマイン・クレメントという役者で僕は初めて知りました。
最近注目されてる人らしい。
時折、ベンジャミンの小説が劇中劇として挟まれるのだが、主人公ブロンコを
サム・ロックウェルが演じる。って、あのサム・ロックウェルが、ですよ!

なぜ鹿!?
こんな濃いメンバーに囲まれてちょっと影が薄いけど、
主役であるマイケル・アンガラノは繊細な文系少年を好演。
「ドラゴン・キングダム」でも主人公を演じたんですが、あれはジャッキーとジェットの共演が目玉だったし。
このマイケル君、実はクリステン・スチュワートと長年交際していたラッキーボーイ。
ところが09年初め、クリステンが大ブレイクしてから、徐々にフェードアウトし...
現在、ロバート・パティンソンとクリステンの熱愛ぶりが連日報道されるばかりである。
そんなわけで、優しいけどちょっと押しの弱い男子、というキャラがハマる若手俳優なのです。
インディーズ系では長く活躍すると思うな。

この吹き矢による意味不明ギャグが後々繋がるんです。そうキタか、と。
隣の金髪ロン毛男は「スクール・オブ・ロック」でJBのルームメイトで親友役のマイク・ホワイト。
最初は気づきませんでした。
”正直者は報われる”ととってつけたようなメッセージとともに物語は終わる。
この感想を読んで少しでも興味を持ってくれた人は、広くゆるーい気持ちで楽しんでください。
あと、懐かしいロックが結構かかります。自分はよく知らない曲ばかりでしたが
さすがにブラック・サバスはわかりました。
ジャレッド・ヘス監督はこれからも傑作、ヒット作を作るだけの力量やポテンシャルは
まだまだ十分あると思うので今回の酷評にめげず頑張って欲しい。
少なくともカート・ウィマーよりはまだ何とかなるだろう。
※カート・ウィマーとは
近未来SF「リベリオン」の監督。ガンカタという斬新な銃撃描写が
厨房アクション映画ファンを熱狂させ、一躍、アクション映画のブライテストホープと
一部で期待されたが、チョー駄作「ウルトラヴァイオレット」をつくって失速。
の大好評でアメリカン・コメディー期待の星と言われたジャレッド・ヘス監督の新作。
”言われた”という過去形で表現しているのは、2作目の「ナチョ・リブレ 覆面の神様」も
この「Mr.ゴールデン・ボール」(酷い邦題だ...)も評価が悪かったから。
興行のほうも「ナチョ・リブレ」はジャック・ブラック主演作ということでそれなりのヒットはしたが
こっちはそれもイマイチ。いいところなし、泣きっ面に蜂。
(ちなみにジャック・ブラックも「ガリバー旅行記」が大コケしてスターの地位が危ないとか。
好きなんだけどなあジャック)
結局「ナポレオン・ダイナマイト」だけの一発屋だったのか、この監督は?
そういうのは置いといて僕自身の感想は、おもしろかった。
この監督の作品は「ナポレオン」も「ナチョ」もこれも好きです。
「ナポレオン」のあのユルさをもっと突き詰めた感じ。
だから「ナポレオン」がダメだった人は全く楽しめないと思います、コレ。
(というか、この監督の作品って全部こんな感じだよね)
ダラダラした演出、変な人を出せば笑えるだろうというセンス。
人によってはそう見えるでしょうし、まあ確かに駄作かもしれません。
それでも最低限のストーリーはちゃんとあるし僕はキャラクターに対する愛を感じたよ。
ヒロインの女の子もスッゴイ美人じゃないけど素朴な可愛さがある。
作品の中で一番強烈なのが悪役のシュヴァリエ。
盗作をしておきながら「俺はパクリを許さん」とか言ったりしますが、何故か憎めない。
バレた後もうまいことやってくんだろうな。
また演じる人がベニチオ・デル・トロのソックリさんなんですよ、本人かと見間違えるほど。

ね、ウリふたつでしょ?ジェマイン・クレメントという役者で僕は初めて知りました。
最近注目されてる人らしい。
時折、ベンジャミンの小説が劇中劇として挟まれるのだが、主人公ブロンコを
サム・ロックウェルが演じる。って、あのサム・ロックウェルが、ですよ!

なぜ鹿!?
こんな濃いメンバーに囲まれてちょっと影が薄いけど、
主役であるマイケル・アンガラノは繊細な文系少年を好演。
「ドラゴン・キングダム」でも主人公を演じたんですが、あれはジャッキーとジェットの共演が目玉だったし。
このマイケル君、実はクリステン・スチュワートと長年交際していたラッキーボーイ。
ところが09年初め、クリステンが大ブレイクしてから、徐々にフェードアウトし...
現在、ロバート・パティンソンとクリステンの熱愛ぶりが連日報道されるばかりである。
そんなわけで、優しいけどちょっと押しの弱い男子、というキャラがハマる若手俳優なのです。
インディーズ系では長く活躍すると思うな。

この吹き矢による意味不明ギャグが後々繋がるんです。そうキタか、と。
隣の金髪ロン毛男は「スクール・オブ・ロック」でJBのルームメイトで親友役のマイク・ホワイト。
最初は気づきませんでした。
”正直者は報われる”ととってつけたようなメッセージとともに物語は終わる。
この感想を読んで少しでも興味を持ってくれた人は、広くゆるーい気持ちで楽しんでください。
あと、懐かしいロックが結構かかります。自分はよく知らない曲ばかりでしたが
さすがにブラック・サバスはわかりました。
ジャレッド・ヘス監督はこれからも傑作、ヒット作を作るだけの力量やポテンシャルは
まだまだ十分あると思うので今回の酷評にめげず頑張って欲しい。
少なくともカート・ウィマーよりはまだ何とかなるだろう。
※カート・ウィマーとは
近未来SF「リベリオン」の監督。ガンカタという斬新な銃撃描写が
一部で期待されたが、チョー駄作「ウルトラヴァイオレット」をつくって失速。
スポンサーサイト