スパイ・ゲーム
スパイ・ゲーム / SPY GAME
2001年 アメリカ映画 ユニヴァーサル製作
監督:トニー・スコット
製作:ダグラス・ウィック マーク・エイブラハム
脚本:マイケル・フロスト・ベックナー デヴィッド・アラータ
プロダクションデザイン:ノリス・スペンサー
撮影:ダン・ミンデル
編集:クリスチャン・ワグナー
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ロバート・レッドフォード ブラッド・ピット スティーブン・ディレイン
キャサリン・マコーマック
2001年 アメリカ映画 ユニヴァーサル製作
監督:トニー・スコット
製作:ダグラス・ウィック マーク・エイブラハム
脚本:マイケル・フロスト・ベックナー デヴィッド・アラータ
プロダクションデザイン:ノリス・スペンサー
撮影:ダン・ミンデル
編集:クリスチャン・ワグナー
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ロバート・レッドフォード ブラッド・ピット スティーブン・ディレイン
キャサリン・マコーマック
今年8月に逝去したトニー・スコットは僕も大好きな映画監督でした。
なんですが、この「スパイ・ゲーム」はレンタルされた当初見たっきりでちょうど10年ぶりの鑑賞。
覚えてる場面もあれば、全く記憶にない場面もあり新鮮でした。
見直してみたら、レッドフォード演じるネイサン・ミュアーの落ち着いたかっこよさに魅せられました。
柔和な物腰とジョークも頻繁に使う話術で
アセット(情報提供者のこと、初めて知った言葉です)側も思わず信用してしまいそう。
会議室でブラピ扮するトムとの出会いから自分のもとを離れるまでの経緯を振り返る様子は
まるで、息子との思い出話を語る父親のようであり
「生意気だが理想を持っていた」「才能があった」というトムへの賛辞は
単なる部下への評価ではない、深い愛情を感じました。
とはいえ非情な決断も冷酷な使い捨てもたくさんしてきたネイサン。
たたき上げの熱血漢て感じじゃないハンサムな老紳士
だからこそ余計に影の部分が強調されるという。
一方、トムは任務も成功させたいけど人を犠牲にしたくないので
ネイサンとのコンビを止めるんですが(でも「あんたみたいになりたくない」って台詞はちょっとひどい)
しかし、二人は根っこで繋がり続けていたんでしょうね。
トムの救出は愛弟子を救いたいというのも当然あったでしょうけど
世界の光と闇を見続けたスパイ人生にネイサンは決着を付けたかったのではないか
そんな気がします
いつものことですが音楽について少々書きます。
スコット監督の前作「エネミー・オブ・アメリカ」の音楽をトレヴァー・ラビンと共同作曲した
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズがサウンドトラックを単独で手掛けました。
そしてこの「スパイ・ゲーム」はHGWにとって初のハリウッド大作でもあり
以後、HGWはトニー・スコットの後期作品の音楽を担当し続けることになるのです。
緻密に計算されつくしたシンセビートに痺れる
シンフォニーと悲しげなボーイ・ソプラノのヴォーカルを経て
カッコイイデジタルロックで締めるというこの作品のサントラを総括するような楽曲です。
ちなみに日本語吹替版はレッドフォードに野沢那智、ピットに山寺宏一という
声優界のベテランと若手、それぞれを代表するハンサムヴォイスの共演です。
生前、野沢氏は山寺氏の演技と才能について「彼は凄いものを持ってる」と
非常に高く評価していたそうです。
師弟の間で受け継がれる技とプライド。どんな場所でもそうでしょうけど、
当然、吹替の世界にも存在するのです。
なんですが、この「スパイ・ゲーム」はレンタルされた当初見たっきりでちょうど10年ぶりの鑑賞。
覚えてる場面もあれば、全く記憶にない場面もあり新鮮でした。
見直してみたら、レッドフォード演じるネイサン・ミュアーの落ち着いたかっこよさに魅せられました。
柔和な物腰とジョークも頻繁に使う話術で
アセット(情報提供者のこと、初めて知った言葉です)側も思わず信用してしまいそう。
会議室でブラピ扮するトムとの出会いから自分のもとを離れるまでの経緯を振り返る様子は
まるで、息子との思い出話を語る父親のようであり
「生意気だが理想を持っていた」「才能があった」というトムへの賛辞は
単なる部下への評価ではない、深い愛情を感じました。
とはいえ非情な決断も冷酷な使い捨てもたくさんしてきたネイサン。
たたき上げの熱血漢て感じじゃないハンサムな老紳士
だからこそ余計に影の部分が強調されるという。
一方、トムは任務も成功させたいけど人を犠牲にしたくないので
ネイサンとのコンビを止めるんですが(でも「あんたみたいになりたくない」って台詞はちょっとひどい)
しかし、二人は根っこで繋がり続けていたんでしょうね。
トムの救出は愛弟子を救いたいというのも当然あったでしょうけど
世界の光と闇を見続けたスパイ人生にネイサンは決着を付けたかったのではないか
そんな気がします
いつものことですが音楽について少々書きます。
スコット監督の前作「エネミー・オブ・アメリカ」の音楽をトレヴァー・ラビンと共同作曲した
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズがサウンドトラックを単独で手掛けました。
そしてこの「スパイ・ゲーム」はHGWにとって初のハリウッド大作でもあり
以後、HGWはトニー・スコットの後期作品の音楽を担当し続けることになるのです。
緻密に計算されつくしたシンセビートに痺れる
シンフォニーと悲しげなボーイ・ソプラノのヴォーカルを経て
カッコイイデジタルロックで締めるというこの作品のサントラを総括するような楽曲です。
ちなみに日本語吹替版はレッドフォードに野沢那智、ピットに山寺宏一という
声優界のベテランと若手、それぞれを代表するハンサムヴォイスの共演です。
生前、野沢氏は山寺氏の演技と才能について「彼は凄いものを持ってる」と
非常に高く評価していたそうです。
師弟の間で受け継がれる技とプライド。どんな場所でもそうでしょうけど、
当然、吹替の世界にも存在するのです。
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